- 分類:短編小説
- 初出:「小説新潮」1982年9月号
- 雑誌時挿絵:文月信
- 収録短編集:『宵待草夜情』
あらすじ
杉乃さん……いや、義姉さんと――昔どおりにそう呼ばせてください……あれから二十年が過ぎてしまった。月日の早すぎる流れはいつも夢のようにしか思えないが、あれは大正三年のことだったから、たしかに二十年という長い歳月が今日までに流れ去ったのだ……
兄嫁と姦通した咎で勘当され、兄・暁一郎の子として育てられる息子・暁介を遠目に見ながら二十年間ひっそりと生きてきた村田順吉。だが、暁介が暁一郎を殺害したという事件を機に、兄嫁・杉乃へ二十年前の真実を手紙で語る……。
登場人物
- 僕(村田順吉)
- 医学生だったが、杉乃との姦通のために勘当され、現在は薬屋を営む。
- 村田暁一郎
- 村田杉乃
- 村田暁介
- 清
解題
(スタブ)
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最終更新:2017年06月15日 22:59