ギンヌンガ
B1階 果てしなき希望の果て
※このリンク表は、テキスト集ストーリーモード共通のものです。編集はここから。
※メインはメインシナリオ、ミニはミニイベントの略です。サイズの関係で略しています。
座標の見方
|
1 |
A |
a,1 |
a,2 |
a,3 |
a,4 |
a,5 |
b,1 |
b,2 |
b,3 |
b,4 |
b,5 |
c,1 |
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d,1 |
d,2 |
d,3 |
d,4 |
d,5 |
e,1 |
e,2 |
e,3 |
e,4 |
e,5 |
B1階(覚醒まで)
ギンヌンガへ
【ナレーション】
君たちは街を抜け、街道を外れて
ハイ・ラガードの郊外へと向かう。
しばらく行くと、君たちの前に
奇妙なまでに深く、怪しい
大地の裂け目が現れる・・・。
【フラヴィオ】
「すっげぇ・・・
いったい、どこまで続いてんだ?」
【アリアンナ】
「・・・・・・」
【ナレーション】
その巨大な渓谷沿いに歩く君たちは
やがてその割れ目に沿って築かれた
古い遺跡を発見する。
F-4(c,3) 遺跡入り口
【アリアンナ】
「ここが、目的のギンヌンガ遺跡です」
(あの・・・)
【ナレーション】
地の裂け目の底に現れた不思議な
人工物を前に君たちは立ちつくす。
周囲の音を吸い込んでいるのかと
錯覚を起こすほどに神殿は静かで
静謐な空気を保っている。
人の手が入っておらず荒れ放題に見えるが
確かに神聖な場所だと空気自体が君たちに
主張しているかのようだ。
【何かの音】
「――――」
【ナレーション】
耳鳴りがしそうなほどに重く冷えた空気の中
君は、ふと奇妙な声がした気がして
周囲を見渡す。
【フラヴィオ】
「どうしたんだ、(主人公)?」
(ん?)
何と答えますか? |
何か聞こえた気がした いま何か言ったか? なんでもない |
何か聞こえた気がした
【フラヴィオ】
「え? おれには聞こえなかったけど・・・」
(うーん)
「耳鳴りじゃないか?
ずいぶん降りてきたし
こんなに静かだもんな」
いま何か言ったか?
【フラヴィオ】
「いや、何も。
・・・こんなに静かだしさ、なんか息するのも
遠慮しちまうよ」
(うーん)
なんでもない
【フラヴィオ】
「そうか? ならいいんだけどさ」
(ふんふん)
【ナレーション】
君はもう一度耳をすませてみるが
何も聞こえはしない。
峡谷の神殿は奇妙なまでの沈黙を
保ったままだ・・・。
先ほどの音は、気のせいだったのだろうか?
首をかしげる君に、アリアンナの声が届く。
【アリアンナ】
「(主人公)様、それでは
ギンヌンガ遺跡の調査を始めましょうか?」
(どうでしょう?)
何と答えますか? |
周囲の調査から始めよう 元気出していこう! ・・・やっぱり帰ろう |
周囲の調査から始めよう
【アリアンナ】
「はい。がんばりましょう」
元気出していこう!
【アリアンナ】
「・・・フフ、元気にいきましょう!」
(うふふっ)
【アリアンナ】
「・・・・・・え?」
(ん?)
【ナレーション】
君の言葉に戸惑いながら
アリアンナが思案げに言葉を紡ぐ。
【アリアンナ】
「矢、張り替えよう・・・、ですか?」
(えっと・・・)
【ナレーション】
そのまましばらく動きを止めた少女は
左右に視線を動かし、フラヴィオの背の
弓矢を見て、ポンッと手を打つ。
【アリアンナ】
「わかりました。さすが(主人公)様。
遺跡探索の前に武具の状態を確認して
おこうということですね!」
(なるほど!)
「ですが・・・、張り替えるのは矢ではなく
弓の弦、矢弦だと思いますよ。
ねえ、フラヴィオ様?」
(アハハハ)
【ナレーション】
胸を張りそう答えるアリアンナの隣で
フラヴィオが声を返す。
【フラヴィオ】
「・・・あー、確かに張り替えるのは
弦だけど、おれの弓の弦はまだ新しいし・・・」
(ふんふん)
「ってそうじゃなくて!」
(なんでだよ!)
「(主人公)! 来てすぐ
帰りたいとかいわないの!」
(こら!)
何と発言しますか? |
ごめんなさい 帰りたいじゃない、矢張り替えよう、だ! |
ごめんなさい
君が冗談のつもりだったと謝ると
アリアンナは笑って頭をかく。
【アリアンナ】
「そうでしたか。私、そそっかしいので
本気にしてしまいました」
(まあ)
「それでは探索、がんばりましょう」
帰りたいじゃない、矢張り替えよう、だ!
【フラヴィオ】
「・・・・・・・・・(主人公)。わかったから
もうそろそろいいだろ?
目的は探索なんだからな」
(おい)
【アリアンナ】
「「そうですね。張り替える必要もないなら
探索をがんばりましょう」
【ナレーション】
少女はそう言った後、遺跡へと向かい
一歩足を踏み出す。
【アリアンナ】
「この遺跡の奥に、儀式を行うための
刻印の間という広間があると聞いています。
まずはそこを目指しましょう」
(では)
【ナレーション】
君たちは少女の声に従い
静寂の中へと踏み出していく。
ミッション達成前に街へ
【フラヴィオ】
「(主人公)、まだ目的果たせて
ないんだから、帰るわけにいかないだろ?」
(おいおい)
「さ、儀式をするための広間を探そうぜ」
街には戻れず会話終了
F-3(d,2) 左側通路行き止まり
【ナレーション】
扉を抜け、歩み始めた君たちだったが
すぐに通路が途切れてしまう・・・。
【アリアンナ】
「・・・行き止まり、みたいですね」
(困りました)
【フラヴィオ】
「仕方ない、違う方角を調査しよう」
(ふんふん)
【ナレーション】
二人の声に頷くと、君は今来た道を
戻り、探索を続けることにする。
F-5(b,5) 2度目の声
【何かの音】
「――――」
【ナレーション】
君は、入口から入る時にも聞こえた
奇妙な音・・・声を耳にして立ち止まる。
【奇妙な声】
「――ッ――」
【ナレーション】
・・・・・・?
何か意味のある言葉のようにも聞こえたが、
正確には聞き取れない。
声は近いようで遠く、低いようで高く・・・
奇妙な感覚だけを君に残す。
【アリアンナ】
「(主人公)様?」
(あの)
何と答えますか? |
声がしたことを話す なんでもない |
声がしたことを話す
【アリアンナ】
「声が・・・?」
(ん?)
【ナレーション】
君の言葉に、少女は怪訝に首をかしげる。
【アリアンナ】
「・・・私は何も聞こえませんでしたが
フラヴィオ様は?」
【フラヴィオ】
「いや、おれも別に・・・」
(ん?)
【ナレーション】
二人が聞こえていないということは、
音がしたのは気のせいだったのだろうか・・・?
君の空耳だったのかと疑いつつ
遺跡の先へと探索に進むことにする。
なんでもない
【ナレーション】
君が話すほどのことでもない、と判断して
何でもないと返事をする。
【アリアンナ】
「そうなんですか?
それならいいのですが」
【ナレーション】
まだ少し心配そうな顔をする少女に
改めて大丈夫だと君は告げ、再び
遺跡の先へと探索に進むことにする。
E-7(e,4) 3度目の声
【奇妙な声】
「――ッ――」
【ナレーション】
君は、奇妙な声を耳にして立ち止まる。
【奇妙な声】
「――応えろ――」
【ナレーション】
・・・出どころこそ分からないが、
今度こそ確かに聞こえたという確信がある。
声がしたことを話す、と答えていた場合
【ナレーション】
君は再び奇妙な声が聞こえたことを
2人に知らせる。
【フラヴィオ】
「また聞こえたのか・・・。
一度だけじゃないってのが気味悪いな」
(まいったな)
【アリアンナ】
「どうして私たちには
聞こえないのでしょう?」
(うーん)
なんでもない、と答えていた場合
【ナレーション】
君は2人にギンヌンガに入ってから
何度も聞こえてきた声について話す。
【アリアンナ】
「・・・私は何も聞こえませんでしたが
フラヴィオ様は?」
【フラヴィオ】
「いや、おれも別に・・・」
(うーん)
「でも、3回も聞こえたってんなら
気のせいじゃなさそうだな」
【ナレーション】
足を止めて3人で話し合ううちに
君は自らのある変化に気づく。
・・・君の右腕が酷く疼くのだ。
腕そのものが生命を持つ生き物のように
鼓動し、その振動が
伝わってきているような・・・。
《足音》
【ナレーション】
ぼんやりとした意識の中で、
今度は違う異音が君の耳に入る。
【フラヴィオ】
「今のは、おれにも聞こえたぞ」
(あれ?)
「人の足音・・・だな」
【アリアンナ】
「このギンヌンガ遺跡に、私たち以外の
冒険者が来ているのでしょうか?」
(えーっと)
「(主人公)様が聞いた声も、
その方々だとしたら納得できますが・・・」
【ナレーション】
フラヴィオが注意深く辺りを伺うが
すでに足音は消え、静寂が戻っている。
君たちは、警戒しながら
この先へと進むことにする。
E-5(c,3) 2人組と声
【フラヴィオ】
「おい・・・、奥から誰か来るぞ」
(おい、なんか来るぞ)
【ナレーション】
先頭の少年は君たちに警戒を発し、
足を止めるように指示を出してくる。
【アリアンナ】
「それって・・・
さっきの物音の主でしょうか?」
(ん?)
【フラヴィオ】
「まだ分からないな。
音から察するに、2人組みたいだけど・・・」
(うーん)
《足音》
【ナレーション】
・・・確かに、少年の言う通り足音は2つ。
2人組のようだ。
《足音》
【フラヴィオ】
「そこで止まれ!」
【男の慌てた声】
「うどわっ!?」
【ナレーション】
鋭い少年の声に、野太い慌てた声が
遺跡の中で反響する。
《CG:ベルトラン&クロエとの遭遇》
【メガネと三角帽の少女】
「驚きすぎ」
【金属鎧を着た男】
「いや、暗がりから急に声がしたら
驚くだろ、普通!」
【ナレーション】
君たちの前に現れたのは、金属鎧姿の
男性とローブをまとった少女の二人だ。
何と発言しますか? |
何者だ?名を名乗れ (主人公)だ、あなたたちは? |
何者だ?名を名乗れ
【金属鎧を着た男】
「トガってるねえ、少年。
見ての通り2人だけの
善良な貧乏パーティさ」
「俺はパラディンの ベルトラン。
そんでこっちはドクトルマグスの クロエだ」
《CG終了》
【アリアンナ】
「まあ、ご親切にありがとうございます。
私はアリアンナと申します」
「こちらのお二人は私に同行して
くださっている(主人公)様と
フラヴィオ様です」
【ベルトラン】
「(主人公)に
アリアンナにフラヴィオね。
これはご丁寧にありがとよ」
(主人公)だ、あなたたちは?
【金属鎧を着た男】
「・・・ご丁寧にありがとよ、少年。
こっちは見ての通りの善良な2人組だ」
「俺はパラディンの ベルトラン。
そんでこっちはドクトルマグスの クロエだ」
《CG終了》
【アリアンナ】
「でも、お二人は一体ここで何を?
人に知られた場所ではないはずですが・・・」
【ベルトラン】
「何って・・・まぁ、なぁ?」
【ナレーション】
少女の後ろでへらへらとした笑みを浮かべて
聖騎士の男は言葉を続ける。
【ベルトラン】
「樹海にゃ、優秀な冒険者が山ほどいて
浅い階層で一攫千金は難しいらしくてな」
「ここなら他に探索してる冒険者はいねーし
もしかして・・・がありえそうだろ? な?」
【フラヴィオ】
「つまり、迷宮よりも儲かりそうだと?」
「なんつーか、怪しいおっさんだな」
【クロエ】
「ベル、怪しい人じゃない。
ただ、口から出まかせを言うだけ」
【フラヴィオ】
「出まかせかよ!?」
【ナレーション】
・・・目の前の2人と対話をしているはずが
君の耳には次第にその声が遠くなってくる。
代わりに、この遺跡に入ってから何度か
聞こえる不思議な声・・・、謎めいた言葉が
これまで以上にはっきりと響いてくる。
【どこからか響く声】
「――応えろ――」
「――我が声に応えろ――」
「その腕に刻印を刻まれし者よ!」
【ナレーション】
君の脳内に響く不思議な声が
ついに明確な言葉となって聞こえてくる。
【クロエ】
「それより。・・・その後ろの人は?
さっきから、変」
(ねえ)
【ベルトラン】
「・・・うん? 確かに、様子が妙だな」
(ん)
【フラヴィオ】
「え? お、おい、(主人公)?
どう・・・たんだ、お・・・い・・・」
(大丈夫か)
【どこからか響く声】
「応えろ!
盟約に従い、大地を守護する為にッ!」
《画面フラッシュ》
【ナレーション】
光に包まれ、その後我に返った君は
不思議な空間に立っている自分に気付く。
先ほどまでいた場所とは違い
周囲に人の姿はない。とりあえずは
前に進むしかなさそうだ・・・・・・。
謎の遺跡
《9歩前へ》
【どこからか響く声】
「汝が当代で選ばれし騎士」
「ギンヌンガを護る定めの者」
《扉を開ける》
【どこからか響く声】
「汝はその身に力を宿し
課せられた試練を越えねばならない」
《画面フラッシュ》
【ナレーション】
不思議な空間を歩み、突き当りの広間に来た
君の前に、音もなく異形の人影が現れる。
見るからに異形なその姿だが、
不思議なことに君はその人物から
敵意らしきものを感じることはない。
平然と立つ君を見て、目の前の影は
甲高い、どこか作り物めいた声で
話し始める。
【どこからか響く声】
「我は 黒の護り手。
大地の守護者にして汝の未来を司る者」
【黒の護り手】
「汝は今から盟約に従い力を得るのだ」
「その力をファフニールと言う」
「それは恐ろしく強大な
人を異形に変える技」
「伝承に従い儀式を進めるがいい。
汝が力を用いて試練を超えた時
汝は大地を護る礎となろう」
《画面フラッシュ》
ファフニールの力
【ナレーション】
意識だけをここではない場所に
飛ばされた君の身体は、仲間たちに
囲まれたまま呆然と立ち尽くしている・・・。
【クロエ】
「・・・後ろの人、ボーっとしてる。
なんだか、おかしい」
(むむ)
【アリアンナ】
「(主人公)様?」
(あの)
【フラヴィオ】
「おれたちの声が届いていない?
気絶している訳でもなさそうだけど」
(うーん)
《鳴き声》
【アリアンナ】
「い、今の声・・・は?」
(なんです?)
【クロエ】
「気配、近い。・・・こっち、近づいてる」
(気配、する)
《東を向く》
【アリアンナ】
「・・・見たことない、魔物ですね」
(見たことありません)
【ベルトラン】
「・・・こらダメだ」
(ふう)
「よし、逃げよう。
すぐ逃げよう、今逃げよう」
【フラヴィオ】
「ハァ!? あんた、
パラディンだろ!?
なに一番に逃げようとしてんだ!」
(
何言ってんの?)
【ベルトラン】
「
パラディンが逃げて何が悪ィ!」
(
ああ?)
【フラヴィオ】
「悪いよ! その盾は飾りか!?」
(バカやろう)
【ベルトラン】
「舐めんな、飾りだ!!」
(へっ)
《鳴き声》
【ベルトラン】
「!!」
(うお!)
【フラヴィオ】
「アリアンナ、危ないっ!」
【アリアンナ】
「(主人公)様!?」
(え?)
「!?
(主人公)様の姿、が・・・」
【クロエ】
「何が、起きた?」
(ふぇ)
【ベルトラン】
「まさか・・・・・・」
(なっ)
【フラヴィオ】
「・・・・・・(主人公)!?」
(うそだろっ)
何と答えますか? |
そうだ、(主人公)だ 話は後だ、敵を倒すぞ! |
どちらも会話なし
《戦闘:さすらいの剣猪》
【どこからか響く声】
汝が力は、まだ完全なモノではない。
故に汝の気力に合わせて、発動し
そして解除される。
【
システム】
あなたは
ファフニールと呼ばれる力を
使って戦うことができます。
フォースゲージがたまると、変身コマンドが
使用可能となり、それを使うことで
ファフニールの姿に変わることができます。
ファフニールになると専用の
スキルが
使用可能で、HP、攻撃力が高くなり
戦闘が優位に行えます。
ただし
ファフニールの姿は体に多大な
負担をかけるため、
3ターンが過ぎると
元の人の状態に戻ってしまいます。
それを念頭に置いて戦いましょう。
【ベルトラン】
あークソ、ヤベェ相手だな・・・。
お前ら後ろに下がっとけ!
【
システム】
ベルトランは
パラディンと
呼ばれる職業です。
フロントガードや挑発を使うことで、
仲間が受けるダメージを軽減できます。
【クロエ】
クロエ、そうする・・・。
後、ケガしたらクロエに言う。
クロエは、ケガ治せる。
【
システム】
クロエは
ドクトルマグスと
呼ばれる職業です。
巫術:再生でHPの回復を、巫術:鬼力化や
皮硬化で攻撃力や防御力を強化できます。
また巫剣:霊攻衰斬、巫剣:霊防衰斬などで
敵の攻撃力や防御力を弱体化することも
可能です。
【アリアンナ】
わかりました、ベルトラン様。
ですが、私たちも戦えますので
ご安心下さい!
【フラヴィオ】
(主人公)に何が起きたか気になるけど
とにかくまずは目の前の敵を
倒すしかないからな!
(あーもう)
《2ターン目》
【どこからか響く声】
汝が手にした力には
もう一つの使い方がある。
その力は強力無比。
勝負を決する必殺の一撃となろう。
だがその力を行使すれば、暫くの間は
その姿へ変わることはできなくなる。
使いどころは誤るな。
【
システム】
フォースブーストの発動中は、
フォースブレイクという力を
使うことができるようになります。
フォースブレイクは非常に強力な効果を
持っており、不利な局面を逆転させることも
できるでしょう。
ですが、フォースブレイクは
フォースゲージそのものを犠牲にして放つ技
であることに注意してください。
フォースブレイクを使うと、
一度街に戻るまではフォースゲージは
消えたままになります。
戦局を見極めて、ここぞという時に
使っていきましょう。
《戦闘終了》
異形と化した手
【ナレーション】
魔物をなんとか退けた君は
他に魔物がいないことを確認した後
安堵のため息をもらす。
しかし、先程の君の姿を見てなのか、
共に戦っていた少年と少女は
慌てた様子で君の元へと駆け寄ってくる。
【アリアンナ】
「(主人公)様!平気ですか!?」
何と答えますか? |
大丈夫だ 何がなんだか分からない |
大丈夫だ
【ナレーション】
君は大丈夫だと答えるも
少女は心配そうに君を見つめている。
【アリアンナ】
「(主人公)様・・・」
(ううっ)
何がなんだか分からない
【アリアンナ】
「(主人公)様・・・」
(ううっ)
【ナレーション】
心配そうに君を見つめていた少女は
君の右腕を見た瞬間、はっと息をのむ。
一体どうしたのかと思った君は
自分の右腕を見てみる・・・。
《CG:異形と化した手》
【ナレーション】
その腕は、いつも見る自分の腕などでは
決してなく、もはや魔物のような異形へと
形を変えてしまっている・・・!
先ほどまでの自分の周りで起きた出来事、
自らの身体に起きている異変は明らかに
普通ではない。
君自身がその事実に今さらに驚きながら
目を見開いていると、それを見ていた
アリアンナが君に声をかけてくる。
【アリアンナ】
「(主人公)様、す、すぐにお医者様へ
行きましょう!」
(大変ですっ)
「さっきの姿といい・・・、何か悪い病気に
かかったのかもしれません」
【クロエ】
「病気なら、クロエわかる」
(任せて)
「姿が変わる病気は珍しい。
何がおきたのか、興味深い」
【ナレーション】
そう告げると、黒衣の少女は
君のそばに座りこんで、君の右腕を
食い入るように見つめ始める。
《CG終了》
【クロエ】
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
【アリアンナ】
「だ、大丈夫なんでしょうか?」
(だ、大丈夫でしょうか)
【クロエ】
「・・・わからない。こんな現象
目にするのも初めて」
(うーん)
【ナレーション】
そういうと少女は視線を上げると
君の顔を見つめながら言葉を続ける。
【クロエ】
「剣の人、痛みはある?
こういった変異は初めて?
(ねえ)
クロエの質問に答えますか? |
初めてだ ・・・・・・・・・ |
初めてだ
【ナレーション】
初めてだ、と答えた君だが
不意に頭の奥に違和感を感じる。
・・・・・・・・・
【ナレーション】
当然、このような変異は初めてなのだが
そう答えようとした瞬間、不意に
頭の奥に違和感を感じる。
【ナレーション】
かつてこの状態を知っていたような
既視感のような感覚が襲ってくる・・・。
考え込む君を見つめていた親友は
ため息をつきながらその腕を見つめている。
【フラヴィオ】
「あの日と同じ、だ・・・」
(ちくしょう・・・)
【ナレーション】
小さな声でそう呟いた少年は、君の腕を
凝視した後、目を伏せて視線をそらす。
心配そうな公女と俯く友人を後目に
黒衣の少女は(主人公)の手に触れながら
再び見解を口にする。
【クロエ】
「人とは明らかに違う形状で硬く鋭い爪。
先ほどの全身の変化といい、病気ではなく
何かの力に目覚めた感じがする」
(えっと)
「その力が何かはわからない。けど・・・
この場所に来てから剣の人に起きた
何かが影響しているはず」
【ナレーション】
少女はそういって、君に言葉を
促すように見つめてくる。
声が聞こえた
力が目覚めた
(共通)
【ナレーション】
声が聞こえ、その声に従うと
ファフニールの力が授けられた、と
君は仲間たちに告げる。
【アリアンナ】
「声・・・と、力ですか」
(うーん)
「私は、この地を訪れて
儀式を行うのが使命です」
「儀式の詳細は長い歴史に紛れて
消えてしまっているのですが・・・」
「(主人公)様の身体の異変は、この地と
儀式に関係がある気がします」
【ベルトラン】
「・・・・・・儀式、だと?」
(うん?)
【アリアンナ】
「はい。私はカレドニア公国の大公の娘で
百年に一度の儀式を担う姫なんです」
「儀式は、このギンヌンガの地に
私が赴く必要があり、(主人公)様と
フラヴィオ様に護衛をお願いしたのです」
【ベルトラン】
「なるほど、ねぇ・・・。しかしそんな情報
初対面のオレたちに話していいのか?」
(ふーん)
【アリアンナ】
「フフ、私こう見えても人を見る目には
自信があるんです」
(うふふ)
【ベルトラン】
「・・・やれやれ、人の良いお嬢ちゃんだねぇ」
【クロエ】
「クロエも納得した」
(わかった)
「だったら、異変の原因を探るため
ここの先を探索した方がいいのでは?」
【フラヴィオ】
「(主人公)の腕があんな状況で・・・
先に探索に行くっていうのか?」
(おい)
【アリアンナ】
「できれば(主人公)様の身体に不安が
なくなってからがいいのですが・・・」
(ううっ)
【ナレーション】
皆の会話を聞いていた君は
確かに自身の腕の変異には驚いたものの
体調は悪くないという実感を持っている。
このまま進むことが自身の変異の解明や
アリアンナの目的に繋がるのであれば
仲間たちに何かを言ってもいい。
何と発言しますか? |
ギンヌンガの先へ進もう アリアンナのしたいようにするといい 体はもう平気だ |
ギンヌンガの先へ進もう
【アリアンナ】
「で、ですけど・・・本当に大丈夫なのですか?
無理をされているようなら・・・」
【ナレーション】
あくまで心配してくる少女に改めて
問題ないと君は告げると、少女はにわかに
肩の力を抜いた。
アリアンナのしたいようにするといい
【アリアンナ】
「で、ですけど・・・。
本当に・・・いいのでしょうか・・・?」
【ナレーション】
不安そうに再度問いかけてくる少女に
君は大丈夫だと告げると、少女はにわかに
肩の力を抜いた。
体はもう平気だ
(「ギンヌンガの先へ進もう」と同文)
【アリアンナ】
「わかりました。では、先へ進むことで
(主人公)様の変異の原因が判明すると
信じてギンヌンガの先へ進もう、進みましょう」
【ナレーション】
アリアンナの言葉に頷き、君たちは
この部屋の奥を調べてみることにする。
E-4(b,3) 壊れた橋
【アリアンナ】
「これは・・・どうしましょう・・・」
【ナレーション】
先に進む道を探す君たちは、深い断崖に
行きあたってしまう。
前には足を踏み出すことのできない
深い水掘が広がり、先へと進むことを
拒んでいる。
【アリアンナ】
「あっ、でもあちらの方を
ご覧になってください!」
【ナレーション】
アリアンナの指した対岸に目をやると、
そこには間違いなく別の通路が
あるのが見て取れた。
【アリアンナ】
「あちらに渡れれば、ギンヌンガ遺跡の
もっと奥まで進めるのではないですか?」
(どうでしょう)
【ナレーション】
アリアンナは大発見だとばかりに喜ぶが、
あくまで平静にクロエが一言発してくる。
【クロエ】
「どうやって向こう岸に渡るの?」
(それで?)
【アリアンナ】
「あら? 確かにこのままではあちら側へ
行くことはできませんね・・・」
【ナレーション】
アリアンナの悲しげな顔と、目の前の
空間を眺めていた君は、不意に自分に
向けられた視線に気付く。
振り返ると、ベルトランと名乗った騎士が
何かいいたげな表情で君とアリアンナを
見つめている。
何と発言しますか? |
先に行くにはどうしよう? ・・・なにか言いたいことでもあるのか? |
先に行くにはどうしよう?
【ナレーション】
君はそう告げながら、仲間たちの顔を
順番に見つめていく。
アリアンナ、フラヴィオ、クロエ・・・と眺め
最後にベルトランを見つめると、男は
一瞬驚いた後、首を振って言葉を返す。
・・・なにか言いたいことでもあるのか?
【ナレーション】
こちらを見つめていたベルトランに
そう問いかけると、男は一瞬驚いた後
首を振って言葉を返す。
【ベルトラン】
「いや・・・、お前らが少し知り合いに
似ている気がして、見ていただけだ」
(はっは・・・)
【ナレーション】
男はどこか言い訳めいた口調でそう告げると
君の視線を避けるように視線をそらす。
【ベルトラン】
「こういった遺跡にはな、侵入者を
排除する色んな仕掛けがあるもんなのさ」
(やれやれ)
「今のこの状況も、恐らくは
そういった仕掛けなんだろうよ」
【アリアンナ】
「それは、つまり・・・
どういう意味ですか?」
(あの)
【ベルトラン】
「・・・どっかに仕掛けを作動させる装置が
あって、あの水に沈んでる道みてぇなのが
橋になるんじゃねえかってことだよ」
(ふうーぅん)
【フラヴィオ】
「沈んでる道・・・? 橋・・・?」
(ふんふん)
【ナレーション】
男の言う言葉に釣られるように君と
フラヴィオ、アリアンナは下の方へと
視線を移す。
確かにそこには水に沈んだ道のようなものが
あり、それはちょうど向こう岸まで続いて
いるように感じられる。
何と発言しますか? |
あれが橋になるのか? 何でわかるんだ? |
あれが橋になるのか?
何でわかるんだ?
(共通)
【ベルトラン】
「確証があるわけじゃねえよ。
そういう風にも見て取れる状況だから
言ってるだけだ」
(ん?)
【フラヴィオ】
「・・・なるほどね、それってつまり
これのことか?」
【ナレーション】
2人の言葉を聞きながら周囲を探っていた
少年は、断崖の手前の床板をめくって
その下にある装置らしきものを発見する。
その装置にはレバーが付いており、
フラヴィオはそれをとりあえず
動かしてみた。
【フラヴィオ】
「おおっ! 動いたっ!」
【アリアンナ】
「止まってしまいました」
(あらら?)
【フラヴィオ】
「何だよ、もー!
途中まではうまくいってたのに!」
【ベルトラン】
「まあ古い仕掛けだ、
壊れてるってこともあるだろうよ」
(ふう)
【アリアンナ】
「そんなっ!それでは困ります!」
【ベルトラン】
「・・・慌てんなって。怪しい装置は
見つかったんだ。喜ぶとこだ。
壊れてたら直せばいいんだからな」
(まあまあ)
「つい先日ハイ・ラガードの酒場で
ヘンな衛士に出会ったんだ」
「鉱石だとか古い遺跡だとか、橋についても
その形状や構造、素材について夜通し
語り続ける変わった男だった」
「アイツなら、
この橋の仕掛けを修理する方法
教えてくれるんじゃねえの、って思うぜ」
何と発言しますか? |
教えてくれてありがとう 知ってたなら最初から言ってよ |
教えてくれてありがとう
【アリアンナ】
「私からもお礼を言わせてください。
ベルトラン様、教えてくださって
ありがとうございます」
知ってたなら最初から言ってよ
【ベルトラン】
「へーへー、悪うございましたね」
【アリアンナ】
「(主人公)様、いいじゃありませんか。
何だかんだと言いながらも、ベルトラン様は
教えてくださったのですから」
(うふふっ)
「ベルトラン様、改めてお話して
いただき、ありがとうございます。
本当に助かります」
【ベルトラン】
「感謝するほどの話じゃねぇよ」
(フッ)
「だがな、嬢ちゃん。どうせ感謝するなら
言葉より物のほうが嬉しいかもな」
【アリアンナ】
「・・・物、ですか?」
(ん?)
【ベルトラン】
「おうよ、宝石でも金貨でも
おっさん文句は言わないぜ?」
【アリアンナ】
「えっ・・・、えっ・・・、あ、あの・・・
ど、どうしましょう、今は国元を離れて
所持金も多くはないですし・・・」
【クロエ】
「・・・クロエは食べ物のほうがいい」
(待って)
【アリアンナ】
「ええ!?」
【ナレーション】
二人の発言に驚き、戸惑う公女を前に
君は何か助け船を出してもいい。
何と発言しますか? |
アリアンナが困ってるぞ それより衛士を探しにいこう |
アリアンナが困ってるぞ
【ナレーション】
君がそう告げると、軽口を叩いていた騎士は
苦笑を浮かべながら言葉を返す。
【ベルトラン】
「そうだな、嬢ちゃんがあまりに
素直なんでついからかっちまったが・・・
そろそろ終わりにしとくか」
【ナレーション】
ベルトランはそう告げて口を閉じる。
落ち着いた君たちは、男の言う
橋に詳しいという人間に会うべく、
一旦街に戻ることにする。
それより衛士を探しにいこう
【ナレーション】
君は騎士の口調が本気でないと推測し
それより衛士を探しにいこうと提案する。
【ベルトラン】
「あ~、そうだな。箱入り娘っぽい
嬢ちゃんをからかってないで、さっさと
街に戻るとしようか」
【ナレーション】
君たちは男の言う橋に詳しいという人間に
会うべく、一旦街に戻ることにする。
E-4(b,3)もう一度橋を調べる
【クロエ】
「・・・・・・・・・・・・」
「橋がないから通れない。
橋を渡す手段を見つけてから、来よう」
(無理)
(会話終了)
B1階(バジリスク討伐まで)
街へ
F-4(c,3) 再び遺跡入り口
【ナレーション】
君たちは再び、静寂が支配する
奇妙な神殿の中へと足を踏み入れる。
【フラヴィオ】
「なあ、(主人公)。
身体はどうだ? ここにくると
何か変化とか、ありそうか?」
(いいか?)
【ナレーション】
君の様子を気にして、少年は心配げに
問いかけてくる。
…改めて、君は自身の状況を確認するが
特に不調は感じられない。
あの奇妙な声も聞こえてはこないし、
問題はないようだ。
何と答えますか? |
大丈夫そうだ 心配性だな 何かあったらよろしく |
大丈夫そうだ
【フラヴィオ】
「そっか、安心したよ」
(へへっ)
心配性だな
【フラヴィオ】
「昔っから、心配するのがおれの仕事だろ」
(へへっ)
何かあったらよろしく
【フラヴィオ】
「ったく…、しょうがねえなあ。
よろしくされてやるよ」
(へへっ)
【アリアンナ】
「(主人公)様があの姿になったのは
ここに来て…、何かの影響があったから
でしょうし……」
(うーん)
「気をつけながら進みましょう」
E-4(b,3) 壊れた橋
【ナレーション】
君たちは再び、深い断崖で遮られた
空間へとたどり着く。
レバーの近辺の壁を探ると
衛士の言葉通り帯電石を入れる仕組みが
見つかる。
そしてそこには、色あせひび割れた石が
はめ込まれているのがわかる。
【アリアンナ】
「えっと…、
この古い石を外して新しい帯電石を
はめればいいんでしょうか?」
【ナレーション】
アリアンナが言葉通り古い石を外し
新しい帯電石をそこにはめ込むと
そのままレバーを動かしてみる。
《橋が起動する》
【フラヴィオ】
「うぉっ!? すげぇ!」
【クロエ】
「…橋、出てきた。かっこいい」
【ナレーション】
君たちの前で音を立てて橋は架かり
無事に向こう岸へと進めるようになった。
【ベルトラン】
「これでやっとギンヌンガの奥に
進むことができる…」
(やれやれ)
【アリアンナ】
「はい。そして先に進めば
儀式を行うことができるはずです!」
【ナレーション】
ギンヌンガの奥にあるという
儀式の間に少女を送り届けることが
君に課せられた使命だ。
君たちはその依頼をこなすべく
橋の奥へと進むことにする。
C-4(e,3) 橋を渡ると
【ナレーション】
君は、進行方向の先のあるものが
目に入り、立ち止まる。
【クロエ】
「ねえ、あれ…」
【フラヴィオ】
「ん? あれは…跳ね橋かな?」
【アリアンナ】
「ここは橋がたくさんあるのですね」
(あら?)
【ベルトラン】
「けど、全部橋が上がってるせいで
先に進めなさそうだぞ」
(はぁ…)
【アリアンナ】
「まあ、早速次の難題が…」
【フラヴィオ】
「おっ、一応試すことはありそうだぞ」
「北の橋と、東の橋の方にはないけど、
西の橋には操作できそうな機械が付いてる」
(ふんふん)
【ナレーション】
確かに、フラヴィオの言うように
西側の方の様子は先ほど見ていた
北側の橋とは少し違っている。
【ベルトラン】
「なるほどな。橋の片側にだけ
橋を上げる機械が備え付けられてるわけだ」
(へぇ)
【アリアンナ】
「ということは、橋を上げ下げして
一番奥を目指す必要があるわけですね」
(なるほど)
【ベルトラン】
「そういうこったな。
せっかく道が拓けたと思ったらこれだぜ。
メンドくせえなあ…」
(あぁ)
「もっとぱぱーっと先に進ませて
くれんもんかねぇ…」
(やれやれ)
【クロエ】
「クロエは楽しそうでうれしい。
(主人公)、早く動かしてみて」
(むふふ)
【ナレーション】
君はねだる少女の声の通りに
跳ね橋を操作してみてもいい。
D-2(d,5) FOEとの遭遇
【フラヴィオ】
「ちょっ! おい、あいつ!」
(うわぁ!)
【ナレーション】
橋を下ろした途端、フラヴィオが
大きな声をあげながら指をさす。
どうしたのかと君もフラヴィオの視線の先を
見やると、そこには君たちを追いかけようと
息を荒くしている魔物がいる。
【ベルトラン】
「おいおい、橋がつながった途端、
追いかけてくる気満々かよ」
(はぁ…)
【アリアンナ】
「なるほど。私たちだけでなく
あの魔物も橋の状況をしっかりと
観察されているのですね」
【フラヴィオ】
「ああ。おれらを追いかけるための道が
できたら即行動開始するみたいだから、
注意して橋を動かした方がいいな」
(そうだな)
【クロエ】
「オッケー。
じゃあ、注意して先に進もう」
A-2(b,3) 荒れ果てた遺跡
【アリアンナ】
「……」
(うぅ…)
【ナレーション】
君は隣を歩いていた少女が、
小さくため息をつくのを聞く。
何と発言しますか? |
疲れたのか? 儀式が不安なのか? 早く先に進もう |
疲れたのか?
【アリアンナ】
「いいえ、大丈夫です。
こう見えても体力あるんですよ」
「でも…」
【ナレーション】
君の問いに明るい笑みを返すも、
少女は気になることがあるのか、
周囲の崩れた石造りの部屋を見回す。
儀式が不安なのか?
【アリアンナ】
「…そう、かもしれません」
(うーん)
【ナレーション】
少女は君の問いに困ったような視線を
返しつつ、周囲の崩れた遺跡を見渡す。
早く先に進もう
【アリアンナ】
「あ、申し訳ありません…」
「…ですが、この先も
この調子なんでしょうか」
【ナレーション】
少女の漏らした不安げなつぶやきに
どういうことか、と君は尋ね返す。
【アリアンナ】
「ここ…、ギンヌンガの遺跡がとても
荒れ果てているのに驚いていたんです」
(うぅ…)
【フラヴィオ】
「ああ、確かに。
そこら中くずれちゃってるよなぁ」
(ん?)
「管理の手が入らなかった…って
大公宮でも言ってたっけ?」
(うーん)
【クロエ】
「そのせいで、橋の動力を失っていた」
(はぁ…)
【アリアンナ】
「えぇ…」
(はい)
「…ギンヌンガは、伝承の地として
大事な場所だと伝え聞いていました」
「大切な儀式を行うための神秘の地として
ずっと聞かされていたので…、
少し、残念で」
(うぅ…)
【ベルトラン】
「……」
【アリアンナ】
「す、すみません。関係のない話でしたね」
何と答えますか? |
確かに残念だな 気にせず儀式を頑張ろう 儀式は出来るだろうか? |
確かに残念だな
【アリアンナ】
「ふふっ、ありがとうございます。
でも、大丈夫ですよ、大切なことは
儀式を無事行うことですから」
気にせず儀式を頑張ろう
【アリアンナ】
「…そうですね。
(主人公)様の言うとおりです。
儀式を頑張りましょう」
(わかりました)
儀式は出来るだろうか?
(本文)
【アリアンナ】
「…ただ、儀式を行うための刻印の間が
荒れ果てていないかが…不安です」
(うーん)
【ナレーション】
不安げにそう告げる少女だが
次の瞬間、それを確認するためにも
先に進みましょうと明るく声をあげる。
君たちは少女の言葉通り
刻印の間目指して先へと進むことにする。
B-5(d,4) 敵の気配
【クロエ】
「だいぶ奥に進んできたけど…
儀式の間、そろそろ?」
(ふぅ…)
【ナレーション】
そう言って、黒衣の少女は
目前にそびえる扉に手を触れる。
【フラヴィオ】
「いや、ちょっと待って」
(いいか?)
「この先…ピリピリする」
(何かいる気がする)
【ナレーション】
いつになく少年は真剣に扉を見据える。
そして…君もまた、少年の緊張の原因を
扉の向こうから感じることが出来る。
周囲は相変わらず静寂そのものではあるが
扉の向こうには何か危険が存在するように
君には思える…。
【ベルトラン】
「聖域とはいえ、これだけ荒れてるんだ。
なんか妙なモンが巣食ってても
おかしくねえ」
(フゥン)
「ま、用心するとしようかねぇ」
【アリアンナ】
「……」
【ナレーション】
君たちは、このまま先へすぐ進んでもいいし
危険に備えて一度引き返しても良い。
B-5(b,4) 扉の先
【ナレーション】
扉を開いた先には、大きな空間が広がり
その中心には巨大な魔物が鎮座していた!
【フラヴィオ】
「げっ! な、なんだあれ!?」
【アリアンナ】
「大きい…ですね…」
(まあ)
【クロエ】
「腕が4本あるトカゲ…。
面白かっこいい…」
【ベルトラン】
「うれしそうにしてる場合じゃねえぞ。
あいつ、俺たちを襲う気満々だ」
(コラ)
【アリアンナ】
「来ました!」
(あぁ!)
何と発言しますか? |
戦うしかない! 気をつけろ! 背中は任せた! |
戦うしかない!
【アリアンナ】
「…はい!」
【フラヴィオ】
「おう、援護は任せとけ!」
【クロエ】
「準備、する。前、よろしく」
(備える)
【ベルトラン】
「やれやれ、面倒くせぇなあ!」
(チッ)
気をつけろ!
【フラヴィオ】
「ああ、あんな魔物…見たことないもんな。
何してくるか分かんねえぞ!」
【ベルトラン】
「ったく、前に立つモンとしては
やりにくいよなぁ、そういう相手」
【クロエ】
「対策は、出来るだけがんばる。
前衛も、がんばる」
【アリアンナ】
「やりましょう、(主人公)様!」
(はい)
背中は任せた!
【アリアンナ】
「お任せ下さい、(主人公)様!」
(はい)
【フラヴィオ】
「言われなくても、だぜ?」
(ああ)
【クロエ】
「回復するの、クロエの仕事。
ちゃんとまっとうする」
(回復、頑張る)
【ベルトラン】
「やれやれ、アツいねえ…」
【ナレーション】
聖域に巣くう魔物を追い払うべく、
君たちは武器を取り立ち向かう!
バジリスク討伐後
【ナレーション】
ぐらり、と君たちの攻撃を受けて
蜥蜴の巨体が揺らぐ…。
【フラヴィオ】
「やった、か…!?」
(ど、どうだ!)
【ナレーション】
君たちが固唾を飲んで見守る中、
蜥蜴の魔物の身体はゆっくり床へと
くずれおれて行く…。
【アリアンナ】
「勝ちましたっ!」
(や、やりました!)
【クロエ】
「…手強い相手だった」
(強かった…)
【ベルトラン】
「…勝った、な」
(はぁ…)
「これでギンヌンガの探索を
続けることができるって訳だ」
「それにしてもヤバい相手だったな。
正直これまでで一番疲れた気がするぜ」
(やれやれ)
楽勝だった
【ベルトラン】
「それはそれは、大したモンだ。
俺は次からなるべく楽にさせてもらうよ」
(へぇ)
【ナレーション】
そういって疲れた表情を浮かべる
ベルトランを眺めながら
君はこの部屋に来た目的を思い出す。
アリアンナが言う刻印の間がここなのか
君は周囲を見回しアリアンナを探す。
確かに疲れた
【ベルトラン】
「なあ、だから帰ったら半年ほど休暇にして
鋭気を養うことにしないか?」
(なあなあ)
【フラヴィオ】
「(主人公)…
ソイツは確実にノッちゃいけない提案だぞ」
(おいおい)
【クロエ】
「……」
「クロエもフラヴィオに賛成」
(はぁ…)
【ベルトラン】
「わかってるさ、若人たち。
軽い冗談だよ、おっさんだって
休んでいる暇はないんだ」
(そう怒るなって)
【ナレーション】
ベルトランと軽口をたたきながら
君はこの部屋にきた目的を思い出す。
儀式をするための場所として
この部屋がふさわしいのか否か
君は周囲を見回しアリアンナを探す。
《A-5(d,2)に移動する》
【アリアンナ】
「……」
【ナレーション】
すると、崩れかかった広間の奥
大きな扉の前でアリアンナは一人
佇んでいた。
【フラヴィオ】
「…アリアンナ?」
(うん?)
【アリアンナ】
「伝承に聞く紋章がなければ儀式を
行えません。この扉の向こうに何か
あるのかと思ったのですが…」
(うーん)
【ナレーション】
そう言って少女は扉に手をかけ
押したり引いたりするも、扉が
開きそうな気配はまったくない。
【クロエ】
「…押しても引いてもダメなら、
引き戸のように横に動くとか?」
(えっと)
【ナレーション】
クロエの提案を受けて、アリアンナは
扉を横に動かそうとするが、やはり
微動だにしない…。
【フラヴィオ】
「壊す…ってのも、ムダそうだな」
(まいったなぁ)
【ナレーション】
扉をコンコンと叩きながら
フラヴィオが肩を落とす。
その様子を後ろから見守っていた君に
どこからか声が響いてくる…。
【
システム】
(主人公)はスキル
パワーセルを習得した!
【どこからか響く声】
「汝はこれで二つの力に目覚めた。
なれど、まだ足りぬ…」
「少女が探す刻印の間は、この下層に
存在する。されどその地へ行くには
汝は三つ目の力を得なければならない」
「世界樹の迷宮へ戻るがよい。その地で
次の力を得し時、この扉は開き、汝らは
刻印の間にたどり着くであろう」
【フラヴィオ】
「(主人公)、おい、(主人公)!?」
(大丈夫か!?)
【ナレーション】
気付いたら、君の周囲に仲間たちが集まり
心配そうな目でこちらを見つめている。
【アリアンナ】
「(主人公)様、…やはり体調が
よくないのですか?」
(あの…)
【ナレーション】
君のことを案じる仲間たちに
君は今聞いた声について説明していく…。
【ベルトラン】
「(主人公)だけに聞こえる声、ねぇ…」
(ふぅん)
【アリアンナ】
「その声は、刻印の間がこの扉の先に
あるとおっしゃっているのですね」
(えぇっと)
【ベルトラン】
「(主人公)の言葉を信じるのなら、だな」
(フゥン)
「べつに(主人公)を疑うわけじゃないが
お前にしか聞こえない声じゃ
俺たちは判断のしようがない訳だ」
「どうなんだ? お前が聞いた感じ
その声の主は信用できそうなのか?」
信用できる
【アリアンナ】
「(主人公)様がそうおっしゃるなら
何も心配はありませんね」
(はい!)
【フラヴィオ】
「そうだな。じゃあギンヌンガの奥へ
行くために…、力を得る、だっけ?」
【クロエ】
「(主人公)、世界樹の迷宮で三つめの力
得ると言った。けど、どうやってかは
言ってない」
(うーん)
…わからない
【ベルトラン】
「ま、普通そうだよな。顔も見せずに
話しかけてくる相手を信じられるかって
話だからな」
(そうだな)
【クロエ】
「けど、顔を見せず疑わしいだけで
明確にウソをついている証拠はない」
(うーん)
【アリアンナ】
「つまり?」
(うん?)
【クロエ】
「本当かもしれない」
(うん)
【ベルトラン】
「まぁ、退屈ではそうだな」
(ああ)
【フラヴィオ】
「…ウソかホントはわからなくてもさ
(主人公)が変異したのは本当だから…」
(うーん)
「ギンヌンガを進むことで、変異の謎が
解ける可能性があるんだったら
おれは行くべきだと思うんだ」
「そうして進んだ結果、アリアンナも
儀式が遂行できるかもしれないんだしさ」
(うん)
【ベルトラン】
「儀式のために進む必要があるのは
嬢ちゃんとお前たちだ」
(はぁ…)
「だから、お前たちがその声に従い
進んでみるというなら、反対はしないさ」
(好きにしな)
【クロエ】
「クロエも…、ついていく」
(ん)
【アリアンナ】
「私は…、儀式を為さねばなりません」
(よろしいですか?)
「この先に刻印の間があるというのなら
私は先へと進まないといけません」
【フラヴィオ】
「じゃあ決まりだな、(主人公)。
お前の聞いた声に従って、三つめの力を
探しに行くとしようか」
(よし)
街へ
B1階(炎の魔人討伐後)
F-4(c,3) 扉へ向かう
【ナレーション】
深い深い、地面の裂け目のその奥…
神殿は今日も不思議な静けさをたたえて
君たちを迎える。
【ベルトラン】
「さって…この前、開かなかった扉は
この奥にあるんだったな」
(はあ…)
【クロエ】
「大きいトカゲと戦ったとこの奥」
(ん、あってる)
「…進もう?」
【ナレーション】
君たちは再び扉の前に立つために
静寂の神殿の中へと一歩足を踏み入れる。
A-5(d,1) 堅く閉ざされた扉
【ナレーション】
人気のない深い迷宮の中を進む君たちは
再び、堅く閉ざされた扉の前に立つ。
そこに近づいた黒衣の少女は
小さな手で扉に触れた後、小さく呟く。
【クロエ】
「この扉、やっぱり開きそうにない」
(無理)
【ベルトラン】
「クロエ、あんまりベタベタ触るな」
(こら)
「…こういうのは、力を得た当人が触りゃ
何か起こるんじゃねえのか?」
【ナレーション】
ベルトランはクロエを猫の子のように
襟首を持って扉から引き離しつつ、
君に語りかける。
扉を調べる
(扉が開く)
【フラヴィオ】
「うわっ!?」
【クロエ】
「開いた…」
(なんと)
「これで、先…進める?」
【アリアンナ】
「……」
【ナレーション】
少女は突然に口を開けた先へと進む道を
呆然と見ている…。
良かったな
安心した
(共通)
【アリアンナ】
「…はい」
「開かなかったらどうしよう、って
少しだけ不安だったんです」
「では儀式のため、この先の探索へ
いきましょう」
【ナレーション】
君たちは少女の背を追って、未知なる
遺跡の内部へ足を踏み出すことにする。
最終更新:2024年07月15日 00:22