タム・リン


カテゴリ:妖精・精霊
神話・伝承 スコットランド伝承
生息地 海や湖
姿 騎士の姿
能力 ---
説明 元々は人間の騎士だが、妖精の女王に呪文をかけられ丘の下にある妖精の王国の家来の一人となってしまった妖精。
スコットランド南部のカーターホフの野原に出現し、付近の娘たちには純潔を失う恐れがあるため近寄らないようにと言われていた。地元の地主の娘ジャネットはその警告を無視してタム・リンに会いに行き、妊娠した。2度めに会いに行った時に、タム・リンから元々人間だったということと、妖精は地獄に税として毎年魂を払わなければならず、自分の番が来そうなことを恐れていた。ジャネットはタム・リンを救い人間の世界に戻すと誓った。タム・リンはハロウィンの夜にマイズ・クロスで待っていれば大勢の妖精が馬に乗って走りぬけ、自分は乳白色の馬に乗っているので、ジャネットがタム・リンを馬から引きずり下ろして何があろうとも自分を離さないでいることができれば、妖精から自分を奪い取ることが出来ると教えた。ジャネットは言われたとおりにし、妖精の女王がタム・リンをイモリ、クサリヘビ、熊、ライオンに変身させても、決して離さなかった。最後には裸の騎士の姿となり、妖精の世界から人間の世界に連れ帰ることができ、後に結婚したという。







最終更新:2013年11月03日 21:36