- 分類:短編小説
- 初出:「オール讀物」1996年9月号
- 雑誌時挿絵:三嶋典東
- 収録短編集:『夏の最後の薔薇』
あらすじ
病室に入ろうとして、重雄は足をとめた。
妻の顔が医師の白衣から半分だけ覗いている。微笑のせいか、頬に血色がもどり元気そうに見えた。『暁子さん、入院してから愛想よくなったわね』母親がため息をつきながら言ったように、周囲の誰にも笑顔で気安く喋るようになっている。夫に対しても……。
癌に蝕まれた妻は、主治医の狩山と浮気をしていると言いだした。医師は重雄に、この浮気は治療だと語る……。
登場人物
解題
(スタブ)
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最終更新:2017年07月19日 20:45