くずれた鍵 - 連城三紀彦データベース（仮）

• 分類：短編小説
• 初出：「オール讀物」1999年1月号
• 雑誌時挿絵：三嶋典東
• 収録短編集：『夏の最後の薔薇』

あらすじ

「申し訳ありません。今夜はもう満室ですが」
　酔っぱらった男の声にそう答えて電話を切った……と思ったら、今度は内線が鳴る。
　５１１号室のランプが灯っている。一分前にチェックインしてエレベーターに乗りこんだ若い二人連れだ……。

半分ラブホテルのようなビジネスホテルのフロントで働く俺の前に、一年前まで付き合っていた女が男連れで現れた。街角ですれ違ったような意味のない再会のはずだったが、それから女は毎週男連れでホテルに現れ……。

登場人物

• 俺
  • ビジネスホテルのフロント係。
• 佳美
  • 「俺」が一年前に付き合っていた女。

解題

（スタブ）

関連作品

• 『夏の最後の薔薇』収録作
  • 「夏の最後の薔薇」
  • 「薔薇色の嘘」
  • 「嘘は罪」
  • 「罪な夫婦」
  • 「夫婦未満」
  • 「満天の星」
  • 「星くず」
  • 「鍵孔の光」
  • 「仮橋」
  • 「走り雨」
  • 「雨だれを弾く夏」