NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

赤鉄シリーズ

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nier_rein

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赤鉄の小剣

とある国で一人の鍛治師が店を営んでいた。
彼にはよき競争相手がおり、互いにその技を磨きあっていた。

しかし、ある時から相手との実力に差が開き始めてしまう。
鍛冶師の店からは徐々に客足が遠のいていった。

鍛治師は相手に後れてなるものかと必死に腕を磨いたが、
何年経っても埋まらない実力差に絶望した。

「お前さえいなければ……」
彼を妬き、彼を焼いた炎で鍛えた剣には羨望の炎が宿っていた。

武器種 小型剣 レアリティ ★★   
属性 シリーズ 赤鉄
EN Crimson Shortsword


赤鉄の槍

とある軍に数百の戦場を生き抜き、伝説と呼ばれる一人の兵士がいた。彼が伝説と言われる所以は、屈強な肉体と華麗な槍捌き、そして火の力を宿す不思議な槍にあった。

槍に宿された火の力は凄まじく、飛んでくる矢や弾でさえ焼き尽くした。そして今日もまた、彼の働きでひとつの村を焼き滅ぼす。この槍と彼さえいればどんな戦いにでも勝てると軍は湧きあがった。

その夜、宴の席で仲間たちは彼に戦場で生き抜く秘訣を尋ねた。彼は自慢気に「いかに強力な武器と言えど、それを自在に操るだけの技量がなければ意味がない。大事なのは日々の修練だ」と答える。

しばらくのち、彼の軍はあっけなく全滅した。原因は、焼き滅ぼした村に蔓延していた疫病だった。その噂を聞いた民衆は「大事なのは病にかからない健康な身体づくりだ」と教訓にしたという。

武器種    レアリティ ★★   
属性 シリーズ 赤鉄
EN Crimson Spear


赤鉄の大剣

とある村は竜による被害を受けていた。屈強な男たちが退治しようと試みたが、竜の吐く炎はあらゆるものを焼き尽くし、誰も近寄ることができなかった。

このままでは村が滅びかねない。村人たちがどうしたものかと苦悩していると、炎の力を宿す大剣を使い、数々の魔物を倒しているという凄腕剣士の噂を耳にする。

その剣ならば竜の炎にも耐えうるかもしれないと、村人たちは剣士を探し出し、藁にも縋る思いで彼に竜の退治を依頼した。彼は自信あり気にその依頼を引き受けた。

彼らの思惑通り、その大剣は竜から放たれる炎を見事に防いだ。しかし、大剣と共に竜の炎を受けた剣士は跡形もなく灰となって消えてしまった。

武器種 大剣  レアリティ ★★   
属性 シリーズ 赤鉄
EN Crimson Greatsword


赤鉄の篭手

その男は人を殴っていた。
これまで暴力だけで生きてきた。そんな人生を変えたいと思った彼はなけなしの金で手甲を買い、地下闘技場で格闘家となった。

その男は人を殴り続けた。
燃えるように熱い右拳での一打を得意技に次々と相手を打ち負かし、賞金を手にすることで次第に裕福になっていった。

その男は人を殴るのを止めた。
裕福になったことで、いつしか愛する人や守るべき娘たちを持った男は、暴力以外の何かで家族を幸せにしたいと考えた。

その男は再び人を殴っていた。
「悪行を白状させるために殴る、これは暴力ではなく正義だ」
そう答えた彼は拷問官となり、今日も笑顔で人を殴る。

武器種 格闘  レアリティ ★★   
属性 シリーズ 赤鉄
EN Crimson Gauntlet


赤鉄の杖

一人の少年が、門の前で泣いていた。彼は名門と呼ばれる魔法学校への入学を目指していたが、とにかく貧乏で、ろくな魔道具すら持っていなかったため、入学を拒否されたのだった。

少年は夢を諦めるつもりはなかった。そのためにも、まずは魔道具を手に入れなければ……彼は苦肉の策として学校に忍び込み、ゴミ置き場に捨てられている、薄汚れた杖を手に入れた。

数年の時が経ち、少年は魔法学校を首席で卒業する。そして、その栄誉を称えられて、学校から立派な杖が贈られた。彼はついに薄汚れた杖を捨て去り、名実ともに魔術師の道を歩みだした。

さらに数年の時が経ったのちに、多くの者に将来を期待された一人の魔術師が自殺してしまったという。なんでも彼は薄汚れた杖を捨てた以降、まったく魔法が使えなくなってしまったそうだ。

武器種    レアリティ ★★   
属性 シリーズ 赤鉄
EN Crimson Staff


赤鉄の銃

とある軍隊に三人の兄弟がいたが、ある時、上官から勝ち目のない戦場への出撃を命令されて出兵した。しばらくして、三男だけが無事に帰還したので、上官は話を聞いてみることにした。

戦場に赴く途中、兄弟たちは商人と出会ったそうだ。商人は彼らの境遇を憐れみ、三丁の銃をくれたという。慎重な性格の長男は照準器のある銃を、力自慢の次男は口径の大きな銃を選んだ。

弱気な三男は兄たちに意見することができず、見るからに何の変哲もない銃を選ぶよりほかなかったという。兄弟たちは商人から受け取った銃を携え、戦場へと赴いたそうだ。

「何の変哲もない銃で、なぜ君だけ生き残れたのかね?」上官がそう問いかけると、三男は言った。「どれだけ撃っても弾が切れない、魔法の銃だったんです」

武器種    レアリティ ★★   
属性 シリーズ 赤鉄
EN Crimson Pistol
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