神話・伝承 | 世界各地 |
生息地 | 人家、森 |
姿 | 昼間は人。夜になると狼または、毛深い二本足の動物 |
能力 | 狼化 |
説明 | 狼の住む地域であれば、必ずといっていいほど伝承される亜人。ライカンスロープ、ワーウルフとも。昼間は普通の人間として生活しているが、夜になると狼または毛深い二本足の動物に変身し、理性を失って凶暴化して家畜や人間に襲いかかり、その生肉を喰らう。元々普通の武器で殺せるものだったが、十六世紀のヨーロッパにて、銀の弾丸でないと死なない、月齢によって変身能力が変化するなどの話ができあがった。 変身方法は、呪いや魔術であれば、狼の毛皮をかぶる、軟膏を塗る、狼の帯を身につけるなど。また、スラブでは七番目の子供、羊膜、赤痣、剛毛を持って生まれた子供も人狼になるといわれる。人狼に噛まれたものも人狼になるともいわれる。普通夜明けとともに人間の姿に戻るが、呪いにより姿を変えられたものは、呪いが解けるまで戻れないこともある。 人狼になった人間を元に戻すには、名前を呼ぶ、身体を3回転させる、熊手で眉間を打つ、腐った丸太の下をくぐらせるなどがある。 人の姿をしている時の人狼の見分け方は、左右の眉毛がつながっている、爪が鉤爪のように長い、耳の先が尖っている、手のひらに毛が生えているなど。 |