神話・伝承 | 欧州伝承 |
生息地 | 沼の底 |
姿 | 醜い巨人 |
能力 | 鋼や剣を受け付けない。 |
説明 | デンマークのとある霜に覆われた茂みの下に、水蛇の巣窟の底知れぬ沼があり、その水底に住むといわれる人喰い巨人。最初の殺人者であるカインの末裔ともいわれる。竜の皮と悪魔の術から作った力を強くする籠手を身につけているという。グレンデルの棲み家の近くにフロースガール王が城を建て毎晩宴会を開いていた。宴会の騒ぎに恨みを持ったグレンデルは、城に忍び込み、城の人間を一人ずつ食い殺していった。王はなにもできないまま12年の月日が過ぎた。その噂を聞きつけたスウェーデンの勇者ベオウルフは、グレンデルを退治するために王の下を訪れた。その深夜、グレンデルは警護にあたっていた兵士達を殺害し、ベオウルフに奇襲をかける。突然の出来事に武器を用意してなかったベオウルフは素手でグレンデルに挑み、グレンデルの片腕をもぎとった。グレンデルは逃走したが、沼で事切れる。これに怒ったグレンデルの母はベオウルフに復讐しに行く。ベオウルフの名剣フルンティングの効かず、グレンデルの母に馬乗りにされて窮地に立たされる。ベオウルフは壁に巨人の剣がかかっているのを見つけ、その剣でグレンデルの母の首を打ち取る。 |