神話・伝承 | 欧州伝承 |
生息地 | --- |
姿 | 内部が輝いているカボチャを被った男性 |
能力 | --- |
説明 | カボチャ若しくは火の玉の姿をした幽霊。元々はカボチャではなく、カブの姿をしていた。由来は次のとおり。 ジャックという怠け者でずる賢い男がいた。あるハロウィンの夜、酒場で飲み過ぎて酔っ払ったジャックは悪魔に出会う。飲み過ぎて酒代が払えなかったジャックは、「魂と引き換えにもう一杯酒を飲ませてくれ」と約束する。悪魔は酒代だけのコインに変身したが、ジャックはそれを銀の十字架で押さえつけ、財布の中に閉じ込めてしまう。悪魔は「これから10年間、ジャックの魂を取りに来ない」と約束し、解放される。10年後、再度悪魔に出会うが、同じようにジャックに言いくるめられ「今後二度とジャックの魂を取りに来ない」という約束をさせてしまう。ジャックは天寿をまっとうし死ぬが、生前の行いが悪かったため天国に行けず、地獄に行くが悪魔から「魂を取ることはできない」と拒否されてしまう。途方に暮れたジャックは、悪魔から地獄の炎の塊を分けてもらい、道端に転がっていたしなびたカブをくり抜いて炎の塊を中に入れてランタンにし、あの世とこの世を永遠にさまようことになってしまった。 |