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黒鉄の小剣
力では駄目なんだ。
平和な世を築くには、力に頼るわけにはいかない。
平和な世を築くには、力に頼るわけにはいかない。
力で圧し潰しては、新たな争いの種になる。
復讐、報復。血で血を洗う争いが、未来永劫繰り返されてしまう。
復讐、報復。血で血を洗う争いが、未来永劫繰り返されてしまう。
だから、恐怖を。余計な気など起こさぬように。
震え、痺れ、竦み上がらせ、その心を縛る呪いを。
震え、痺れ、竦み上がらせ、その心を縛る呪いを。
王として、もう誰にも血を流させる訳にはいかない。
これで、これで良い筈なんだ……そうだろ……父さん……?
これで、これで良い筈なんだ……そうだろ……父さん……?
武器種 | 小型剣 | レアリティ | ★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 黒鉄 |
EN | Ebon Shortsword | ||
黒鉄の槍
逢引、出逢、運命、歓喜、始点、邂逅、遭遇、発見、開始、狂喜、愉悦、幸運、歓心、始動、天運、会遇、冥加、対面、際会、序開、遭着、僥倖、発端、出始、交差、幕明、至福、会合、奇跡、対顔、恩寵、愉楽、必定、水端、神助、芽吹、快事、天命、因縁、……
……愛縁、交際、抱擁、最愛、寵愛、深愛、希望、相関、愛着、情炎、誓約、約束、愛慕、執心、恋情、偏愛、溺愛、関係、恋仲、理想、激愛、慈愛、恋慕、愛染、愛想、愛執、親愛、熱愛、親密、恋愛、愛好、接吻、嗜好、思慕、熱情、情火、発熱、慕情、……
……阨困、障壁、問題、困難、波乱、支障、難事、苦悩、障害、悲運、重苦、悲哀、苦難、厄介、憂鬱、慟哭、哀惜、後悔、苦悶、業苦、苦痛、悲嘆、哀傷、哀哭、差支、異常、憂苦、災禍、不幸、悩乱、困苦、厄難、痛事、悲境、妨害、辛苦、惨禍、艱難、……
遺体へと添えられたその手記は、「穢行」の二字で締められていた。
武器種 | 槍 | レアリティ | ★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 黒鉄 |
EN | Ebon Spear | ||
黒鉄の大剣
少女はずっと、暗闇の中に居た。
暗黒に支配された牢獄にただ一人、何年も。
時間さえ見失う暗闇で、時が過ぎるのをただ待っていた。
暗黒に支配された牢獄にただ一人、何年も。
時間さえ見失う暗闇で、時が過ぎるのをただ待っていた。
定期的に与えられる食事の時だけは、少女も光を見る事が出来た。
僅かに開いた扉から、眩い光と共に与えられる食事。
少女はその一瞬の光に縋る様に、ずっと生きてきた。
僅かに開いた扉から、眩い光と共に与えられる食事。
少女はその一瞬の光に縋る様に、ずっと生きてきた。
与えられた食事を綺麗に平らげ、再び光が射す時を待つ。
それが少女の生活、それ以上の出来事は何もない。
ある日、少女の生活を知った男が同情し、少女を救いに現れた。
それが少女の生活、それ以上の出来事は何もない。
ある日、少女の生活を知った男が同情し、少女を救いに現れた。
開け放たれた扉から、男の手が少女へ差し伸べられる。
少女は迷う事なく、その手へと嚙み付いた。
男を綺麗に平らげて、少女はまた、次の光を待ち望む。
少女は迷う事なく、その手へと嚙み付いた。
男を綺麗に平らげて、少女はまた、次の光を待ち望む。
武器種 | 大剣 | レアリティ | ★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 黒鉄 |
EN | Ebon Greatsword | ||
黒鉄の篭手
ある貴族の家に生まれた僕は、有り体に言って落ちこぼれだった。
同じ血を分けた兄さんと比べれば、その格差は残酷な程に。
父さんも母さんも、それが酷く気に食わなかったらしい。
同じ血を分けた兄さんと比べれば、その格差は残酷な程に。
父さんも母さんも、それが酷く気に食わなかったらしい。
一対多でも戦果を上げる兄さんと、一対一さえままならない僕。
頑健な兄さんに比べ、僕は生まれつき身体が弱かった。
自分の血と認めたくない父さんは、誰の子だと母さんを罵った。
頑健な兄さんに比べ、僕は生まれつき身体が弱かった。
自分の血と認めたくない父さんは、誰の子だと母さんを罵った。
軍略においても、僕は兄さんにまるで及ばなかった。
同じ様に育てた筈の兄弟に、これ程の差異が生まれてしまった事。
母さんはその事実から眼を背け、僕の存在からも眼を背けた。
同じ様に育てた筈の兄弟に、これ程の差異が生まれてしまった事。
母さんはその事実から眼を背け、僕の存在からも眼を背けた。
生まれた事を認められず、生きている事も認められないのなら。
誰も、僕の存在を認めないというのなら。
血に汚れたこの手も、この血が示す罪も、存在しない筈だ。
誰も、僕の存在を認めないというのなら。
血に汚れたこの手も、この血が示す罪も、存在しない筈だ。
武器種 | 格闘 | レアリティ | ★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 黒鉄 |
EN | Ebon Gauntlet | ||
黒鉄の杖
神へと捧げられた少年がいた。
暗い洞穴の奥深く、祭壇に縛り付けられた少年。
それは神の怒りを収める為の贄だった。
暗い洞穴の奥深く、祭壇に縛り付けられた少年。
それは神の怒りを収める為の贄だった。
少年は人々を恨みはしなかった。
自分一人の犠牲で、より多くの人間が生きられる。
数字の上で正しい事は明らかだと、そう思っていた。
自分一人の犠牲で、より多くの人間が生きられる。
数字の上で正しい事は明らかだと、そう思っていた。
そして、少年は少し楽しみでもあった。
人前に姿を現さない神の姿を、自分だけが目に出来る。
それだけで少年は満足だった。
人前に姿を現さない神の姿を、自分だけが目に出来る。
それだけで少年は満足だった。
しかし、神が少年の前に姿を現すことは無かった。
祭壇に縛られて数日、意識が朦朧としていた少年は、
現れた獣を神と思い込み、満ち足りた顔のまま喰い殺された。
祭壇に縛られて数日、意識が朦朧としていた少年は、
現れた獣を神と思い込み、満ち足りた顔のまま喰い殺された。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 闇 | シリーズ | 黒鉄 |
EN | Ebon Staff | ||