カブトプス

登録日:2014/02/24(日) 18:48:29
更新日:2023/10/31 Tue 14:20:28
所要時間:約 5 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン


■もくじ

■データ


全国図鑑No.141/ジョウト図鑑No.223/ホウエン図鑑No.296/新ジョウト図鑑No.228/新アローラ図鑑No.230/新アーカラ図鑑No.131
分類:こうらポケモン
英語名:Kabutops
高さ:1.3m
重さ:40.5kg
タマゴグループ:水中1/水中3
性別比率:♂87.5♀12.5

タイプ:いわ/みず
特性:すいすい(天候が雨の時、素早さが2倍になる)
  /カブトアーマー(相手の攻撃が急所に当たらなくなる)
隠れ特性:くだけるよろい(物理攻撃を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる)

種族値
HP:60
攻撃:115
防御:105
特攻:65(初代のみ70)
特防:70
素早さ:80
合計:495

努力値:攻撃+2

進化
カブト→カブトプス(Lv.40)


■概要


カブトの進化形。
カブトガニがまさかの人型になり二足歩行で歩けるようになった。
両手の鋭い鎌が特徴的。

凶暴なポケモンで、大昔はそのを使って獲物を捕らえ、体液を啜っていたという。怖い。
元々は水中で生活していたが、獲物が陸上に上がるようになったため、カブトプスも陸上生活に対応できるよう進化したとされる。
カブトは絶滅せず現在も一部地域に棲息しているそうだが、カブトプスは陸棲への変化が間に合わず絶滅している。
水中でのスピードはかなり速いが、その理由は図鑑説明によれば「痩せているから」らしい。

初代から登場している化石ポケモンで、オムスターとは対になる存在。
あちらが特殊型であるのに対し、こちらは物理型だが、いかんせん技に恵まれずにいる。

ちなみに進化前のカブトは、甲羅の下の赤い目の他に、背中にも小さな黒い目を持っている。
歴代グラフィックでは下の目をメインに映したデザインが多いが、青版のグラフィックのみが背中にフォーカスしたものになっている。


■ゲームでのカブトプス


「こうらのかせき」を復元することでカブトをゲットできる。
初代ではオムナイトの「かいのかせき」とどちらか一つしか選べなかった。
化石を復元できるグレンタウンに行くまでが長い上にまともな一致技がないので戦力としてカウントされることはほぼなかった。
火力という点では特殊種族値115で一致みず技やこおり技を使えるオムスターの方が上回る。
「きりさく」は当時強力だったが、それならペルシアンストライクでも良い。

第四世代以降は化石の入手機会がインフレするようになり、ゲーム中で簡単にゲットできるようになった。
ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンション・パスでは野生経由でも見つかるように。

著名な使用トレーナーはタケシ(第二世代以降)とツツジ(強化版)。
いずれもPWTでもレギュラー枠に入れて使用している。

ポケモンスタジアムシリーズでメガトンキックなどの蹴り技を使わせると、両手の鎌を地面に突き立てての蹴りを披露してくれる。

■対戦でのカブトプス


攻撃、防御が共に高い物理アタッカーで、岩タイプにしては素早さも並程度はある。
その分耐久がかなり微妙で、特殊耐久はほぼ期待できないといっても良い。
弱点も4倍の草タイプを始めメジャーなものが多い点がネックとなる。

第一世代ではオムスターやプテラ共々、岩技を一切習得できなかった。
当時ほぼ確定急所の「きりさく」を覚え、「はかいこうせん」等を半減できる長所もあるが、やはり中速低耐久で「10まんボルト」や「じしん」に弱いのでマイナー
一応99カップ本戦には1体エントリーされていたが、採用意図は明らかになっていない。
第二世代でも主力技が種族値と噛み合わない「なみのり」に火力不足な「げんしのちから」or「めざめるパワー(岩)」と微妙。

しかしそれ以降はどの世代でも強力な一致技を獲得している。
第三世代で念願の「いわなだれ」、そして第四世代で「アクアジェット」習得に「たきのぼり」の物理化と怯み効果の追加、
第五世代で「ストーンエッジ」「アクアテール」を習得、第六世代では「がんせきふうじ」強化と、第七世代で「アクアブレイク」習得。
もはやメインウェポンに関しては不自由しなくなっている。

サブウェポンには「ばかぢから」「かわらわり」「けたぐり」と格闘技が多く、ナットレイエンペルトに有効打を与えられる。
ヤドランナッシー対策となる「シザークロス」「つじぎり」「はたきおとす」、キノガッサ対策の「つばめがえし」等がある。

図鑑説明を反映し、「すいとる」「メガドレイン」「ギガドレイン」を覚えられる。
水タイプでこの技を覚えられるのはカブトプス、ドククラゲルンパッパの3匹のみ。
他にも「れいとうビーム」「だいちのちから」等やたらと特殊技を習得しまくるが、特攻の低さからネタにしかならない…
と思いきや、特攻無振りでも「いのちのたま」を持てば「ギガドレイン」でHP振りトリトドン、「ふぶき」で無振りガブリアスぐらいなら倒せたりする。
役割破壊として一定の効果が見込めるかもしれない。
ちなみに初代では「ハイドロポンプ」を覚えられたが、第二世代以降は覚えられなくなっている。
後にソード・シールドでわざレコード経由で覚えられるようになった。

特性「すいすい」により、雨パでは最速130族と同速になれる。
「すいすい」持ちの岩・水の複合の中では最速かつ最高の攻撃を誇っている。
たきのぼり」も十分に活用できるし、先制の「アクアジェット」も強力。

雨パ以外では相手依存だが「すいすい」以上の素早さを得られる「くだけるよろい」が強力。
最速145族(アギルダーメガスピアーメガジュカイン)抜きというトップクラスのスピードとなる。

雨パ以外で使用し、かつ耐久力を下げたくない場合は必然的に「カブトアーマー」一択となる。
しかし素早さ強化に比べて効果が地味すぎるためか滅多に採用されない。

オムスター同様技の範囲が狭いのが難点。
「すいすい」持ちを使うならキングドラフローゼル等の上位互換がいくらでもいるのでややマイナーなポケモンになっている。
また岩・水の複合最速とはいっても、オムスターやアバゴーラガメノデス等は「からをやぶる」でその壁を楽々と超えてきてしまうのが微妙。
ハチマキ型などステを積む必要がなく、純粋な能力で勝負できれば強いかもしれない。

2021年7月に開催されたインターネット大会「ウォーターパラダイス」では対ギャラドス用としての採用例が多く見られ、タイプ一致がんせきふうじで健闘した報告例も挙がっている。

追記・修正は陸で獲物を仕留めてからお願いします。

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最終更新:2023年10月31日 14:20