- 分類:短編小説
- 初出:「中央公論文芸特集」1988年冬季号
- 雑誌時挿絵:吉原英雄
- 収録短編集:『年上の女』
あらすじ
「寒いから」
と女は言った。グラスの底に残っていた酒をゆっくりと飲み干し、「部屋の暖房が壊れてるの」と続け、さらにまた「今夜うちの人、留守だから」とも言った。最後に、「私ももう結婚して三年になるから」と言って、隣りに坐っている安原に盗み見るような視線を投げてきた。
サラリーマンの安原は、仕事帰りに立ち寄る酒場のホステスから誘われる。売れない画家をしているというホステスの夫は、暖房を壊して家を出て行ったという……。
登場人物
解題
(スタブ)
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最終更新:2017年07月16日 17:28