指飾り

  • 分類:短編小説
  • 初出:「オール讀物」2000年11月号
  • 雑誌時挿絵:三嶋典東
  • 収録短編集:小さな異邦人

あらすじ

 何となく街角にたたずんでいた。
 午後五時三十八分というのは、三年前バツ一になった以外ごく平凡なサラリーマンが、会社を出てすぐの街角にたたずんでいるのに特別な理由は要らない時刻だろう。おまけに昨日までくすぶっていた夏を追い払って、通りには秋の最初の風が流れ、街は灰色に暮れなずみ、彼、相川康行は四十二歳だった。

サラリーマンの相川は、離婚した妻の礼子らしき女を会社帰りに見かけた。女の背を追いかけると、女は交差点で左手の薬指の指輪を外し、その場に投げ捨てた……。

登場人物

  • 相川康行
    • サラリーマン。
  • 礼子
    • 相川の元妻。
  • 倉田和枝
    • 相川の同僚。
  • バーテン
    • 会社近くのバーの店員。

解題

(スタブ)

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最終更新:2017年07月23日 21:58