【マリオカート7】

マリオカート7 とは、【ニンテンドー3DS】用のゲーム。

概要

マリオカート7


他言語

Mario Kart 7 (英語)

ハード

【ニンテンドー3DS】

メディア

3DSカード

ジャンル

アクションレース

発売元

任天堂

開発元

任天堂
レトロスタジオ

プロデューサー

紺野秀樹
大八木泰幸

ディレクター

矢吹光佑
白岩祐介(プログラムディレクター)

プレイ人数

1~8人

発売日

・パッケージ版
2011/12/01 (日本)
2011/12/04 (北米)

・ダウンロード版
2012/11/01 (日本)

値段

4,571円(税別)

レーティング

CERO:A(全年齢対象)
ESRB:E(全年齢対象)

最新バージョン

Ver.1.2

対応機能

すれちがい通信
ローカル通信
インターネット通信

シリーズ

マリオシリーズ

日本販売数

301万本

世界販売数

1897万本

【ニンテンドー3DS】向けに発売されたマリオシリーズの1本。
そのタイトル通り、家庭用ゲーム機向けに発売された『マリオカートシリーズ』の7作目にあたる作品。
シリーズでは初のナンバリングタイトルになった。
新要素として「カスタマイズ」が登場し、マシンのフレーム・タイヤ・グライダーのパーツを選んで自分だけのカートを作成する事ができる。
【マリオカートWii】にあったバイクは存在しない。
コース面では3つのセクションに区切られたチェックポイント制のロングコースが新たに実装された。

本作は【ゼルダの伝説 スカイウォードソード】の長期開発による人手不足により、任天堂だけでなくレトロスタジオも開発に協力。そのため【ドンキーコング リターンズ】をモチーフにしたコースが登場しており、一部のスタッフゴーストはレトロスタジオのスタッフが担当している。

長らくVer.1.1で更新が止まっていたが、2022/12/14(水)に更新データVer.1.2が配信された。これは更新データVer.1.1から約10年ぶりである。
このアップデートはネットワークの脆弱性への対応と見られている。(参照)

ゲームシステム

  • 陸・海・空に広がったレース
    本作は陸上だけでなく、空と海の2つもレースの舞台として走れるようになった。
    特定のジャンプ台から飛び立つとカートからハンググライダーのようなものが広がり、空を飛べる。上を押すと上昇し、下を押すと下降する。うまく上下させると遠くまで飛ぶことができる。それに伴い、タル大砲に入っても無敵状態にならなくなった。また、グライダーはカスタマイズが可能。
    水中に突入するとカートの背面からスクリューが出現し、水中を溺れず走行が可能に。そのため、水中モチーフのコースが増えている。反面、ジュゲムの出番が減っている。
  • カスタマイズ
    カートがフレームタイヤグライダーの3つのパーツに分かれるようになり、自分でお気に入りの組み合わせで走れるようになった。
    フレームは17種類、タイヤは10種類、グライダーは7種類存在し、性能なども異なっている。
  • コインの用途
    コインが復活し、レースでは1レースにつき10枚まで保持する事が出来る。最高速度が少し上がる他、集め続けるとカスタマイズパーツがアンロックされていく。
    尚、コインが0枚の時に相手に接触してもスピンはしない。
  • スーパーミニターボの変更点
    『マリオカートWii』で追加されたスーパーミニターボは、本作では制約無しで使用できる。
  • ハンドル操作
    本作は3DS本体のジャイロセンサーを使っており、本体を傾ける事でハンドル操作も行える。利用はジャイロセンサーを使用するように設定し、十字ボタンの上でドライバー視点(主観視点)にする必要がある。
  • セクション制のコース
    従来のようなサーキット場のような周回をするコースだけでなく、それぞれのチェックポイントを通過してゴールを目指す3セクション制のコースが新たに追加された。セクション制のコースは1周で終わる。
  • すれちがい通信
    すれちがい通信の設定をしておけばすれ違った人とグランプリやタイムアタックで競い合う事ができる。

キャラクター

『マリオカートWii』より人数は減っており、初期キャラクターには【スーパーマリオカート】と同じ8人が選ばれている。

初期キャラクター

隠しキャラクター

  • 【ヘイホー】
    超軽量級。ダウンロードプレイかつソフトが無いプレイヤーは、操作キャラが彼に固定される。
  • 【ジュゲム】
    超軽量級。プレイヤーキャラは区別のためか甲羅が赤くなっている。
  • 【Mii】
    身長や体重を問わず中量級で固定されている。

お邪魔キャラ

その他

【カート】(フレーム)

選んだドライバーによってフレームサイズが決まり、食らい判定の大きさも変化する。

ゲームモード

  • ひとりで
    1人でグランプリやタイムアタックをプレイする。
  • グランプリ
    キャラクターを1人選んで最大8人でグランプリカップの総合得点を競うレース。
    排気量は50cc、100cc、150cc、ミラー(隠し)の4種類。
  • タイムアタック
    1人で、1つのコースのタイムを競う。
    すれちがい通信で出会った人とゴーストで戦うことができる。
  • ふうせんバトル
    制限時間内に相手の風船をたくさん割ってポイントが多い方が勝ち。風船は最初から5個ついており、アイテム使用時以外の自力での補給は不可能。風船が全て無くなるとポイントが最大3減ってから復活する。
    個人戦とチーム戦がある。本作のチーム戦では仲間にも攻撃できてしまうので注意。
  • コインバトル
    制限時間内にコインをたくさん集めてコインが多い人が勝ち。上限は10枚。
    こちらも個人戦とチーム戦がある。チーム戦はふうせんバトル同様、仲間にも攻撃できてしまうので注意。
    このモードで集めたコインでパーツ開放はされない。
  • みんなで
    ローカル通信で最大8人まで対戦可能。ダウンロードプレイも行える。
    「ふうせんバトル」と「コインバトル」はこちらでも行える。
  • VS
    2-8人で好きなコースを走るモード。今回は通信プレイ専用。
  • インターネットで
    インターネットを使い世界中で対戦可能。
  • せかいのだれとでも
    ランダムマッチ。
  • フレンドやライバルと
    フレンド、最近対戦したプレイヤー、すれちがい通信で遭遇したプレイヤーとマッチングする。
  • コミュニティ
    対戦ルールや条件を決めたコミュニティに入ってマッチングする。1プレイヤーに付き8つまで作成可能。
  • マリオカートチャンネル
    前作から引き続き登場。今回は通信管理用の内蔵モードとなっている。
  • いつの間に通信
    いつの間に通信でゴーストを受信する。最大7人のゴーストと同時に走る事もできる。
  • すれちがい通信
    すれちがい通信ですれちがった相手のゴーストを受信する。すれちがった相手はグランプリに出てくる事もある。

アイテム

☆が付いているアイテムは装備可能。

  • バナナ
    踏んだカートをスピンさせる。置いたり投げる事が出来る。防御にも使用可能。
  • トリプルバナナ
    3本のバナナをカートの後ろに装備する。
  • ミドリこうら
    直進するノコノコの甲羅を投げる。前後に投げ分け可能。
  • トリプルミドリこうら
    3個のミドリこうらがカートの周りを回る。
  • アカこうら
    前方の相手を追尾する甲羅を投げる。後方発射すると直進する。前方に投げた場合は空を飛ぶ事もある。
  • トリプルアカこうら
    3個のアカこうらがカートの周りを回る。
  • 【トゲゾー】こうら
    コースに沿って地上を高速移動し、1位のカートの近くまで来ると空中から爆撃する。
  • ダッシュキノコ
    カートを加速させる。トゲゾーこうらを回避する事も出来る。
  • トリプルダッシュキノコ
    ダッシュキノコを3回使用できる。タイムアタックではこれを持ってスタートする。
  • パワフルダッシュキノコ
    一定時間ダッシュし続ける事が出来るキノコ。
  • サンダー
    相手全員を小さくする。上位にいる程元に戻るまでの時間が長くなる。無敵状態の相手には効果が無い。
  • スーパースター
    一定時間無敵状態になり、最高速度が少し上がる。
  • 【ゲッソー】
    自分より前を走っている相手に墨をかけて視界を塞ぐ。一定時間が経過するかダッシュプレートなどで加速すると墨は消える。
  • 【キラー】
    キラーに変身して無敵状態になり、コースに沿って高速移動する。
  • 【ボムへい】
    投げたり置いてから一定時間が経つと爆発する。置いた場合は相手を追尾する事もある。
  • ファイアフラワー
    新アイテム。ファイアボールを投げる。前後に投げ分け可能。10個投げるか一定時間が経つと終了する。3発まで同時に出せる。
    【マリオカート ダブルダッシュ!!】のファイアボールと違って拡散はしない。
  • スーパーこのは
    新アイテム。カートの後ろに尻尾が付き、後ろからのアイテム攻撃を防ぐ。尻尾を振り回して攻撃したり、周囲のコインを回収する事も出来る。
    ダメージを受けるか一定時間が経つと終了する。
  • ラッキー7
    新アイテム。1度に7種類のアイテム(バナナ/ミドリこうら/アカこうら/ボムへい/スーパースター/ダッシュキノコ/ゲッソー)を装備する。正面にあるアイテムから順番に使用される。ダッシュキノコやスーパースターは相手が接触して横取りされてしまう事もある。
  • コイン
    アイテムボックスからは入手できない。コース上に置かれており、最大10枚分ストック出来る。手に入れた後は少し経つと再配置される。

コース

オリジナルコース

キノコカップ

空を飛んだり、海を突き進むなど本作の特徴を活かしたコースが多い。

  • キノピオサーキット
    穴がない1番最初のコース。2周目以降特殊なダッシュ床が登場し空を飛べるようになる。
  • デイジーヒルズ
    コース上にヤギがいる。ぶつかるとスピンしてしまうので注意。
  • プクプクラグーン
    コースのほとんどが海の中のコース。アコヤガイは開いた時にコインかアイテムボックスのどちらかが置かれている。
  • ヘイホーカーニバル
    砂漠の町のコース。コース後半はグライダーで飛行する。

フラワーカップ

高低差の高いコースが多い。

  • ウーフーアイランド1
    【Wii Sports Resort】?などで登場した「ウーフーアイランド」をマリオシリーズへと登場させたコース。初のセクション制を採用している。
    初期バージョンではバグによるショートカットが行えたが、Ver.1.1で修正された。ただしタイムアタックでは記録が残るため未修正となっている。
  • マリオサーキット
    「マリオ」の名が付くお馴染みのサーキット。中盤でピーチ城内を走行し、終盤にはクリボーがいる。
  • ミュージックパーク
    楽器の上を走る事もあるコース。パックンフラワーがいる。
  • ロックロックマウンテン
    岩山コースで土管も多い。洞窟を走ってから空を飛びながら山を下り、ゴロゴロ岩が降ってくる急な坂を駆け上がって山を上っていく。

スターカップ

全体的に広めのコースが多い。

  • パックンスライダー
    ハリボテのクリボーがある。実はパックンフラワーの数はクリボーより少ない。
  • ワリオシップ
    『マリオカートシリーズ』では珍しい暗い海のコース。フィッシュボーンがいる。
  • ネオクッパシティ
    サーキット型のコースで雨が降っている。水溜まりに入るとスピンする。コース後半はガードレールが少ない。
    曲に本作のキノピオサーキット/マリオサーキット、【マリオカート64】のキノピオハイウェイのアレンジが含まれている。
  • ウーフーアイランド2
    1と同じく「ウーフーアイランド」を輸入したコース。こちらもセクション制。広いコースでありショートカットも多い。スタート地点とゴール地点が異なる位置にある。
    こちらにもジュゲムを利用したショートカットが存在したが、Ver.1.1で修正された。グランプリやタイムアタックでは引き続き使用可能。

スペシャルカップ

テクニカルな仕掛けのコースが多い。

  • DKジャングル
    『ドンキーコング リターンズ』がモチーフ。
  • ロゼッタプラネット
    雪や氷のコース。ペンギンがいる。新コースの中で、唯一グライダーポイントが存在しない。
  • クッパキャッスル
    ドッスンがいるクッパ城。水中エリアにも溶岩がある。溶岩から出てくる溶岩柱に当たるとスピンする。
    曲に『マリオカート ダブルダッシュ!!』のクッパキャッスルのアレンジが含まれている。
  • レインボーロード
    サーキットタイプではない広いコースのレインボーロードになっている。セクション制。本作のレースコースの中では全長が最長。月面地帯には転がるワンワンがいる。
    曲に『マリオカート64』や『マリオカート ダブルダッシュ!!』のレインボーロードのアレンジが含まれている。

リメイクコース

『Wii』コースのハーフパイプは全て撤去されている。セクション制に変更されたコースは無い。

こうらカップ

  • 64 ルイージサーキット
    気球にぶら下がっているトゲゾーこうらが必ず出ていたアイテムボックスは、普通のアイテムボックスに変更された。緩やかなコーナーのアウト側の壁の上も走れるようになっている。
  • GBA クッパキャッスル1
    本作のグランプリでは唯一のGBAコース。
    ジュゲムを利用したショートカットが存在したが、Ver.1.1で修正された。グランプリやタイムアタックでは引き続き使用可能。
  • Wii キノコキャニオン
    乗るとグライダーで飛ぶ青いキノコが追加された。コース開始直後のショートカットポイントは無くなった。
  • DS ルイージマンション
    グライダーポイントが追加されている。

バナナカップ

  • 64 ノコノコビーチ
    全てのジャンプ台にダッシュプレートが付くようになった。ショートカットに使われる洞窟の位置が変更された。大きい岩の上に合ったトゲゾーこうらが必ず出ていたアイテムボックスは、コイン1枚に変更された。水中を減速せず走れるようになった。
  • SFC マリオサーキット2
    交差部分はグライダーで飛ぶようになった。オイルを踏むとスピンする。
  • Wii ココナッツモール
    エスカレーターに矢印が付くようになり、1箇所の普通のジャンプ台がグライダージャンプ台に変更され、終盤のMiiが乗っている車の数が2台に減った。
  • DS ワルイージピンボール
    ワープゾーンではグライダーを開くようになった。レトロコースの中では全長が最長。

このはカップ

  • 64 カラカラさばく
    グライダージャンプ台が追加された。機関車の車両数が減った。線路を走ってトンネルに入るとコースアウトするようになった。
  • DS DKスノーマウンテン
    最初は霧がかかっており、時間経過で霧が晴れていくようになった。ダートエリアにある1個のアイテムボックスは、ダッシュキノコが出る確率が上がった。終盤の崖の手前のジャンプ台はグライダージャンプ台に変更された。
  • GC デイジークルーザー
    水中を通れるようになったため走れる範囲が増加。
    甲板のプールに潜れるようになり、船底に至っては浸水してしまった。
  • Wii メイプルツリーハウス
    空中移動時にグライダーを開くようになった。終盤の上下に動く網が無くなっている。

サンダーカップ

  • Wii ノコノコみさき
    川エリアでも曲が変化しなくなった。水中パイプが水中ハーフパイプに変更された。サンダーバーは無くなった。
  • GC ディノディノジャングル
    後半エリアでグライダーで飛ぶ箇所が追加。
  • DS キラーシップ
    大砲から撃ち出されるキラーがマグナムキラーに変更された。空中移動時にグライダーを開くようになった。
  • SFC レインボーロード
    歴代の「レインボーロード」で初めて再収録されたコース。スーパードッスンが虹色に輝いている。

バトルステージ

  • GBA バトルコース1
    プーが追加された。背景はSFC マリオサーキット 2に変更された。
  • 64 ビッグドーナツ
    グライダーで飛べるようになった。
  • DS サザンリーフ
    波が満ち引きするが、スクリューがあることで可動範囲が広がった。
  • ハニービーハウス
    ステージ内のハチにぶつかるとダメージを受けてしまうので注意。
  • シャーベットリンク
    スケートリンクがモチーフのステージ。広くてかなり滑る。
  • ウーフータウン
    ウーフーアイランドを舞台にしたバトルコース。

関連作品

リンク

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最終更新:2023年02月19日 14:05