神話・伝承 | ヒンドゥー教神話 |
生息地 | 神殿 |
姿 | 鷲の頭とくちばしと翼と爪と足を持った人間。顔は白く、翼は赤く、全身は金色 |
能力 | ナーガを喰らう |
説明 | ナーガを喰らい、蛇の毒から守ってくれるといわれる聖なる鳥。スパルナとも。音訳では迦楼羅、意訳では金翅鳥という。 ナーガがガルダに喰われるようになった由来は次の通り。ガルダの母親はナーガ一族との不正な賭けに負け、隷属していた。ガルダはこれにがまんならず、「不死の甘露(アムリタ)を手に入れて来れば自由にする」という約束をナーガたちととりつけた。アムリタは天界にあり、途中様々な神が邪魔するが、ガルダは次々打倒してアムリタを手に入れる。しかし、インドラ(帝釈天)はアムリタがナーガに渡らないように、ガルダにナーガを食べる許可を与えてナーガの目の前で奪った。この時アムリタが置いてあった草むらにわずかに残ったしずくをナーガがなめたため、鋭い葉で舌を切り、以後蛇族の舌は2つに割れているといわれる。 また、ヴィシュヌ神に不死にしてもらう代わりにヴィシュヌ神の乗り物になり、ヴィシュヌ神とその妻のラクシュミーはガルダに乗って現れるようになった。 |