- 分類:短編小説
- 初出:「オール讀物」1997年1月号
- 雑誌時挿絵:三嶋典東
- 収録短編集:『夏の最後の薔薇』
あらすじ
発車のベルがとぎれ、ドアが閉まろうとした瞬間。
二、三十センチの間隔を残し、まだ閉まりきっていなかったドアから、突然花束が飛びこんできた。花束はリボンの結び目のあたりをドアに挟まれ、かすかな悲鳴をあげた。
四度目の浮気をした夫に嫌気がさし、乗りこんだ電車の中に、不意に花の嵐が待った。花束を抱えて駆けこんできた青年は、その花束を文江の膝に捨てて行った。文江は青年を追いかけるが……。
登場人物
解題
(スタブ)
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最終更新:2017年07月20日 02:05