第六階層 禁忌ノ森(クエスト)
26階 悠久の時に閉ざされし歪の大回廊
※このリンク表は、テキスト集ストーリーモード共通のものです。編集はここから。
※メインはメインシナリオ、ミニはミニイベントの略です。サイズの関係で略しています。
座標の見方
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26階 到達後
啜れ、古なる血の杯
(ギルド名)宛てに依頼だ。
場所の指定は聞いてるが、
内容は分からねぇ。
報酬 アムリタⅡ 2個
《クエスト受領》
【アントニオ】
おぅ、そりゃお前らへの伝言だ。
その依頼主、例の翼持ちだぜ?
とにかくお前らに会わせろってさ。
大公宮のエラいさんからも聞いてると思うが
何かビミョーに怪しい話みたいだぜ。
・・・ま、仲介料はちゃんともらったし
報酬も預かってる。特に問題はねぇだろ。
(へっへー)
依頼主は天空の城、入り口で待つって
言ってるみてぇだな。
【アントニオ】
だが、お前ら変な知り合いが増えて来たな。
大丈夫なのかよ?
(うーん)
ま、俺も変な知り合いの1人っちゃ
それまでだから、他人のこたぁ
言えねぇか、ははははっ!
じゃ、よろしく頼んだぜ!
(頑張れよー)
《迷宮21F B-4(d,3)》
【ナレーション】
城を訪れた君たちが入り口へと
歩を進めると、柱に寄り立っていた
人影がこちらに気付き、身を起こす。
【カナーン】
「ん・・・(ギルド名)か。
わざわざこのようなところまで
呼んですまなかった」
「しかし・・・我はどうしても1つ
聞いておきたいことがあるのだ」
【ナレーション】
カナーンはそう言うと
遠く曇天の空へと視線をやる。
「我らの聖地でその声を聞いていた星。
その星があると言われたのがこの場所だ」
「・・・空にある星も、いつかは消える。
されど我らの星は、あまねく時と場所にあり
決して消えることない導星と言われていた」
「土の民の言葉を借りるならば・・・
神というものに近いのかもしれぬ」
「(ギルド名)よ。
君らに尋ねたい」
「我らの星・・・神は、この城に存在したのか?
それは確かに神だったか?」
神だった
【ナレーション】
君たちの答えを聞き、
男は少し俯いてため息を吐く。
「・・・伝承が真実であるならば
我らの星は消えることなきもののはず」
(それは違う)
「しかし・・・城の各所を見回ってきたが
星の声はどこからも聞こえて来ない」
「(ギルド名)よ。
我らは真実を求めているのだ。
どうか、答えてはくれないか」
【カナーン】
「そうか・・・」
【ナレーション】
カナーンはどこか哀しげな眼差しで
雲を眺めつつ言葉を続ける。
【カナーン】
「星が失われることも、定めの内か。
それとも違うのか・・・?」
「我らはいかなる定めの下に生まれたのか?
何のために、我らは存在するのか?」
「一族の長として・・・
いや、我個人としてそれを知りたいと望む」
「(ギルド名)よ。
そのために協力してくれないか?」
「この城の上・・・我らが禁忌の場所と呼ぶ地に
手がかりがあるかもしれぬのだ」
【ナレーション】
カナーンはそう言って君たちを見つめる。
君たちは、それを受けてもいいし、
断ってもいい。
協力しない
【ナレーション】
君たちが彼の申し出を拒否し、
力を貸す気はないと伝えると、
彼は自嘲気味に小さく笑い出す。
「そうか・・・、ならば仕方ない。
それもまた星の定めだ」
(ふっ)
「・・・だが、(ギルド名)よ。
もし、この城の奥に行きたいと願うなら
我の申し出を受けるしか術はない」
「・・・もう少し、考えてはくれまいか。
それまでは我はここで汝らの訪れを待とう」
(また会おう)
(会話終了)
再度話し掛けた場合
【カナーン】
「ん・・・(ギルド名)か。
もしや我の申し出を受けてくれる気に
なってくれたか?」
【ナレーション】
君たちが頷くと、カナーンは
嬉しそうに笑顔になる。
【カナーン】
「呪銀の聖杯。
君たちはそれを持っていると聞く」
【ナレーション】
君たちはかつて自分たちが手に入れ、
今や背袋の中で忘れかけていた、
もう1つの聖杯の存在を思い出す。
【カナーン】
「あれはただの器ではない。
あれこそ、禁忌の扉を開くための
カギとなるものだ」
「しかしカギは今のままでは役に立たぬ。
カギを目覚めさせる必要があるのだ」
【ナレーション】
君たちは意図のつかめない長の言葉に
眉をひそめ、説明を求める。
【カナーン】
「聖杯の目覚めには生贄が必要なのだ。
といっても別に人の血が必要な訳ではない」
「聖杯に注ぐに適した血を持つもの・・・
それはこの城の守護を任された魔獣、
ジャガーノートを指す」
「奴の血を注げば、その聖杯は目覚め、
禁忌の扉を開くカギとなるだろう」
「目覚めた聖杯を用いることで、
森の奥へと進むことができるのだそうだ」
「君らに、その聖杯の目覚めを任せたい。
・・・よろしく頼んだぞ」
(また会おう)
【ナレーション】
翼人の長は言葉を言い終わらない内に
翼を広げ、眼下の森へ舞い降りて行く。
君たちはこのまま迷宮をうろつく強力な
魔物を倒して、その血を集めてもいいし、
一旦引き返すことも自由だ。
《ジャガーノート討伐》
【ナレーション】
魔物の血を呪銀の聖杯へと注いだ
君たちは驚きに目を見張ることになる!
注がれた赤い液体が溜まる暇もなく、
見る見るうちに減っていく。
・・・まるで、杯その物が血を啜るかのようだ!
呪銀の杯は注がれた血を飲み干し、
その器全体にほのかな紅い光をまとう!
・・・これがカナーンの言っていた
杯の目覚めなのだろうか?
これで長の望みは満たした。
時間のある時に21階へ向かい
彼の下を訪れたまえ!
【システム】
新たな目的地が表示されました!
《迷宮21F B-4(d,3)》
【ナレーション】
呪銀の杯を手に現れた君たちの姿を見て、
上方から翼人の長が舞い降りて来る。
【カナーン】
「(ギルド名)、来たか。
呪銀の聖杯は目覚めたようだな・・・。
それを渡してもらえるだろうか」
(さて)
【ナレーション】
君たちがそれを渡すと、
長は満足げに言葉を続ける。
【カナーン】
「すでに知っているかもしれないが
禁忌ノ森の27階には・・・
星であったものの結界がある」
「この聖杯があれば、その結界は開かれる。
・・・のちほど、そこで落ち合おう」
【ナレーション】
カナーンはそう言うと
聖杯を抱え、翼を広げる。
【カナーン】
「結界を開くには少し時間がかかる。
君らは一度街へと戻った方が良いだろう」
【ナレーション】
カナーンはそう告げると、
空へと飛んでいく。
これで依頼は完了だ!
時間のある時に酒場を訪れ
報告を行いたまえ!
《クエスト報告後》
【アントニオ】
ああ、この仕事か。
依頼主から連絡もねーし、どうなってるかと
思ってたんだが・・・終わったんだな?
ま、お前らが言うなら信用するぜ。
報せがないのは良い知らせ、とも言うしな!
向こうも文句はねぇんだろうよ。
ったく、仲介役も楽じゃねぇんだぜ?
たまには肩でも揉んでくれよ、
ははははっ!
さて、冗談置いといて。
預かってた報酬だ、しっかり受け取れ!
次回もよろしく頼んだぜ!
(へっへー)
《exp 250,000》
古き傷跡の主
第2階層で地熱の異常が確認された。
大公宮でも調べているが未だに原因が分からない。
誰か調査を手伝ってくれないだろうか。
報酬 ハマオプライム
《クエスト受領》
【アントニオ】
よお、その依頼受けんのか?
そりゃ大公宮からの調査依頼だ、
やっといて損はねぇぜ。
(おぅ)
何でも最近9階の南側で、
尋常じゃねぇ暑さになる日があってな。
お抱えの学者が調べた結果、
・・・何つったか、地熱? の、上昇?
とやらが確認されてんだとさ。
ま、とにかく何か原因あってのことに
違いねぇってんで、お前らにお鉢が
回って来たワケだ。
だがなぁ・・・この依頼実は何組か
他のギルドも行ってんだが
てんで手掛かりナシ、だ!
(うーん)
あー、でも冒険者ギルドのギルド長に
話を知らないかどうか聞きに行ったやつらが
何か知ってそうな素振りを見たとか・・・。
まぁ、結局何にも話しゃしなかったって
言ってたがな! あんの堅物、
かなり相手選びやがるからな・・・。
あん? ってこたぁ、お前らが聞きゃあ
何かゲロるんじゃねえか?
うし! お前らとりあえずあいつんとこ
言って手掛かり探ってこいや!
よろしく頼んだぜ!
(ハッハッハッハ)
《冒険者ギルド》
【マリオン】
む・・・(ギルド名)か。
何か用か?
(ん・・・お前たちか)
9階南側の地熱?
・・・・・・・・・・・・。
・・・その話はどこから聞いた?
何と答えますか? |
酒場の依頼で 何か知ってるのか? 秘密だ |
酒場の依頼で
【マリオン】
なるほどな・・・。お前たちもあの依頼に
手を出したというわけか・・・。
何か知ってるのか?
【マリオン】
・・・・・・・・・・・・。
秘密だ
【マリオン】
だったら私の方からも話すことはない。
さっさと出て行くといい。
(会話終了)
【マリオン】
黙っていてもお前たちは勝手に探して
見つけてしまうのかもしれんな・・・。
(やれやれ)
少し長い話をする・・・。
(ふぅ)
もう何年も昔のことだ。
先の話と同じように9階で地熱の上昇が
確認されたことがあった。
その時もいくつかのギルドが仕事を
請け負ったが、現在と同様に原因を
究明するには至らなかった。
そして、最後に1つのギルドが
その地熱上昇の調査に乗り出した。
調査を行ったのは、私とその仲間・・・
当時では最強と言われたギルドで
公国最強と呼ばれた精鋭だった。
何と答えますか? |
ギルドに所属してたのか 最強ってすごいな 今そのギルドは? |
ギルドに所属してたのか
【マリオン】
意外に思うか?
確かに街でもあまり人と一緒に
行動することは多くないからな。
あるとすれば衛士隊を率いて、
樹海で冒険者のヒナ共を拾うくらいか。
・・・話がそれたな。
最強ってすごいな
【マリオン】
ただの風説だ。真実などではない。
もし最強であったのなら、この世界樹も
私たちが踏破していたはずだろう?
・・・話がそれたな。
今そのギルドは?
【マリオン】
・・・・・・もうギルドは解散しているよ。
そのことについても自ずと分かる。
話を続けようか。
【マリオン】
私たちのギルドは調査を重ね、
9階の隠された森に原因があると
結論付け、行動した。
そして9階の最奥の広間を
調べていた時の話だ・・・。
・・・あれは悪夢だ。
(くっ)
ほんの一瞬だった。
突然吹いた突風と熱が我々を襲い、
気付けば仲間が1人、倒れていた。
我々は応戦した。
視界を覆う真紅の翼、漆黒の鋭い角、
幾重にも突き出た棘・・・。
仲間は次々と倒れていった。
尾に砕かれ、爪に切り裂かれ、
炎に焼かれていったのだ。
私たちに為す術はなかった。
どんな武器も効かず、
どんな術式も通用しない。
残ったのは私だけだ。
私は半身に生涯消えぬ爪痕と
・・・・・・この顔の傷を負った。
《マリオンが鎧を脱いだ姿になる》
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・。
・・・奴は化け物だ、
お前たちが勝てるとは思えない。
否、人間風情が勝利するなど、
考えるもおこがましい話なのかもしれぬ。
地図を貸せ。
(さて)
地図に記した場所に行け。
第二階層、10階だ。
(いいか)
【システム】
新たな目的地が表示されました!
【マリオン】
その扉をくぐり、最奥を目指せ。
そこがお前たちの目指す場所だ。
最後に言っておく。
逃げることは恥ではない、
それを心して調査に向かえ。
(警戒しろ)
・・・私の話は以上だ。
これ以上話すことは、何もない。
(ふん)
《迷宮9F F-3(b,2)》
【ナレーション】
森の道を行く君たちは、
自らの流れでる汗に違和感を覚える。
周囲の樹海は赤く、確かに燃え盛る炎を
連想させるが、それはあくまで錯覚だ。
だが、この異常な気温は何だ!
熱は君たちの目の前にある扉から
発されているようだ。
この扉の向こうに
何かあるのだろうか・・・?
準備ができているなら、
その扉を開き、先へ進みたまえ。
《迷宮9F F-2(b,4)》
【ナレーション】
深紅の壁を抜けた瞬間、
恐ろしいまでの熱気が頬を焼く!
隠された森の最奥、高々とそびえる
深紅の壁に囲まれたその空間は、
炎の様な熱さだった。
足元の土は燃えるように熱く、
君たちを取り囲む空気は
遠くが揺らぐ程に熱を帯びている。
9階南側で確認された地熱の異常は
間違いなくこの場所が原因だろう。
依頼の達成は間近だ!
君たちはこの部屋をくまなく調べ、
更に原因を追求する必要がある。
《迷宮9F F-2(b,1)》
【ナレーション】
何かが落ちていることに気付いた君たちは
歩み寄り、それを拾い上げる。
・・・それはひと抱えもある
丸みを帯びた巨大な紅色の石板だ。
それが何の役に立つかはわかる由もないが
ないよりはマシだろうと、君たちはそれを
回収することにする。
【ナレーション】
これについて何か知っているとすれば、
この場所を教えてくれたギルド長マリオンが
考えられるが・・・。
君たちはの周りにはそれ以上有用そうなものは
見当たらない。ここで行える調査はこれで
終了としていいだろう。
《冒険者ギルド》
【マリオン】
なっ・・・!
ばばば馬鹿者っ! ノックもなしに
突然入って来る奴があるか!
(うわぁ!?)
・・・・・・まぁいい。
お前たちには既に見られてしまったしな。
何と発言しますか? |
嫌なことを思い出させて悪かった 兜をかぶってなくていいのか? こんな石板を拾ったんだけど・・・ |
嫌なことを思い出させて悪かった
【マリオン】
ん? ああ、大丈夫だ。
確かにあまり思い起こしたくないことでは
あるが、もう昔の話だ。
今は、こうしてここでギルド長の任に就き
業務の忙しさで手一杯さ。
こんな石板を拾ったんだけど・・・
【マリオン】
それは・・・!
(な!!)
・・・・・・・・・・・・。
間違いないな、それはあの時我らの前に
舞い降りた化け物・・・、そいつのウロコだ。
9階のあの部屋で見つけたのか・・・。
なるほどな・・・。
・・・・・・・・・・・・。
であれば、それを酒場に持っていき、
今回の報告と合わせて見せるといい。
なに、調査はしっかりやったと
私が言っていたと話せば、文句も出まいよ。
さて、無駄話は終わりだ。
私も業務に戻る。
お前たちもさっさと酒場へ向かえ。
【マリオン】
何だ、兜なしでは不満なのか?
私の素顔など見るに堪えない、と?
(ん)
何と答えますか? |
傷、見られたくないんじゃないのか きれいな顔だ 意地の悪い質問だ |
傷、見られたくないんじゃないのか
【マリオン】
フフフ・・・、真面目な返答だな。
一応ジョークだったんだが、慣れぬことは
するものではないということか。
いや、妙なことを口走って悪かった。
お前たちの真摯な気持ちは素直に
うれしいことだ。感謝する。
(すまなかった)
きれいな顔だ
【マリオン】
む・・・。そうか、きれいか・・・。
ありがとう・・・とは言っておくが、
あまり軽率にそんな言葉を吐くな。
周囲に勘違いされて困るのは
お前たちなのだからな。
意地の悪い質問だ
【マリオン】
ははは、その通りだな。
心配してくるお前たちがかわいくて
ついからかってしまった。
いや、申し訳ないことをした。
まあ、私なりのユーモアだったのだと
思ってくれ。
《クエスト報告後》
【アントニオ】
おっ、戻ったのか。
・・・オイ、お前ら、
ちょっと痩せたんじゃねぇか?
あ? 地熱の原因は隠された森だと?
何だ、じゃあお前らその森に入って
のぼせて帰って来たってワケか!
ま、のぼせただけならいいさ。
とにかく依頼は達成だな、
大公宮には俺から報告しておくぜ!
・・・あ? 渡す物がある?
何だこりゃ、石板か。
良いって、んなモン面倒くせぇ!
大公宮に出しに行ったら色んな紙だ何だと
書かされて疲れんだよ、俺が。
隠された森で拾ったんだから、
結構いいモンなんじゃねぇのか?
お前らが持ってりゃいいだろうがよ。
ホレ。今回の報酬だ、受け取りな!
じゃ、次回もよろしく頼んだぜ!
(へっへー)
《exp 150,000》
最凶なる迷宮と始原の魔神
禁忌の森の奥には深遠なる闇がいるという伝承が
見つかりました。どうか調べては頂けないでしょうか?
推奨レベル 引退か修行をした上で99
報酬 オーバーソーマ 5個
《クエスト受領》
【アントニオ】
おう、お前ら、それ受けるんか?
って、(ギルド名)宛てだから
お前ら以外受ける奴ぁいねえんだがよ。
こいつは大公宮から来た依頼でよ。
なんと樹海入り口の方に見た事ねえ
新しい光の柱が見つかったってんだ。
で、それは禁忌の森につながってるらしい。
大公宮が言うには、そこには深淵なる闇
とかいうとんでもないバケモノが
いるかもしれねえんだと。
まあ、そういうわけだから
樹海入り口から現地に向かう前に
大公宮に来てほしいって話だ。
……。
受けたからには元々何があっても
いいって覚悟してんだろうが、
油断はすんじゃねぇぞ?
いくらお前らが凄腕だからって、
いつでもその力が通用するとは
限らねえんだからな
…って、ガラにもねえこと言ったな。
ほれ、さっさと行って、
また土産話持ってこい!
《ラガード公宮》
【ハイ・ラガード公女】
よくいらして下さいました。
(ギルド名)の皆様。
ここに来て下さったということは
依頼を受けてくれたのですね。
ハイ・ラガードにある世界樹の迷宮…。
それにまつわる伝承の本が新たに
見つかったのです。
【アリアンナ】
新たな伝承、ですか?
【ハイ・ラガード公女】
ええ。そして、それと同時に
伝承に関わりのある転移装置も一緒に…。
【フラヴィオ】
転移装置、って磁軸みたいなものですよね?
それはどこにつながってるんですか?
【ハイ・ラガード公女】
その転移装置が導く先は、恐らく
ハイ・ラガードの世界樹の六階層である
禁忌の森です。
…伝承の本には、禁忌の森の
隠された場所には深淵なる闇が潜んでいる、
と書いてあったのです。
禁忌の森の中でも、更に隠された場所…。
深淵なる闇がいる場所は世界樹の迷宮で
最も危険な場所に他ならないでしょう。
そんな場所への調査依頼…。
本来ならば公女である私の立場から皆様へ
頼むのはおかしいことだとは思います。
ですが、もしかするとハイ・ラガードの
未来を脅かす存在があるかもしれません。
それが本当に存在するのなら
捨て置けないことは事実…。
そして、皆様以外にこの任を遂げられる者が
いないと思うのも事実なのです…。
【ベルトラン】
まあ、その判断は間違ってねえな。
下手な人間を送るわけにもいかんだろうし。
【クロエ】
うん、クロエたちにお任せ。
ね、(主人公)?
何と答えますか? |
お任せください ぱぱっとやってきます 全ては公女さまのために! |
ぱぱっとやってきます
【フラヴィオ】
ノリ軽っ! 結構ヤバいんだから、
もうちょっと緊張感ある言い方
してくれよなぁ。
【ベルトラン】
まあ、変に縮こまるよりもいいだろ。
なるようになれってな。
【フラヴィオ】
そりゃまあそうかもだけど、
公女様の前なんだからさぁ…。
って、す、すみません!
【ハイ・ラガード公女】
ふふっ、お気になさらないで下さい。
皆様はそうやっていつも困難を
乗り越えてきたのですね。
自身に満ちあふれて見えます。
であれば、私も皆様を信じます。
皆様に不可能などないのだと。
全ては公女さまのために!
【ハイ・ラガード公女】
まあ、これはありがとうございます。
ですが、そんなに言われると
少し照れてしまいますね。
【アリアンナ】
(主人公)様?
【クロエ】
おお、アリアンナがヤキモチやいてる。
珍しい。
【アリアンナ】
えっ、そ、そんな…。
私はヤキモチなんて…。
【ハイ・ラガード公女】
ふふっ、アリアンナの機嫌を損なうのは
怖いですね。今後は気を付けましょう。
【アリアンナ】
も、もう、公女様まで!
からかわないでください〜。
【ハイ・ラガード公女】
……。
少し話が逸れてしまいましたね。
皆様……、改めて言わせてください。
依頼を引き受けて下さって
ありがとうございます。
私、ずっと祈りながら待っています。
皆様がここにまた来られることを…。
いってらっしゃいませ。
(ギルド名)の皆様…。
《迷宮31F B-4(e,4)》
【ナレーション】
移動を完了した君たちは周囲を見回すが、
新しいフロアであるということ以外は
取り立てて分かることはない。
【フラヴィオ】
「到着したみたいだけど…」
【アリアンナ】
「景色自体はあまり変わりありませんね」
【クロエ】
「意外と大したことない?」
【ベルトラン】
「ぱっと見ただけで判断はできねえよ。
そもそもこの森はやべえモンだらけだった
だろうが」
何と発言しますか? |
気を抜かず進もう あんまり緊張し過ぎないようにな |
気を抜かず進もう
【フラヴィオ】
「おう、油断してたら、すぐに
やられちまうかもだもんな」
【ナレーション】
君たちは周囲の警戒を怠らないように
しながら、先へと進み始めることにする。
あんまり緊張し過ぎないようにな
【アリアンナ】
「はい。体がかちこちでは、
いざという時に動けませんから、
ほぐしながら進みましょう」
【フラヴィオ】
「それはそれでどうだろうな…」
【ナレーション】
君たちはできる限りいつも通り
振る舞えるようにしようと、話を終えると、
先へと進み始めることにする。
《迷宮31F A-6(e,1)》
【ナレーション】
君たちが苦しみながらもたどりついた先には
今まで見たこともないほど、おぞましい
存在があるのが分かる…。
【アリアンナ】
「あれが…!」
【フラヴィオ】
「深淵なる闇ってやつか…!」
【ベルトラン】
「深淵なる闇たぁ大仰な呼び名だと思ったが
その名に恥じぬ威圧感だな…」
【クロエ】
「あれ、ものすごく嫌な感じがする…」
【フラヴィオ】
「同感だ。あんなのと戦うと思うと、
手が震えてきたよ…」
【ベルトラン】
「だからって放置はねえな」
【アリアンナ】
「はい…! 肌で感じます。
あれは危険な存在なのだと…」
【ナレーション】
そう…、君たちはこれまでに培った本能で、
圧倒的過ぎるほどの力があの巨大な魔物に
宿っていると直感する!
そしてあの魔物から発せられる殺意から
あの魔物は倒さなければならないモノ
だということもはっきりと認識した!
決戦の覚悟、準備は万全だろうか?
それができているのなら
最早何も言うことはない!
ハイ・ラガードの世界樹の頂に存在する
深淵なる闇に戦いを挑みたまえ!
最終更新:2023年10月28日 22:05