白雨

  • 分類:短編小説
  • 初出:「オール讀物」2005年7月号
  • 雑誌時挿絵:小泉孝司
  • 収録短編集:小さな異邦人

あらすじ

「縞木さん」
 そう呼ばれて、反射的にふり返ると正門脇の桜の木の下に、四人の女子生徒の顔がある。

千津の両親は三十二年前に心中事件を起こし、父は死に、母は生き残った。事件は母と親友の不貞を疑った父による無理心中として処理されたが、三十二年後、父の親友だった笹野から真相を語りたいという手紙が届く。その一方、娘の乃里子は高校でいじめを受けているようで……。

登場人物

  • 縞木千津
    • 主婦。
  • 縞木乃里子
    • 千津の娘。十五歳。
  • 葛井遼二
    • 千津の父。日本画の中堅画家。
  • 葛井スミ
    • 千津の母。
  • 笹野竣太郎
    • K大の物理学助教授。
  • 清子
    • 葛井家のお手伝い。
  • 大田夏美
    • 乃里子の同級生。医師の娘。
  • 三井
    • 乃里子の担任教師。
  • 吉武
    • 三十二年前の事件を担当した刑事。

解題

(スタブ)

収録アンソロジー

  • 日本推理作家協会編『ザ・ベストミステリーズ2006』(2006年、講談社)
    • 日本推理作家協会編『曲げられた真相 ミステリー傑作選』(2009年、講談社文庫、上の文庫版)

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最終更新:2017年07月28日 01:11