輪島心中 - 連城三紀彦データベース（仮）

• 分類：短編小説
• 初出：「小説現代」1989年5月号
• 雑誌時挿絵：村田要
• 収録短編集：『萩の雨』、『落日の門 連城三紀彦傑作集2』

あらすじ

　薄く開いた目で、最初に見たのは女の手だった。

浮気をしている夫とよそよそしくなった息子に疲れ、ひとり旅に出た有子は、輪島へ向かう電車の中で一組の男女と出会う。女は心中行の途中だと言い、有子の宿に一緒に泊まらせてくれと言い出す……。

登場人物

• 小川有子
  • 旅行中の主婦。
• リエ
  • 元ストリッパー。
• 神谷
  • リエの連れの男。ヌード劇場の演出家。

解題

（スタブ）

掲載号「今月登場」より

　初めての芝居演出を秋に控えて、動き始める。劇場を押えて役者を確保。「音楽も自分でやりたいし、最後のぜいたくのつもりです」。

関連作品

• 『萩の雨』収録作
  • 「萩の雨」
  • 「柳川の橋」
  • 「会津の雪」
  • 「みちのくの月」
  • 「北京の恋」