モンキー・D・ルフィ

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モンキー・D・ルフィ - (2012/12/06 (木) 18:43:41) の編集履歴(バックアップ)



「海賊王に おれはなる!!!!」

週刊少年ジャンプで連載中の尾田栄一郎作の漫画『ONE PIECE』の主人公。17歳。
同作は60巻で初版320万部発行という日本記録を樹立。
累計発行部数は約2億3千万部(2011年5月上旬、国内のみで換算)という化け物じみたすごい作品である。

麦わら海賊団の船長にして、食べると“能力者”になる「悪魔の実」*1の一つ・「ゴムゴムの実」を食べたゴム人間である。
そのためか自分の腹が文字通り膨れるくらいの量を食べる大食い
普段はあまり頭はよくない(というより細かい事を気にしたり理解するのが苦手)が、
食べ物の事となると急に頭が働く。しかも1日5食が基準らしい。
トレードマークは恩人にして赤髪海賊団の船長・シャンクスより預かった麦わら帽子。身内や仲間や友達以外に触られると激怒する。
その為、ルフィの海賊としてのあだ名は「麦わら」である。
仲間のロロノア・ゾロやウソップとは異なり、「ルフィ」という名前は作者の思い付きであり、元ネタや深い意味は無い。
声優は『ドラゴンボール』のクリリンや『ロックマンDASH』シリーズの主人公ロック・ヴォルナットなどでもお馴染みの田中真弓氏。
またTVシリーズ開始以前に製作・上映された短編映画『ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック』では高乃麗氏が演じている。
ニコニコ的には『遊☆戯☆王』のインセクター羽蛾の人と言えばそのテのユーザーにはほぼ通じるだろう。

普段は常にニヘラっとした笑顔でいる事が多く、彼を良く知る人物ですら何を考えてるのか、その真意を掴みあぐねる事が多い。
底抜けの楽観主義者で、後先を考えない行動が周囲の怒りを招くこともしばしば。
しかし「許せないこと」を目にした時は怒りの形相や叫び、「一番大切な事」を突く発言をする。
考えるより先に体が動くタイプで、抜群の行動力と突進力を持つ。
決して一人では航海が出来ない事を自覚している為、仲間のことを誰よりも頼りにし、大切に思っている。
故に仲間からの信頼も厚い(ただ、過去のトラウマによる若干の依存心も含まれている)。
思ったことは全て口に出して言ってしまうためか、作中ルフィ自身によるモノローグ描写は殆ど存在しない。

あからさまなボケ役。しかし、相手がボケたりするとその空気に呑まれツッコミをすることもある。
また人の名前を覚えるのが苦手である為、見たままのあだ名をよくつけるのも特徴
同時に、「デカっパナ」「ケツアゴ」など、他人の身体的特徴を攻撃するのにためらいがない
そして、宴が大好き。とにかくよく食べ、物語が進むと「寝ながら食事をする」特技を習得するほど。
さらに、見た目どおり恋愛沙汰には無知で朴念仁、お色気の類も通用しない。
男女問わず相手を虜にする女能力者に対してもまったくの無反応であり、
その後求婚されても別れの際には今までのことにお礼を言った上で「結婚はしねぇ!」とぶった切った。ひでえ。

戦闘スタイルは、幼い頃の荒行によって得た打たれ強さと格闘センス、ゴム人間であるという特性を存分に活かした格闘技で戦っている。
また、頭の切り替えの早さも戦闘力の高さに繋がっている。
+ 戦闘スタイル
ゴムであるが故に、両手両足から、骨、内臓に至るまで全身あらゆる部位が自在に伸び縮みし、
打撃攻撃・関節技は勿論、電気による攻撃も基本的に通用しない。
打撃と言ってもただ単に殴る蹴るだけではなく、海軍支給の拳銃やマスケット銃程度の銃弾や大砲の弾も通用しない。空気を吸って風船のように膨らみ巨大な盾にもなれる。
そのため基本的に徒手空拳ながらリーチが極めて長く、単純な殴り合いではまず倒されない。
また、そんな体のせいか致命傷を負っていても大好物の肉を食べることで回復する描写が見られる。
一見チートに見えるが、打撃が効かないだけなのでや針のような尖った武器での刺突、熱攻撃などは効く
を使う能力者も「電熱」を使うという手段で攻撃を加えた)し、
基本的にゴム=衝撃を軽減するものであるため、打撃であっても道具や技術次第でかなり軽減はされるものの
ダメージ自体は与えられなくもないと思われる。
またなんだかんだ言っても実際には殴られてダメージを受けてる描写も少なくない。
まぁその多くはギャグ描写で仲間から殴られ怪我をするのが多いが。
また、祖父の「愛ある拳」で殴られた時や、「覇気」を伴った打撃では普通にダメージを受けている(覇気に関しては後述)。

基本技は腕を思いっきり後ろに伸ばした後、戻ってきた反動を利用して殴り抜けるゴム人間ならではの技「ゴムゴムの銃(ピストル)」。(イメージ的にはかの「ゴムパッチン」が近い。)
これを始め多彩な技を持つが、どれも「ゴムゴムの○○(武器や防具の名前が入る)」というネーミング。


ちなみに「自分の体がどこまで伸びるか」については修行することで成長するらしい。
また悪魔の実はただ食えば強くなるというものではなく、鍛錬して研ぎ澄ますことで強くなるとも作中では述べられていた。
作中でもゴム人間化の応用として、「ギア2」「ギア3」が存在する。
ギア2(セカンド)
両足をポンプにして血流を加速させることでパワーアップし、使用中は湯気が出る。
常人なら心臓が張り裂けるほどの血液の流れにより、普段とは比べモノにならないパワーを引き出せる。
運動神経も飛躍的に上昇し、地面を瞬間的に10回以上蹴り、視認すら難しいほどの高速移動をも可能にした。
ゴム人間だからこそ異常な高血圧に耐えられるのだが、それでも負担が大きく寿命が縮みかねないことを示唆されている。
ぶっちゃけ界王拳
ちなみにこれ以外のシーンでも「奇跡」の代償として寿命を10年犠牲にしたりと、ルフィが長生きできないことを
示すような描写は多い。ちなみにこの状態だと従来の技名にJETが付く(例:ゴムゴムのJET銃乱打)。
ギア3(サード)
骨に空気を吹き込むことで、体の一部を巨大化させ攻撃する。
単純なパワーだけならばギア2を遥かに上回る反面、スピードは通常時以下になるため一種の博打技。
また使用後は反動で体が縮んでしまい、しばらく元の姿に戻れない。
……速さも力も上がるギア2より使い勝手が悪いように見えなくもない。実際ギア2の方が多用されているし。
まあ、寿命を削るギア2と縮むだけのギア3では後者の方がリスクは少ないようだが。

ちなみにギア2とギア3は原理が違うので同時使用も可能だが、
ギア2使用時に掛かる負担が更に増加するためトドメくらいにしか使えない。

また「覇気」と呼ばれる所謂「気迫」の一種を使える。
ただし自在にコントロールはできず、無意識下で発動させる事が多い。
+ 「覇気」って何?
「覇気」とは全ての人間に存在するものである。
大半の人間はその力を引き出す事ができない、もしくはその存在を知らないまま終わる事が多いが、
海賊の中でも強豪に位置する大海賊や幹部クラスの海軍将校はこれをある程度は自在に扱える者が多いらしい。

基本的に「見聞色」「武装色」「覇王色」の3種類に分類される。

「見聞色」は相手の気配をより強く感じる力で、高めれば自分の視界にいない敵の存在・行動を感知する事が可能になる。
空島の人間は「心綱(マントラ)」という名前でこれを使用していた。
「武装色」は見えない鎧を着る様な力で、防御力を高めるのはもちろん、さらに高める事で攻撃力も強化が可能。
また悪魔の実の能力を実体としてとらえる事も可能になり、弱点をつく以外では自然系の能力に対抗できる唯一の方法。
自身だけでなく剣、さらには弓矢のような遠隔攻撃用の武器にもまとわせる事が可能。
最後の「覇王色」は相手を威圧する覇気で、弱い者であればこの気迫だけで気絶、戦意を喪失させる事が可能。
他の2つと違って数百万人に一人しか持つ事ができない覇気であり、大きく名を上げる人物は
大抵この覇気を身につけているらしい。

ルフィは前述の通り自在なコントロールはできなかったが、
頂上戦争後に海賊王ロジャーの船の元副船長シルバーズ・レイリーの修行を受け、
2年後にはかなりコントロールが可能になっている。
弱点は悪魔の実を食べた能力者が共通して持つ「泳げない」(カナヅチどころか力を奪われ身動き一つ取れなくなる)事と、
騙し戦法を用いる相手で、特に暗示催眠術には簡単に引っかかる。
尤も、ルフィは元々カナヅチだったが(アニメ版ではゴムゴムの実を食べる前は泳ぐのが得意だった)。
また、泳げないという特性のため『グランドバトル』等のコンプゲーでは水に落下すると大ダメージ(およそ2割)を食らってしまう。

ミドルネームの「D」は何らかの意味があるものらしく、ミドルネームに「D」がつく者はルフィ以外も必ず重要キャラとなっており、
作中にも“「D」の一族”、“「D」の意志”などといったフレーズが出てくるが、現時点における詳細は不明。

(以上、Wikipediaより抜粋、改変)

ここまで読めば大体予想はつくと思うが、色々と孫悟空の影響を受けているキャラクター。
作者が『ドラゴンボール』大好きだから当たり前なのだが。実際に悟空と共演したこともある
尤も基本的に一人で戦う悟空に対し、ルフィは集団戦の指揮も行ったり、
技の殆どは自分で編み出したものだったり、仲間を失うと悟空はキレる一方でルフィは落ち込んだり、
より強い奴と戦いたい」悟空に対してルフィは「もっと冒険がしたい」性格だったりと、
細かいところになるとかなり違いが出てくる。
また戦闘においても、戦闘力がインフレしていった『ドラゴンボール』に対し、
たまに相性で強敵に勝利したりと、能力漫画的な側面も若干持っている。
そもそもずっと前に登場したキャラが再登場して活躍するなんて事はこの漫画において多々ある為、
ルフィ達の活躍が再登場したボスキャラや前々から名前や存在だけが確認されていた新キャラの影に隠れることも……。


ゲーム内での性能

ここでは『ジャンプアルティメットスターズ』(以下JUS)における性能を記載する。

長いリーチとラッシュが強みの中距離主体のキャラ。
アビリティとして打撃耐性を持つため割と打たれ強いのも強み。通常技や必殺技に連打で強化できる技が多く、
特に前進しながらパンチを浴びせる6コマの必殺技「ゴムゴムの銃乱打」は、
技がつながりやすい上に連打で長期間相手を拘束できるためリングアウト性能がとても高い。
7コマ以降ではギア2状態となり、通常技が全体的に強化される。
但し、機動力には欠ける上に全体的に技の隙が大きく、
さらに原作通り斬撃には弱いため、敵との距離には気を配る必要がある。
一度自分のターンを握ったら絶対に離さない勢いで攻め続けよう。
余談だがこの人の攻撃も原作通り打撃扱いであるので、弱点にはならない。


MUGENにおけるモンキー・D・ルフィ

オキ氏による手書きキャラ(あまきち氏が中断したものを引継)の他、
JSS並びにJUSのドットを元にしたキャラ、計三つが制作・公開されている。
いずれもあまり強いAIは搭載されていない為、動画に出演しても活躍する機会は少ない。

出場大会



*1
+ 「悪魔の実」について
原理は不明(一説には「海に忌み嫌われるから」とも)だが、実を食べるとカナヅチになる代わり能力者になれる。
一人ひとつしか食べられず、ひとつの悪魔の実を複数の人間が食べる事も出来ない。
大別して「超人(パラミシア)系」「動物(ゾオン)系」「自然(ロギア)系」の3種類がある(この読みにも深い意味は無いらしい)。

超人系はルフィの「ゴムゴムの実」のように、能力者の肉体を強化するが原型を留めているもの。
最もバリエーションが多く、ゴムゴムの実以外では体がバラバラになったり
広範囲の敵を一瞬で石化させたり(「男女問わず相手を虜にする女能力者」)、
全身から致死性の猛毒を発したり、他には透明人間などがある。

動物系は動物に変身できる。純粋な肉体強化に最も優れた系統と言われ、
基本的に変身前の形態、変身後の形態、変身前と後の混合形態の三パターンに変異可能。
(ただし、動物系能力者であるルフィ海賊団の船医、チョッパーはランブルボールと呼ぶ丸薬により
 更に四パターンの変身を可能にした)
同じ名前の実が複数あり、モデルによって派生が存在する(イヌイヌの実ならダックスフンド、ジャッカルオオカミなど)。
(なお、名前は人間が付けたものであり、同じ名前といっても悪魔の実的には全然別の実である)
肉食系の動物モデルの能力者は凶暴性が増す性質がある。
また、恐竜など古代生物になる「古代種」と呼ばれるタイプや「炎の鳥」など空想上の生物になる「幻獣種」など
希少なタイプも多く、「覚醒」した動物系の能力者は異常ともとれる回復力とタフさを持ち、一度撃退してもすぐに復活することができる。

自然系は能力者の体を自然現象そのものにする。
要は、形態自在のマグマになったり、全身が氷や炎や砂になる等して当たり判定が無くなるようなアメコミじみた連中である。
落として島一つ消し飛ばしたり、光速で動いたり、と倒せないどころかまともに戦えないチ-t(ry…レベルの猛者が揃っている。
しかし、砂の場合水(液体)で固まると殴られたり、雷の場合ゴムに電導できなかったりと、
元となる性質にある程度能力も準拠するため、それらがそのまま弱点となりうることも少なくない。
弱点である海のエネルギーを固形化した物質での攻撃や、覇気を宿した攻撃も通用する一方、
逆に覇気を纏ってダメージを緩和することもできるようである。
また、上位種と下位種があるようで、例えば炎人間でもそれを上回るマグマ人間には(一方的に)負けてしまうようである。
なお覇気は一種の集中力も必要であり、気をそらすと発動できない。