第二階層(ミニイベント)
※このリンク表は、テキスト集ストーリーモード共通のものです。編集はここから。
※メインはメインシナリオ、ミニはミニイベントの略です。サイズの関係で略しています。
座標の見方
|
1 |
A |
a,1 |
a,2 |
a,3 |
a,4 |
a,5 |
b,1 |
b,2 |
b,3 |
b,4 |
b,5 |
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d,3 |
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d,5 |
e,1 |
e,2 |
e,3 |
e,4 |
e,5 |
6階
D-5(b,5) 悪臭
【アリアンナ】
「あの…なにか、臭いませんか?
すごく、変な臭いがするのですけれど…」
【ナレーション】
アリアンナの言葉に立ち止まった君たちは
あたりの臭いを探ってみる。
…確かに、何か臭う。
【フラヴィオ】
「…近くに、死体でもあるんじゃないか?」
(うーん)
【アリアンナ】
「し、死体ですか!?」
(えぇ!?)
【クロエ】
「これ、腐敗臭。
わりと、遠くなさそう」
(むむ)
「…調べる?」
(どうする?)
【ナレーション】
確かにこれは何らかの動物…若しくは人間が
死んだあとに発せられる臭いのようだ。
君はこの近くにあるであろうものを
調べてみてもいい。
立ち去る
【ナレーション】
…君は敢えて調べたいものではないと
森の突き当たりから背を背けることにする。
【ナレーション】
君たちは悪臭をたよりに
下草を掻き分けていく…。
【アリアンナ】
「……」
(うーん)
「あ…」
【ナレーション】
君たちは、巨大な木の根元に横たわるように
足を投げ出した魔物の死骸を見つけ出す。
…腐敗はしているが、絶命してからそれほど
日数は経っていないようだ。
おそらく、もう数日経てば
死骸は森へと還ることだろう…。
だが、今ならばまだ何か素材として有用に
使える部分が残っているかもしれない。
君たちはこの悪臭の中、横たわる死骸を
調べてもいいし、その場を離れてもいい。
やめておく
【アリアンナ】
「はい、たとえ魔物でも…
そっとしてあげたいですから」
【ナレーション】
君たちは死骸をそれ以上荒らすことはせず
その場から離れることにする。
【ベルトラン】
「やれやれ、気は進まないねえ」
【クロエ】
「でも、役に立つものが土に還るの…
もったいない」
(むう)
【ナレーション】
君たちは悪臭をこらえて死骸に手を伸ばす…
が、その時、君たちの耳は魔物の鳴き声が
近づいているのを捉えた!
【フラヴィオ】
「(主人公)、来るぞ!」
(やばい)
【ナレーション】
フラヴィオの声が聞こえるやいなや、
腐肉を狙った魔物が茂みの奥から
姿を現し、君たちへ襲い来る!
《戦闘:ジャイアントモア》
【フラヴィオ】
「やれやれ、まさか魔物と死骸を
奪い合うことになるなんてなぁ」
(はぁ)
【アリアンナ】
「死骸を、奪う?
魔物の方々は死骸目当てだったのですか?」
(うん?)
【ベルトラン】
「多分そうじゃねぇか?
腐肉を食うイキモノってのは珍しくねぇよ」
(あぁ)
【アリアンナ】
「ふ、腐肉、を…!」
(えぇ!)
【クロエ】
「ここ、残ってるとまた来るかも」
(むう)
「…というか、ニオイがついちゃうと
クロエたちをまた狙う…かも?」
(はぁ)
【アリアンナ】
「そ、それは困ります…!」
(たいへん!)
【ナレーション】
君たちは魔物を打ち倒したものの、
また狙われる可能性を感じて
慌ててその場を離れることにする。
【フラヴィオ】
「おっと、その前に…っと!」
【ベルトラン】
「お、そんなとこにツタなんかあったのか。
少年、抜かりないねえ」
何と発言しますか? |
やるな、フラヴィオ 貧乏性だなあ… 自分も取ってくる |
やるな、フラヴィオ
【フラヴィオ】
「へへっ、だろ!」
貧乏性だなあ…
【フラヴィオ】
「だ、だって…ここまで来たんだし
勿体ないだろ!」
(うぇ!?)
自分も取ってくる
【フラヴィオ】
「いや、もうやめとけって!」
(いやいやいや)
【ナレーション】
君たちはこれ以上の襲撃を恐れて
その場を後にすることにする。
A-5(c,4) 殺気(クエスト「野山駆け巡るものに甘い蜜を」受注前)
【ナレーション】
君たちが部屋に入ると、微かな物音と共に
強烈な殺気が君たちを襲う!
【アリアンナ】
「……」
(うぅ…)
【ベルトラン】
「……何も、いねぇな?」
(んん?)
【ナレーション】
しばらく周囲を警戒をしていたが
物音も殺気も、綺麗に消えてしまっている。
もうこの場を去ってしまったのだろうか?
しかし、殺気の主が息を殺している
可能性を否定することも出来ない。
君たちは武器を構えたまま部屋の奥へと
向かっても良い。
奥へと進みますか? |
奥へと進んでみる 部屋から出る |
部屋から出る
【ナレーション】
むやみに危険に飛び込んで行くことを
勇気とは呼べないだろう…。
君は慎重に充分に注意を払い、
部屋を出ることにする。
【ベルトラン】
「虎穴に入らずんば、虎子を得ず…
とは言うが、ちっとおっかねえな」
(やれやれ)
【クロエ】
「注意、する」
(気、抜けない)
【ナレーション】
部屋の中央にさしかかったその時、
突然激しい葉ずれの音が響く!
【アリアンナ】
「きゃっ…!?」
【ナレーション】
何者かが目前を過ぎるが、
君たちの武器を目にすると
慌てて森の奥へと去っていく。
【フラヴィオ】
「な、なんだったんだ!?」
【ベルトラン】
「…獣か、人かも分からなかったな」
(はぁ…)
【ナレーション】
嵐のように通り過ぎて行ったあとを
見れば何かが地面に散らばっている。
【クロエ】
「…木の実? 落とし物?」
(うん?)
【ベルトラン】
「迷惑料だと思って、
もらっときゃいいんじゃねえか?」
(そうだな)
【ナレーション】
…謎の正体は分からなかったとはいえ
木の実に罪はない。
君たちは有り難く落とし物を手にして
先へと進むことにする。
E-2(a,5) 世界樹の芽
【ナレーション】
君たちは奇妙なものを見つけて、
ふと足を止める。
君たちの目の前には植物が1つおり、
それは不思議なことにまるで動物のように
動き続けている。
【アリアンナ】
「まあ、可愛らしい植物ですね。
ゆらゆらと動いているのもあいまって、
素敵です」
【フラヴィオ】
「確かになんとなく癒される動きだよな」
(うんうん)
【クロエ】
「クロエ、これ持って帰りたい」
(これは、良い物)
【ベルトラン】
「やめとけ、さすがに怪しいだろ」
(おいおい)
【クロエ】
「ケチ」
(むむ)
【ベルトラン】
「オトナな判断しただけですー。
そうだよな?」
(はぁ?)
【クロエ】
「クロエの方が夢のあることを言ってる。
きっと(主人公)もそう言う」
(そういうの、よくない)
何と発言しますか? |
クロエの意見に賛成だ ベルトランの意見に賛成だ フラヴィオ、あとは任せた アリアンナはどうしたい? |
クロエの意見に賛成だ
【クロエ】
「ほら、やっぱり」
(ふふ)
【ベルトラン】
「多数決の問題じゃねーだろ。
樹海で見つけた変なモンをうかつに
持って帰ろうとすんなって話だよ」
(馬鹿だなぁ)
【クロエ】
「(主人公)に先に聞いたのはそっち」
(むか)
【ベルトラン】
「細けぇことをごちゃごちゃと。
かわいくねぇやつめ」
(かっちーん)
【ナレーション】
クロエとベルトランがそんな言い争いを
続けていると、その声に反応して
植物が段々と大きく揺れ始める。
ベルトランの意見に賛成だ
【ベルトラン】
「ほれ見ろ」
(ふっふーん)
【クロエ】
「(主人公)も夢のない大人…。
クロエはがっかり」
(疑問に思う)
【ベルトラン】
「冷静に物事を分析しただけだっつーの」
(バカだなぁ)
【クロエ】
「ベルが言うとあんま説得力ない」
(ムカ)
【ナレーション】
クロエとベルトランがそんな言い争いを
続けていると、その声に反応して
植物が段々と大きく揺れ始める。
フラヴィオ、あとは任せた
【フラヴィオ】
「まさかの丸投げ!?」
(何だぁ!?)
【ベルトラン】
「よっしゃ、少年。それで?」
(いいか?)
【クロエ】
「どっちに賛成する?」
(どうする?)
【フラヴィオ】
「マジでおれの判断に委ねるの!?」
【ナレーション】
君たちがそんな会話を続けていると
その声に反応して植物が段々と大きく
揺れ始める。
アリアンナはどうしたい?
【アリアンナ】
「私もできたらお持ち帰りしたいです。
ダメですか、ベルトラン様?」
(どうでしょう)
【クロエ】
「アリアンナもこう言ってる。
持って帰るべき」
(ニヤリ)
【ベルトラン】
「賛成を得たら、余計に強気になって
きやがって、メンドくせぇ…」
(はぁ…)
【ナレーション】
君たちがそんな会話を続けていると
その声に反応して植物が段々と大きく
揺れ始める。
【ナレーション】
そして、それをしばらく見ていると、
突如として植物が君たちに向かって
飛びかかってきた!
《戦闘:世界樹の芽》
【ナレーション】
どうやら先ほどの植物もこの樹海に
生息する魔物の1体だったようだ。
【フラヴィオ】
「あれも魔物だったんだな」
(なあ)
【ベルトラン】
「だーから言ったろ、怪しいって」
(やれやれ)
【クロエ】
「それでもベルはケチ」
(つーん)
【ベルトラン】
「こいつ…」
(かっちーん)
何と発言しますか? |
食材が手に入ったな! ケンカはもうおしまいな |
食材が手に入ったな!
【アリアンナ】
「そういえば…。新しいメニューが
開発できるかもしれませんよ、クロエ様」
ケンカはもうおしまいな
【アリアンナ】
「ケンカ…だったのですか?」
(そうなんですか?)
【フラヴィオ】
「伝わってなかったのか…」
(うーん)
【アリアンナ】
「そういえば先ほどの魔物が食材を
落としましたよね? 新しいメニューが
開発できるかもですよ、クロエ様」
【クロエ】
「よし帰って開発しよう」
(まち、かえろ?)
【フラヴィオ】
「切り替え早っ!」
(ちょ、たんま)
【ベルトラン】
「なんかオッサンもこいつと
もめてるのアホくさくなってきたわ…」
(はぁ…)
「まあ、さっきの魔物、全然強くなくて
助かったな。あんくらいなら見つけ次第
倒すとかしてもいいレベルだな」
【フラヴィオ】
「とりあえずああいう魔物もいるってことを
覚えておけばいいって感じかな」
(うんうん)
【アリアンナ】
「分かりました!
しっかりと覚えておきますね」
【ナレーション】
君たちは話も終わったので、
再び樹海の探索を始めることにする。
7階
E-2(e,5) 落ち葉のベッド
【ナレーション】
君たちは森の道の突き当たりに
落ち葉を積み上げた場所を見付ける。
【アリアンナ】
「まあ…昔見た、絵本みたいです!」
「落ち葉をベッドにして眠る…ふふっ」
【ナレーション】
君はアリアンナの言葉を聞いて
なるほど、確かにこれはベッドとしても
使えるのではないか、と思いつく。
試しに手を入れてみれば、
落ち葉はふかふかと暖かい…。
君たちは落ち葉の中に背を預けてもいいし
そのまま立ち去ってもいい。
やめておく
【ナレーション】
落ち葉の中で寝ころぶ必要はないと
判断して、引き返すようにと仲間に
君は呼びかける。
【フラヴィオ】
「ま、そう広い場所じゃないし…
魔物に襲われるのもゴメンだよな」
(そうだな)
【アリアンナ】
「ちょっぴり、残念です…」
(うーん)
【ナレーション】
少女は名残惜しげだが、
君たちは探索に戻ることにする。
【ナレーション】
君たちはそう広い場所ではないし
交代で見張りに立ちながら
順に落ち葉に寝ころぶことにする。
【フラヴィオ】
「あー、なんかいい香りがするなー」
(えへへ)
【ベルトラン】
「寝ちまいそうだな…」
(はぁ…)
【クロエ】
「本当に寝たら、ダメ」
(むむ)
【アリアンナ】
「…ふふっ、夢が叶っちゃいました」
【ナレーション】
君たちは落ち葉の上で体を休めたのち
探索に戻ることにする。
D-2(b,3)、D-3(e,2)、A-3(d,5) 色の違う壁(クエスト「美しき公女の為に」受注前)
【ナレーション】
樹海を進む君たちはすぐ目の前の壁に
他とは色の異なる場所を見付けた。
【クロエ】
「ここ、何かの結晶が集まってる。
鉱脈…かな?」
(む?)
【フラヴィオ】
「でも、かなり硬度が高いみたいだな。
掘り出すのも時間が取られそうだし、
やめておくのが無難じゃないかな」
(うーん)
【ナレーション】
君たちは色の違ったその壁を
それ以上調べることはあきらめて
探索に戻ることにする。
F-4(a,2) リス
【ナレーション】
樹海の荒れた小道を進む君たちは
折れた小道の先で動く影を見つける。
目を凝らしてみたところ、
大きな草の影にリスのような
小動物の姿を発見した。
その動物は君たちにおびえる様子もなく、
小さな声で鳴いて近づいてくる。
【アリアンナ】
「わあ…可愛いですねえ」
(まぁ)
【フラヴィオ】
「おいおい、そいつって…
前にも荷物に忍び込んだやつだろ」
「あんまり近寄らない方がいいぞ」
(うーん)
【アリアンナ】
「で、ですけど…あの子とは違う子ですし、
同じことをするとは限りませんよ?」
【ナレーション】
小動物は言いあう君たちを
くりくりとした目で見上げている…。
小首をこくん、とかしげて…
実に、愛らしい。
君たちは、この可愛い小動物に触っても
良いし、このまま立ち去ってもいい。
やめておく
【ナレーション】
小さな動物とはいえ、樹海に棲む
生き物に気を許してはいけない。
君たちは小さな声で鳴く動物をその場に残し
探索へ戻ることにする。
【ナレーション】
君は腰をかがめて、驚かさないように
そっと手をさしのべる。
…しかし、その瞬間!
【アリアンナ】
「きゃあ!?」
【ナレーション】
リスは急に機敏な動きを見せて
君に飛びかかるとそのまま身体を駆け上がり
バックパックの中に入り込んでしまう!
【フラヴィオ】
「ああもう、言わんこっちゃない!
こら、出ろ!!」
【ナレーション】
言われなくとも、と言った風情で
リスは荷物を一つくわえて
逃げ去っていく…。
一体何を奪われたのか、と荷物を確認する。
…冒険の必需品であるアリアドネの糸を
奪われてしまったようだ。
【フラヴィオ】
「…うそだろ」
【クロエ】
「バックパックに忍び込む感じ、
すごく手慣れてた」
(うーん)
「…常習、かも」
(はぁ…)
【ベルトラン】
「冒険者なんかワンサカいるし、相手には
こと欠かねえのかもなあ。にしても、
なんで糸を狙っていくかねえ」
(はぁ…)
【アリアンナ】
「……しょんぼり、です」
【ナレーション】
君たちは樹海の恐ろしさを改めて感じ、
慎重に探索を続けることにする。
【ナレーション】
君は腰をかがめて、驚かさないように
そっと手をさしのべる。
…しかし、その瞬間!
【アリアンナ】
「きゃあ!?」
【ナレーション】
リスは急に機敏な動きを見せて
君に飛びかかるとそのまま身体を駆け上がり
バックパックの中に入り込んでしまう!
【フラヴィオ】
「ああもう、言わんこっちゃない!
こら、出ろ!!」
【ナレーション】
あわててバックパックを逆さにすると
リスは何も持たずに転がり落ちる!
チィチィと甲高く鳴き声を残して
そのままリスは木陰に姿を消す…。
【アリアンナ】
「よ、良かった…。
何も取られなかったみたいですけれど…」
(うーん)
【クロエ】
「バックパックに忍び込む感じ、
すごく手慣れてた」
(うーん)
「…常習、かも」
(はぁ…)
【ベルトラン】
「冒険者なんかワンサカいるし、
相手にはこと欠かねえのかもなあ」
(はぁ…)
【フラヴィオ】
「今回は何も取られなかったけど…
ああいうのには要注意だな」
(はぁ…)
【ナレーション】
…君たちは、警戒心を強めて
再び樹海の探索へと戻ることにする。
8階
D-4(c,2) 東の扉の前(サラマンドラ遭遇前)
【アリアンナ】
「(主人公)様。
サラマンドラがいるのは
西側のお部屋だそうです」
(よろしいですか?)
「そっちは東ですから、きっと反対側の扉の
先にサラマンドラがいるんだと思います」
【ナレーション】
アリアンナの言葉を受け、君は
目の前の扉から足を引き、
反対の部屋へ向かうことにする。
D-4(c,2) 東の扉の前(サラマンドラ討伐後)
【フラヴィオ】
「あれ、(主人公)。
大公宮に戻るんじゃなかったのか?」
(戻ろうぜ)
「羽毛も無事に見つけたし、
儀典長さんのためにも早く戻ろうぜ」
【ナレーション】
君たちは迷宮における目標を達成した。
その成果を報告するために、大公宮へと
戻る必要がある。
A-7(b,3) 赤く熟した果実
分岐:初回
【ナレーション】
君たちは何処からか甘酸っぱい香りを感じて
茂みをかき分けて覗き込む。
すると、その茂みの向こう側につやつやと
赤く熟した果実が山ほど実っているのを
君たちは見つける!
【アリアンナ】
「わあ…! 小さな実がたくさん!
とてもかわいらしいですね」
【クロエ】
「クロエ、知ってる。これは食べられる実」
(これは、いいもの)
【ナレーション】
確かにクロエの言うとおり、
この実は市場で君も見たことがある。
君たちはこの幸運に感謝して
全員でその甘酸っぱい実を味わってもいい。
やめておく
【ナレーション】
…本当にこれが食べられる実かは
食べてみるまで分かりはしない。
君たちは赤く熟した実には手を出さず
探索に戻ることにする。
【クロエ】
「……食べられるのに」
(むー)
【ナレーション】
クロエは後ろ髪をひかれるようだが
君は心を鬼にしてそのまま探索に戻る。
【ナレーション】
君たちは甘い香りに誘われるように、
手当たり次第に果実をほおばる。
口いっぱいに広がる甘さと、
ほどよい酸味に君たちは舌鼓を打つ。
【フラヴィオ】
「おおっ、うまいな〜」
【クロエ】
「もっと食べる」
【アリアンナ】
「クロエ様、そんな風に口いっぱいにしては
服を汚してしまいますよ?」
(ウフフ)
【ベルトラン】
「どうせ黒いんだから分かんねーよ、
ほっとけほっとけ」
(おいおい)
【アリアンナ】
「そういう問題ではないんですけど…」
(うーん)
【ナレーション】
途中、果実に夢中になりすぎて
魔物が現れるのではないかと思ったが
そのような気配はない。
君たちは平和な一時を過ごす…。
【フラヴィオ】
「ふー、結構食べたけど…
熟してない実はまだまだありそうだな」
【クロエ】
「…また、食べ放題できる?」
(ねえ)
【フラヴィオ】
「日が変わったら、な」
(ああ)
【ナレーション】
無表情ながらもどこか嬉しげな少女と共に
君たちは探索へ戻ることにする。
【ナレーション】
君たちは甘酸っぱいにおいを感じて、
茂みの前で足を止める。
…確かこの奥には甘くて美味な果実が
実を結んでいたはずだ。
君たちは茂みの奥へと分け入り
甘い実を食べていってもいい。
食べていく
【クロエ】
「食べ放題…しあわせ」
【アリアンナ】
「ふふっ、クロエ様は本当に幸せそうに
お食べになりますね」
【ナレーション】
君たちは心行くまで果実の味わいを
堪能すると、探索に戻ることにする。
やめておく
【ナレーション】
今、実を食べて休む必要はないと
君たちは再び探索へ戻ることにする。
E-2(b,4) 世界樹の鍵入手前
【ナレーション】
目の前の扉は不思議な力で閉じられ、
君たちの力ではびくともしない!
この扉を開く為には、
何か鍵の様な物が
必要なのかもしれない…
9階
B-3(b,5) 魔物のヒナ
【クロエ】
「…? (主人公)、何か聞こえる」
(む?)
【ナレーション】
クロエに言われて君は足を止めて
耳を澄ましてみる。
…確かに、鳴き声らしいものが聞こえる。
【フラヴィオ】
「…この鳴き声、どんどん小さくなってる。
弱ってるみたいだな」
(うーん)
【ナレーション】
なんとなく嫌な予感がして、
君たちは声の主を探して周囲を調べ始める。
ほどなくして、君たちは1本の樹の根本に
苦しげに鳴く魔物のヒナを見付けた。
むくむくとした羽毛に覆われたヒナは
しきりに頭を振っているが…
そのそぶりはあまりに弱々しい。
【アリアンナ】
「可哀想に…苦しいのでしょうか?
何か助けになれたらいいのですが…」
(大変!)
【クロエ】
「でも、これは魔物。
子供でも元気になったら…危ない、かも」
(むー)
【アリアンナ】
「それは、そうですけれど…」
(ですけど…)
【ナレーション】
クロエの言うことは間違いではなく、
苦しんでいるとはいえ、魔物は魔物だ。
それを理解したうえで、
君たちはこのヒナの命を救うかどうか
判断するといい。
放っておく
【ナレーション】
魔物のヒナを助けたことで、
また別の犠牲が出るかもしれない。
そう判断して、君は魔物のヒナから
背を向けることにする。
【アリアンナ】
「……」
(うぅ…)
【ナレーション】
アリアンナは気遣わしげに後ろを振り返るが
君は戻ることはよしとせずに、
そのまま探索に戻る。
【ナレーション】
…君は魔物であれ、苦しんでいる命を
見捨てられないと考える。
【クロエ】
「(主人公)がいいなら、いい」
(そう)
「このヒナ、異物を飲み込んだっぽい。
吐き出す手伝い、すれば解決」
(あ)
【フラヴィオ】
「吐く手伝い…って、
ヒナ相手にどうすりゃいいんだ?」
(うん?)
【ナレーション】
君たちは苦しむヒナを驚かさないように
そっと傍にかがみこむ。
どうしますか? |
口を覗き込む 逆さにして振る 喉に触れる |
口を覗き込む
【ナレーション】
君はヒナの口を大きく開けて
中を覗き込んでみる。
…何か、奥の方に異物が見える。
【ベルトラン】
「ナルホド、アレを取ればいいわけか。
少年、抑えといてくれ」
【ナレーション】
君は言われた通り、
ヒナの口を大きく開けて固定する。
【ベルトラン】
「よし、それじゃぁ…」
【ナレーション】
ベルトランは細い枝を二つ器用に使って、
ヒナの口から何かを挟みあげる!
【アリアンナ】
「まあ…! すごいです、ベルトラン様!」
【クロエ】
「ベル、無駄に器用」
(おお)
【ベルトラン】
「ムダはいらねーだろ、そこ。
ほれ、取れたぞ」
(コラ)
逆さにして振る
【ナレーション】
君は何かが詰まっているのであれば…、と
ヒナを逆さにして振ってみる!
【フラヴィオ】
「お、お前、そんな乱暴な!」
(うわぁ!)
「って、あれ?」
【ナレーション】
一、二度軽く振ってみると、
けぽっと小さな音がしてヒナの喉から
石が転がり出てきた!
喉に触れる
【ナレーション】
何かが詰まっているならば、
感触で分からないかと君は喉に触れる。
…ヒナの薄い皮膚越しに、硬いものがある。
どうやらこれが詰まっているものらしい。
【アリアンナ】
「あの、(主人公)様。
私、考えたんですけど…ヒナの動きに合わせ、
上に押し上げてみてはいかがでしょう?」
「この子は吐こうとしてるのですし、
助けにならないでしょうか」
(いかがでしょう?)
【ナレーション】
君はアリアンナの発案を受けて、
ヒナが吐き出そうとする動きに合わせて
喉をこすり上げる。
【アリアンナ】
「頑張って…!」
(うぅ…)
「あっ!」
【ナレーション】
けけっ、と奇妙な音を立てて
ヒナの喉から石が転がり出た!
【ナレーション】
なんと、ヒナが呑み込んでいたのは
大きな宝石だったようだ。
【ナレーション】
ヒナは異物を吐きだしたことで
徐々に正常な呼吸を取り戻していく…。
【クロエ】
「これで、大丈夫。
あとは…弱ってるから、体、あっためる」
(ふぅ…)
【ナレーション】
君たちは下がったヒナの体温が
これ以上下がらないように手を尽くす。
しばらくすると、ヒナは首をもたげて
君たちを見上げて、一声鳴いた。
【アリアンナ】
「よかった…、もう大丈夫みたいです!」
(ウフフ)
【ナレーション】
君たちはヒナをもといた場所に戻してやり
探索に戻ることにする。
10階
C-5(d,2) 光る液体
【ナレーション】
灼熱の床を乗り越えた君たちは
ちょうど道が途切れた場所で
不思議な光景を目にする。
目の前の樹木は、途中で二股に分かれており
その間に光る液体が溜まっているのだ。
【クロエ】
「…なにこれ?」
(む?)
【フラヴィオ】
「樹液かな?
でも、こんな風に溜まるもんかなあ」
(ん?)
【ナレーション】
君たちはその液体を口にしてもいいし、
無視してもいい。
口にする
【ナレーション】
光る液体は君たち全員が口にしても
十分な量があるようだ。
君たちは順にすくって口に運んでいく。
その光る液体は、ほのかな甘さで
君たちの疲れを取り去ってくれる!
【アリアンナ】
「上品な甘さですね。
お茶に入れたら、よく合いそうです…」
(良いお味です…)
【クロエ】
「うん、おいしい。
…もっとない?」
(美味…)
【ナレーション】
少女に言われて、君は液体があった場所を
もう一度眺めてみる。
…口に出来るだけの量はまだないが、
少しずつ、液体はまた溜まり始めている。
日が変わるころには全員が飲める分だけの
液体が溜まっているかもしれない。
【フラヴィオ】
「お、そりゃ助かるな。
回復出来る場所があると、心強いや」
(えっへへ)
「…でも、この液体って何なんだろな?
舐めても正体が分かんなかったぞ」
(ううん…)
【ベルトラン】
「細かいこと気にしなくてもいいだろ。
樹液だ、樹液。たぶん」
(ふうん…)
【クロエ】
「たぶん」
(あ)
【フラヴィオ】
「…たぶん、って何度も言われると
なんかこわいんだけど」
(はあ…)
【ナレーション】
とはいえ、この光る液体が有難いものには
変わりはない。
君たちはこの場所を記憶することとして
探索に戻る。
やめておく
【ナレーション】
樹海にあるものが安全とは限らない。
明らかにこの液体は不審だ。
君たちは危険な行動を慎むことにして
液体には手をつけずにその場を後にする。
(会話終了)
最終更新:2024年07月14日 15:34