黒歴史

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黒歴史 - (2020/04/07 (火) 21:41:40) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/06/11(木) 19:04:13
更新日:2024/03/23 Sat 15:01:30
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1.原義

1.∀ガンダムから、月光蝶により文明が崩壊する前の時代、つまり∀以外のガンダムシリーズの事。
これは∀以前だけでなく、コズミック・イラ西暦アドバンス・ジェネレーションといった∀以後の作品も含む。
これらは、未来世界である『∀ガンダム』における過去の話という設定になっており、黒歴史=ガンダムシリーズの正史である
(『機動戦士ガンダム Extreme vs.』及びそのコミカライズである『ガンダムEXA』は「全てのガンダム世界の歴史が終了した遠未来であり、登場する過去のキャラクターはデータベース内に収められたデータ」という設定であるが唯一正暦のみは「出所不明のデータ」とされており、この作品が『∀ガンダム』の過去か未来かは曖昧な形にされている)。
ただし、1・3両方の意味で黒歴史になった作品(『ガイア・ギア』『G-SAVIOUR』など。前者から後者に繋がりそうにないため)も。

宇宙世紀の直後がリギルド・センチュリーであること以外、ガンダムシリーズ間の順番が言及されたことはないが、用いられる技術を比較すると以下のようになる。
世界観 宇宙世紀 リギルド・センチュリー 未来世紀 アフターコロニー アフターウォー コズミック・イラ 西暦 アドバンスド・ジェネレーション ポスト・ディザスター
紀年法の基準 宇宙移民開始 宇宙世紀の終焉 各国の支配階層がスペースコロニーに移住開始 宇宙進出、コロニー建設開始 第7次宇宙戦争終結 再構築戦争の終結(中央アジア戦線で「最後の核」が使用された年) イエス・キリストの誕生(現実世界と同一) コロニー国家間戦争終結 厄祭戦終結
主な舞台となる時代 U.C.0079~0224年 R.C.1014年 F.C.60年 A.C.195~196年 A.W.15年 C.E.70~74年 西暦2307~2312年 A.G.115~201年 P.D.323~325年
統一された統治機構 地球連邦 キャピタル・テリトリィ/アメリア/トワサンガ/ビーナス・グロゥブ コロニー国家連合 (~A.C.195)地球圏統一連合/ 地球圏統一国家(A.C.196~) 地球連邦(~A.W.1) 地球連合 地球連邦(西暦2308年~) 地球連邦 ギャラルホルン/4大勢力
宇宙開発 地球~木星(外伝作品を含めればプロキシマ・ケンタウリまで) 地球~金星方面 地球圏(火星は療養に適した土地という言及も) 地球圏(火星のテラフォーミングが緒に着いたばかり) 地球圏 地球~火星 地球圏(軌道エレベーター) 地球~火星(A.G.以前に移住したが隠蔽) 地球~木星
モビルスーツ開発経緯 ジオン公国軍により開発 宇宙世紀に準拠 コロニー以前から作業機械として開発 ロームフェラ財団により開発 既にある ジョージ・グレンにより開発 軌道エレベーター建設作業用に開発 コロニー国家戦争用兵器 厄祭戦時の兵器
ガンダムタイプの定義 RX-78をモチーフにしたMS ヘルメスの薔薇の設計図でG系統に属する機体 ガンダムファイト用代表MS ウイングガンダムゼロから派生したガンダニュウム合金製MS フラッシュシステム搭載型MS G.U.N.D.A.M.OS搭載MS ソレスタルビーイングの太陽炉搭載型武力介入用MS アスノ家に伝わる英雄的MS ガンダム・フレーム採用型MS
ガンダム以外のMS系統 ジム系(連邦)
モノアイ系(ジオン・連邦)
デナン系(クロスボーン)
バタラ系(木星帝国)
ゾロ系(ザンスカール)
過去の設計図より雑多に再生 各コロニーで色々 人型テレビ系(OZ)
マグアナック系
ドートレス系(連邦)
ジェニス系(宇宙革命軍)
ダガー系(連合)
モノアイ(ザフト)
アストレイ

ユニオンAEU
モノアイ(人革連)
GN-X
ジェノアス系(連邦)
シャルドール系(マッドーナ工房)
ヴェイガン系
モノアイ系(ザラム&エウバ)
ヴァルキュリア・フレームMS
グレイズ・フレームMS
ロディ・フレームMS
テイワズ・フレームMS
ヘキサ・フレームMS
動力源 熱核融合炉
ψ-サイクル核融合炉(ガイア・ギアのみに登場した新動力)
フォトン・バッテリー 常温核融合? 不明(新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNITを含めればプラズマジェット理論) - バッテリー
核分裂炉
内燃機関
マイクロ波充電式バッテリー
GNドライヴ
水素エンジン
プラズマバッテリー
エイハブ・リアクター
人工知能 ALICE(外伝作品を入れればアウターガンダム機動戦士ガンダムReon)
モビルウェポン(G-SAVIOURを含めるなら)
- DG細胞 モビルドール D.O.M.E 自己対話型複列分散処理AI
ハチ(一説によれば宇宙世紀の産物)
ヴェーダ
オートマトン
シド モビルアーマー
医療・生命 クローン
バイオ脳
強化人間
遺伝子操作(G-SAVIOURのみ・遺伝子組み換えによる生物兵器化)
- - 遺伝子操作(コロニー環境への適応) ニュータイプ研究所 遺伝子操作(能力の向上)
生体CPU
再生医療
イノベイド
超兵
- 医療用ナノマシン
特殊な操縦インターフェース バイオセンサー
バイオコンピューター
リユース・P・デバイス
- モビルトレースシステム ゼロシステム
(外伝作品を入れればPXシステム精神感応システムも)
フラッシュシステム - 脳量子波制御 ミューセル 阿頼耶識システム
オールレンジ攻撃 ビット&ファンネル
(ニュータイプ専用)
準サイコミュ&ネオサイコミュ
宇宙世紀に準拠 ローゼスビット プラネイトディフェンサー ビット&ビットモビルスーツ ドラグーン・システム(空間認識能力) GNビット
GNファング
ビット&ファンネル
(Xラウンダー専用)
-
特殊能力 ニュータイプ(ガンダムシリーズ)
サイキッカー(ニュータイプと同一存在説もある)
- ガンダムファイター - ニュータイプ 空間認識能力
SEED(能力)
イノベイター(機動戦士ガンダム00) Xラウンダー -
後世に残る影響 一年戦争のコロニー落としでオーストラリア大陸のシドニーがクレーターとなる
フランスのパリが一年戦争のコロニー落としで壊滅し湖化(ガイア・ギアのみ)
- - - - - 西暦2364年時点で人類の4割がイノベイターに覚醒 - 火星のテラフォーミングが完了
理由は不明だが宇宙世紀同様にオーストラリア大陸のシドニーがクレーター化
実在の兵器よりモビルスーツが優位となった理由 ミノフスキー粒子 宇宙世紀に準拠 - - - ニュートロンジャマー Eカーボン装甲採用に伴う兵器の大型・堅牢化 - エイハブ・リアクターとナノラミネートの相互作用
装甲(材質orシステム) 超硬スチール合金
ガンダリウム合金
セラミック複合材
インビジブル・チタニウム ディマリウム合金 チタニュウム合金
ガンダニュウム合金
ルナ・チタニウム合金 フェイズシフト装甲
ラミネート装甲
発砲金属装甲
Eカーボン 位相転換装甲(小説版のみ・アニメ版では不明)
電磁装甲
ナノラミネートアーマー
ビー メガ粒子 メガ粒子
レーザー
物質/非物質化技術 荷電粒子
物質化寸前のエネルギー
- 荷電粒子
プラズマ
レーザー
陽電子
GN粒子
プラズマ
レーザー
荷電粒子・電子 -
主役機(シリーズ第一話時点で計算)の身長・体重・比重(身長1.7m/体重0.1tを基準に計算) RX-78-2ガンダム
18m・43.4t・0.366
G-セルフ
18m・31.1t・0.262
シャイニングガンダム
16.2m・15.5t・0.179
ウイングガンダム
16.3m・7.1t・0.081
ガンダムX
17.1m・7.5t・0.074
ストライクガンダム
17.72m・64.8t・0.572
ガンダムエクシア
18.3m・57.2t・0.459
ガンダムAGE-1 ノーマル
18m・43.3t・0.366
ガンダム・バルバトス(第1形態)
18m・28.5t・0.24
その他特徴的な技術 サイコミュ - 永久冷凍刑 - サテライトシステム 量子通信
ミラージュコロイド
- AGEシステム
光波推進
重力・慣性制御

…というのがかつての見解だったのだが最近になって富野監督はGのレコンギスタの舞台が∀ガンダムの約500年後の世界のつもりで製作ことを明かした。
ただしこれは∀ガンダム本編の設定とで矛盾が生じ、上記発言と同時に富野監督自身は
「自分がガンダムシリーズ全ての設定を決める権限はない」「皆さんなりに“ガンダム全史”みたいなものを作っていただければいい」とも言い足しており、
これらの発言から∀ガンダム以降の作品は無理に正暦より前の時代と想定しなくても良いと思われる。


2.『スーパーロボット大戦シリーズ』における黒歴史

2.『∀ガンダム』が参戦している『α外伝』『Zシリーズ』どちらにおいても、∀原作同様重要な設定となっている。
ちなみに、どちらの作品でも共演している『ガンダムX』のD.O.M.E.が冬の宮殿に代わって黒歴史の真実を管理している。

『α外伝』における黒歴史とは、ダカールにおけるネオ・グランゾンとの戦闘において、プリベンター一行がタイムスリップしてしまったことで、
α』における超重力崩壊の衝撃波を防げず、地球が荒廃してしまった歴史のことであった。
それによるコロニー群の壊滅や、その後に起こったミケーネ帝国ら地下勢力の侵攻による地上の荒廃、ターンタイプによる月光蝶の発動によって地球の文明は埋葬されることとなった。
そして最終的に、プリベンターが過去に戻って衝撃波を防ぐイージス計画を成功させたことにより、黒歴史は防がれることとなり、新たな未来に繋がっていく。
(なお、過去が改変されたといっても、未来世界は抹消されたわけではなく、独立した並行世界として残っている)

『Z』における黒歴史は、なんと自分達が今いる世界の、未来の可能性…正確に言えば「過去の未来」であった。
(ただし、甲児が「俺の知らないマジンガー」と発言しており、完全に同じというわけではないようだ)
アムロとシャアの私闘による地球の寒冷化、ザ・ビッグの大群による破壊、ターンタイプによる文明の埋葬…
これらの果てに、太極の次元力によって多元世界は崩壊し、世界が分かたれた状態で1万2000年の歴史を歩み、再び多元世界が誕生し…
というループを繰り返しているのである。黒歴史を繰り返さないことを誓っておかないと果て無き戦いの環に突っ込むので注意。

また、これによって別の世界の出来事が断片的に伝わっており、が堕天翅やオーバーデビルの存在を知っていたり、
フロスト兄弟デスティニープランによってカテゴリーFとして認定され、デュランダルを恨むといった事態も見られた。

続いて『第2次Z再世篇』において、更なる黒歴史の真実が明かされる。黒歴史とは、根源的な災厄との遭遇であり、
次元を超えてあらゆる世界を巻き込み、全てを滅ぼすのだという。また、黒歴史は「真戦」という異名を持っているとも明かされた。

なお、エスターが自分の過去を「黒歴史」と呼んだことでZEUTHの面々を驚愕させていたが、
エルガンの推察によると、真戦が神話として伝えられたことによって本来の意味と変質してしまったからのようだ。
(この場に居合わせなかったロランは天獄篇にてアレルヤの黒歴史という発言に驚き、キラからADWでは黒歴史は隠したい過去と言う意味で使うと説明された)

最後の『第3次Z天獄篇』では、ガルガンティア船団の存在意義がナノマシン(ヒカリムシ)による海洋汚染の除去のためであったこと、
そして、月光蝶の発動による文明後退が進化を監視する組織、クロノの意志によるものであったことも明かされた。
また、中盤のとあるルート分岐ではシャアがアクシズ落としを敢行しアムロらZEUTHと戦う、という黒歴史の始まりの一端を見ることも出来る。

ちなみに、『第3次Z時獄篇』では、Zシリーズ中唯一『∀』が参戦していない(が、シナリオ上でシャアの所業に触れる必要があった)ため、
「黒歴史」と濁されている。既にスラングとして定着した単語なのに、律儀というべきか?


3.ファンの間での「黒歴史」


※この記事では項目・コメント欄共に、”3.ファンの間での「黒歴史」”に当たるものについては個別作品名及び個別キャラクター名等を出すことを禁止します。
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3.アニメやゲームなどの新作が受け入れられず、ファンからなかったことにされる事
主にシリーズ物で見られる話題だが、単体の作品であっても「アニメ史の黒歴史」「スタッフの黒歴史」といったニュアンスで使用される場合も。
あくまでもファンからなかったことにされるだけであり、公式との扱いは異なる事に注意。

元々、1の意味での「黒歴史」は滅びたために伝わっていないだけでなく、
真相を知っている者の中にも隠し通すことを主張していた者もおり、それを巡る争いも山場となっていた。

ストーリー・設定・キャラクター・演出・BGMの大幅な改変によるセンス・雰囲気の変化から、
作画崩壊、スタッフの私物化、ゲームバランス悪化など純粋に低クオリティな物まで黒歴史扱いされる理由は多岐にわたる。
シリーズ物の場合は原作レイプに匹敵する愚行として、徹底的に叩かれてしまうも珍しくない。
要は、旧来のファンに受け入れてもらえたかどうかあり、作品本来のクオリティはあまり関係ない。
そのため、「単体の作品で見れば悪くない」「過去作とは別のファン層に受けた」「正史の続編がもっと酷かった」などの理由で再評価される事もある。

近年のアニメ作品、特にエロゲからアニメ化した作品や、原作を問わず実写化した作品に異様に多い。
黒歴史化するとかなりの高確率で主人公がヘタレ化する。更に酷くなるとヒロインがヤンデレ化する。

だが、何故かOPやEDだけは良い……どころか神曲となるケースも多い。
これはクソゲーのBGMだけが良い法則と同じで、クリエイターの個人的な技量に左右される面が大きい為と思われる。
逆に言えばOPに騙される人が多いという事を意味するが。

また漫画やゲームなどを一度アニメにして何年か後に再アニメ化されるケースも増えて来ており、
再アニメ化されたものが好評であった場合は前のアニメは黒歴史として扱われることが多い。
まあこんな出来なら作り直さない方がよかった、と言われるケースもあるが。

たまに公式側から黒歴史扱いされる作品もある。出来の悪さから黒歴史認定される作品もあるが、大人の事情でそうなることもある(封印作品も参照)。


なお元ネタであるガンダムシリーズにおいては、黒歴史という単語を3の意味で下手に使用しない方が良い。
実際に1と3の意味を混合してトラブルになった例がある。
重ねて言うが、ガンダムシリーズにおいては黒歴史=正史である。
……が、「滅びる運命である」ことを嫌がるガンダムファンもおり、∀以後に生まれた世界観が黒歴史に含まれるかどうかはガンダムシリーズでも結構デリケートな話題だったりする


4.評価とは関係なく「なかったことになった」例

4.シリーズ作品の続編製作が決まった際、大人の事情、設定の改変・後付けなどによって先に作られたものが正史から外される(パラレルワールド扱いになる)ケースもある。
本作を元に再編集及びエピソードを大幅に追加したTVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2』において結末が変更され、以降はその続編となっている。
初代の中核スタッフの一部、特に河森正治・板野一郎が関わらなかったことや制作会社の違いから、その両者が参加した『マクロスプラス』以降、シリーズの時系列はこの作品に繋がらないことになった。
最近は「マクロス作品はマクロス世界で製作されたドラマや映画である」というマクロス特有の設定により再び正史になりつつある。
  • STAR WARSシリーズの小説やコミック等のスピンオフ設定
エピゾード7~9の続三部作の制作決定に伴い、正史はエピソード1~6、クローン・ウォーズ、反乱者たち、ディズニー版小説とコミックのみ。それ以外はパラレルという扱いとなった。
設定間の矛盾や連載時と単行本での修正が多いことで知られるキン肉マン(漫画)はこの意味で当初の説明が消えた「黒歴史」が多いと言えば多い(もはや誰も気にしない)が、近年、ネメシスが原義に近い「政治的意図で抹消された歴史」の意で「黒歴史」の語を作中において使用した。

5.一般化した「黒歴史」

5.3の言葉からさらに発展して、「個人的に無かったことにしたい・忘れ去りたい過去」全般を指すスラング。

単純に恥をかいた、悪事を働いた思い出に対して使われる事もあるが、多くの場合いわゆる中二病・邪気眼的なエピソードが絡んでくるものに使われる。

一般的に中二病を発症し、その症状が表に出ていた時期のアイタタタな言動やエピソードは、すべて時を経て黒歴史と化す。
また表に出ていなくとも「中二病的考えを持っていた」「中二病的言動をしようとしていた」事もその人がそれを恥ずべき事実だと感じていれば、それも黒歴史となる。

さらにその中二病によって物理的に産み出された過去――ノートやメモ用紙、
果ては400字詰め原稿用紙にしたためられた文章であったり絵であったりも黒歴史と呼ばれる事もある。
特にそのクオリティが自他共に認める低さ・痛々しさであった場合、当事者はそれを黒歴史と呼ぶ。

「黒歴史ノート」でググれば邪気眼の者たちの凄まじい記録が相見えるだろう。
まぁ他人の目から見てそんなことなくても当人にとって黒歴史扱いな事もあるが。

これの特に厄介なところは、単なる過去のエピソードと違って廃棄しない限りいつまでも残り続けるところであろう。
いわば「物理的に存在する黒歴史」といったところか。当人からすれば、さながら過去から来た殺戮マシーンである。
他人に見られようものなら悶死してしまうほど恥ずかしい事請け合い。

……もっとも、これら黒歴史はその人の中二病が既に完治している事が前提だけど。


なお黒歴史は正史なので消す方法は無い。
頭の中に月光蝶を呼んでも、ふとしたきっかけで記憶がフラッシュバックすることがあるので、
覚悟を決めて布団の中で悶絶しよう。

過ちを気に病むことはない。
ただ認めて次の糧にすればいい。
それが大人の特権だ

なお、4の意味と複合して、「 カリスマ性溢れるキャラが登場初期のころやってた恥ずかしい行動 」などが黒歴史呼ばわりされることも。

また、歌手などの著名人が過去にかかわった活動に一切触れなくなったりすることも同様に語られる。
本人のイメージと違う、制作時の諸々の事情から、本人の印象が良くない時に起こりやすい。
ガンダム関連で言えば、長い間ヒットに恵まれずにいた時に劇場版ガンダムの主題歌『砂の十字架』で13万枚のヒットとなったことを
「人生最大の汚点」とまで語った、故・やしきたかじん氏の話が有名であろうか(ただし、これには事情がある)。

一方で、中には本人にそのつもりがなくても事務所やスポンサー等の意向で触れられなくなったり、
周囲が勝手に本人が黒歴史として扱っている風に誤解している場合もあるので注意が必要。
中には、特撮作品に出演した俳優によくあるように「イメージの固定化を防ぎたい」という意向の場合もあり、作品に関わった過去を拒絶しているとは限らない。

どちらにしても古参ファンからネタにされたり、非公式サイト(Wikipedia等)には載せられてしまう運命にある。

注意

『∀』の劇中における本来の意味ではあくまで“過去史における隠された空白の歴史”という言葉であったが、
現在ではこれについて語ったアグリッパ・メンテナー (彼が如何なる人物かはご自身の目で確かめて欲しい)の“封印しておくべき忌まわしい過去”という理屈のみが広まり、
それが前述の3.の解釈につながっている。

その結果として個人に対しては“過去に犯してしまった過失や失敗、あるいは犯罪”を指し、
作品などの創作物に対しては“出来の悪い駄作か失敗作”を指すなど、
もはや“決して認めてはいけない否定されるべきもの”という意味の極めて批判的かつ揶揄的なレッテルのごとく扱われているこの黒歴史という言葉だが、
注意しておくと自分のことに関してのものならともかく他人の過去や作品をこれ呼ばわりしたり、
こう決めつけたりするのはアンチも同然と取られかねない非常に不躾で失礼な行為であり、
本当ならばそんな評価目的で濫りに使って良いものではないことを忘れてはいけない。

事実、当wikiのこの記事でもそういう理由から基本的に特定の作品や人物に対して黒歴史という言葉を使ってはいけないことになっている(とは言え、このタグが批判的な意味で付けられている記事は少なくないのも事実だが)。

物語後半、実際に黒歴史の内容を知ったロランやディアナ達はその黒歴史を人類全体に公表し、そしてそれを受け入れるという選択を取っている。
例え巷で、あるいは自分にとって黒歴史とされるものであったとしても、感情的にそれを否定、排除しようとしたりするよりなぜそんな風に言われるようになったのか、
なぜ自分がそう感じるような結果になってしまったのかという問題点について考え、それを反省として次に活かした方が建設的と言えるだろう。



その項目を追記・修正しねぇと、また黒歴史が来るぞぉーっ!!

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