神話・伝承 | 欧州伝承 |
生息地 | 森、川 |
姿 | ライオンまたは山猫のような頭、蛇の尾、足が6本、背中に甲羅、翼がある。牛よりも大きく、馬よりも長い |
能力 | 毒の息、灼熱の糞、剣のような鋭い牙 |
説明 | レヴィアタンとボナコンの子で、フランスのタラスコンに近いローヌ川河口に棲む怪物。元々は小アジアのガラテア地方にいた。 水陸両生で、陸上の旅人や、船に乗ったいる人間を襲った。また、追ってくるものがいると辺り一面に灼熱の糞を撒き散らしながら逃げたいう。 この怪物は聖女マルタによって鎮められた。マルタはタラスコンに住む住人にタラスクを除くと約束し、タラスクの棲む森の巣穴に乗り込んだ。怪物は襲ったばかりの犠牲者を貪り喰っているのを見ても、マルタの勇気はくじけず、怪物に聖水をふりかけ十字架を突きつけた。すると怪物は降参し、子羊のようにおとなしくなったいう。マルタは腰帯で怪物を縛り捕まえることができた。長い間この怪物に苦しまられてきた住人は、石を投げつけてタラスクを殺した。 |