年上の女

  • 分類:短編小説
  • 初出:「中央公論文芸特集」1989年夏季号
  • 雑誌時挿絵:宇佐美圭司
  • 収録短編集:年上の女

あらすじ

「あのう、杉崎先生でしょうか」
 電話は若い女の声である。初めて聞く声だった。身上相談らしい、友江はそう思った。杉崎料理学校の校長として二十年、去年の春に自分の離婚体験や女手一つで二人の子供を育てながら料理学校を開いた経緯を一冊の本にまとめて出版したら、それがまずまずに売れ、女性雑誌から自立した女としてよく取材を受けるようになった。
 その頃から時々見知らぬ女性が手紙や電話で人生相談をもちかけてくる。

若い女から身上相談の電話を受けた友江。女は会社の同僚から求婚されているが、相手には姉弟のような関係の年上の女がいるという。はじめは他人事だと思いながら聞いていた友江だったが……。

登場人物

  • 杉崎友江
    • 料理学校の校長。
  • 若い女
    • 友江に電話を掛けてきた女。
  • 光夫
    • 友江の息子。会社員。
  • 由美
    • 友江の娘。大学生。

解題

(スタブ)

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最終更新:2017年07月16日 17:29