昔話

  • 分類:短編小説
  • 初出:不明
  • 雑誌時挿絵:不明
  • 収録短編集:一夜の櫛

あらすじ

 最初から男だとわかったわけではない。酔いつぶれてカウンターにうつぶせた恰好で、その背には赤く染めた髪が、波うちながら腰のあたりまで流れ落ちていた。かすかに身動きする。そのたびに髪の端が、紫色のドレスをもう一枚の肌のようにぴっちりとまとっている腰をなめまわしたが、その腰の線も柔らかくて、女として不自然な感じはなかった。

俺は酒場の隣の席に酔いつぶれている女が、女ではないことに気付いた。その〝女〟は、高校時代の初恋について語り始める……。

登場人物

    • 酒場の客。
    • 酒場のマスター。
    • 女装した男。

解題

(スタブ)

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最終更新:2017年06月21日 23:49