男女の幾何学 - 連城三紀彦データベース（仮）

• 分類：短編小説
• 初出：「小説中公」1993年10月号
• 初出時原題：「幾何学模様」
• 雑誌時挿絵：荒井冨美子
• 収録短編集：『年上の女』

あらすじ

　紗矢子は、不器用にナイフを動かして鶏肉の料理と戦っている父親を見て、
「私がやるから」
　と手を伸ばした。
　さっきからずっと感じていた苛立ちがその声にも手にも出た。

気乗りのしない見合いに父親と出席した紗矢子。自分が好きなのは、仲介人の川瀬なのに……。複雑な思いをくすぶらせていた紗矢子だったが、見合い相手の脇田広志が思わぬことを言い出して……。

登場人物

• 紗矢子
  • 桂作の娘。
• 桂作
  • 紗矢子の父。貿易会社の部長。
• 脇田広志
  • 青年医師。
• 脇田夫人
  • 広志の母親。病院の外科部長夫人。
• 川瀬行雄
  • 見合いの仲介役。桂作の部下で広志の先輩。

解題

（スタブ）

各種ランキング順位

• オールタイムベスト・連城三紀彦短編　66位

収録アンソロジー

• 山前譲編『金曜の夜は、ラブミステリー』（2000年、王様文庫）

関連作品

• 『年上の女』収録作
  • 「ひとり夜」
  • 「年上の女」
  • 「夜行列車」
  • 「花裏」
  • 「ガラス模様」
  • 「時の香り」
  • 「七年の嘘」
  • 「花言葉」
  • 「砂のあと」