「ノベルズ ゲームセンターあらしR」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
ノベルズ ゲームセンターあらしR - (2012/03/27 (火) 18:41:33) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
*ノベルズ ゲームセンターあらしR
【のべるず げーむせんたーあらしあーる】
|ジャンル|サウンドノベル|~|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|ヴィジット|~|
|開発元|ビリケンソフト|~|
|発売日|1999年5月4日|~|
|定価|5800円|~|
|ポイント|隠す程のクオリティではない、あらしシナリオ|~|
|>|>|CENTER:&color(black)[[ヴィジットゲームソフト・リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/257.html]]|
*概要
大阪のメーカー・ヴィジットが世に出した8本のPS用ノベルゲームの1つ。~
その8本の中で、「ハイパーノベル」にも「タレント怪談ゲーム」にも属さない唯一の存在である。
**特徴・シナリオ共通の問題点
-80年代初期にヒットした漫画『ゲームセンターあらし』の後日談シナリオ(正式な続編ではない)をプレイできるゲーム…という触れ込みだが、まずはジャンルの違う4本のシナリオを読み、条件を満たさなければならない。
--各エンディングに点数が用意されており、4本のシナリオで一定以上の点数を集める必要がある。~
---1つのエンディングにつき、点数が入手できるのは1度のみ。初期に辿り着ける結末やバッドエンドは点数が低い。
---一定の点数に達する毎に、「○点突破!」という1枚絵が表示される。『あらし』シナリオの各エンドにも点数は設定されているが、これは入手しても1枚絵を見られる以外の特典は無い。
-バックログは、直前のページしか閲覧できない(つまり1ページまでしか巻き戻しできない)。
-文章は1ページ分を一度に表示できるが、スキップはできない(ムービーはスキップできる)。
-セーブは、各シナリオを特定の場所まで読み進めると現れる「セーブポイント」でしか行えない。
--セーブはシナリオごとに別々にできるが、あるシナリオでセーブすると別のシナリオのセーブ箇所がズレるというバグがある。
**シナリオ
シナリオの特徴は以下の通り。
''「イーブルネット」''(ホラー)
-原作はホラー作家の「石田一」。ゲーム会社に突然召喚されてしまった魔王を封印するという内容。~
--結末自体は非常に多いが、ハッピーエンドは1つのみ。基本的に「1度選択肢を間違うと即バッドエンド」という、1発死にゲームである。
-グラフィックはフルCGで、そのレベルは高い。
-『[[SuperLite 1500シリーズ 魔紀行]]』も参照のこと。
''「ジャスティス」''(SF)
-宇宙船の乗員に擬態した異生物を探し出す、推理もの。やはりグラフィックはフルCG。5つのシナリオの中では比較的評価が高い。
''「野望のお笑い王国」''(コメディ)
-大阪を舞台とした実写もの。
''「毎日がスプラッタ」''(ファンタジー…とあるが、実際は現実系の話)
-グラフィックはイラストとCGだが、このイラストがイタイとよく言われる(原画は作家の故・大迫純一だったりする)。
-MSXレベルの能天気なBGMが終盤近くまで延々流れ続けており、プレイしていると確実に目眩がしてくる。
''「ゲームセンターあらしR」''
-漫画『あらし』の外伝という触れ込みのストーリーだが、グラフィックは殆ど原作のイラストの流用。~
--また選択肢はほぼ全て原作の内容に関するカルトクイズであり、事あるごとに「さてここで質問である」と表示される。
**総括
-ソフトのタイトルから『あらし』シナリオを目当てに購入した人々は、まるで違うシナリオからプレイしなければならないという点を不満がり、ようやくプレイできるようになったかと思えばその内容に脱力するという代物だった。
--むしろ他の4本の中に気に入ったものが見付かったという人が多い。
-本作は書籍『超クソゲー2』でも扱われている。ただし同書に載ったクソゲーの中では、比較的クソゲー度が低く付けられていた。
**意外な「その後」
発売の翌年、『毎日がスプラッタ』のシナリオライター・北山しお(大迫純一の友人である女性)が、シナリオの内容を勝手に変更されたとして開発元のビリケンソフトを訴えている。~
その結果ビリケンソフトは慰謝料を払うことになり、この事件は[[著作権判例>http://www.translan.com/jucc/precedent-2001-08-30.html]]の1つとなった。
*ノベルズ ゲームセンターあらしR
【のべるず げーむせんたーあらしあーる】
|ジャンル|サウンドノベル|~|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|ヴィジット|~|
|開発元|ビリケンソフト|~|
|発売日|1999年5月4日|~|
|定価|5800円|~|
|ポイント|隠す程のクオリティではない、あらしシナリオ|~|
|>|>|CENTER:&color(black)[[ヴィジットゲームソフト・リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/257.html]]|
*概要
大阪のメーカー・ヴィジットが世に出した8本のPS用ノベルゲームの1つ。~
その8本の中で、「ハイパーノベル」にも「タレント怪談ゲーム」にも属さない唯一の存在である。
**特徴・シナリオ共通の問題点
-80年代初期にヒットした漫画『ゲームセンターあらし』の後日談シナリオ(正式な続編ではない)をプレイできるゲーム…という触れ込みだが、まずはジャンルの違う4本のシナリオを読み、条件を満たさなければならない。
--各エンディングに点数が用意されており、4本のシナリオで一定以上の点数を集める必要がある。
---1つのエンディングにつき、点数が入手できるのは1度のみ。初期に辿り着ける結末やバッドエンドは点数が低い。
---一定の点数に達する毎に、「○点突破!」という1枚絵が表示される。『あらし』シナリオの各エンドにも点数は設定されているが、これは入手しても1枚絵を見られる以外の特典は無い。
-バックログは、直前のページしか閲覧できない(つまり1ページまでしか巻き戻しできない)。
-文章は1ページ分を一度に表示できるが、スキップはできない(ムービーはスキップできる)。
-セーブは、各シナリオを特定の場所まで読み進めると現れる「セーブポイント」でしか行えない。
--セーブはシナリオごとに別々にできるが、あるシナリオでセーブすると別のシナリオのセーブ箇所がズレるというバグがある。
**シナリオ
シナリオの特徴は以下の通り。
''「イーブルネット」''(ホラー)
-原作はホラー作家の「石田一」。ゲーム会社に突然召喚されてしまった魔王を封印するという内容。~
--結末自体は非常に多いが、ハッピーエンドは1つのみ。基本的に「1度選択肢を間違うと即バッドエンド」という、1発死にゲームである。
-グラフィックはフルCGで、そのレベルは高い。
-『[[SuperLite 1500シリーズ 魔紀行]]』も参照のこと。
''「ジャスティス」''(SF)
-宇宙船の乗員に擬態した異生物を探し出す、推理もの。やはりグラフィックはフルCG。5つのシナリオの中では比較的評価が高い。
''「野望のお笑い王国」''(コメディ)
-大阪を舞台とした実写もの。
''「毎日がスプラッタ」''(ファンタジー…とあるが、実際は現実系の話)
-グラフィックはイラストとCGだが、このイラストがイタイとよく言われる(原画は作家の故・大迫純一だったりする)。
-MSXレベルの能天気なBGMが終盤近くまで延々流れ続けており、プレイしていると確実に目眩がしてくる。
''「ゲームセンターあらしR」''
-漫画『あらし』の外伝という触れ込みのストーリーだが、グラフィックは殆ど原作のイラストの流用。~
--また選択肢はほぼ全て原作の内容に関するカルトクイズであり、事あるごとに「さてここで質問である」と表示される。
**総括
-ソフトのタイトルから『あらし』シナリオを目当てに購入した人々は、まるで違うシナリオからプレイしなければならないという点を不満がり、ようやくプレイできるようになったかと思えばその内容に脱力するという代物だった。
--むしろ他の4本の中に気に入ったものが見付かったという人が多い。
-本作は書籍『超クソゲー2』でも扱われている。ただし同書に載ったクソゲーの中では、比較的クソゲー度が低く付けられていた。
**意外な「その後」
発売の翌年、『毎日がスプラッタ』のシナリオライター・北山しお(大迫純一の友人である女性)が、シナリオの内容を勝手に変更されたとして開発元のビリケンソフトを訴えている。~
その結果ビリケンソフトは慰謝料を払うことになり、この事件は[[著作権判例>http://www.translan.com/jucc/precedent-2001-08-30.html]]の1つとなった。