「DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Fortune / Venus」の編集履歴（バックアップ）一覧はこちら
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本作はPS4版の『DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Fortune』と、PSV版の『DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Venus』が発売されているが、作品内容としては基本的に一緒であるため、まとめて説明する。
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*DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Fortune（PS4）
【でっど おあ あらいぶ えくすとりーむ すりー ふぉーちゅん】
*DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Venus（PSV）
【でっど おあ あらいぶ えくすとりーむ すりー ヴぃーなす】
|ジャンル|バカンス|&amazon(B016MC8C8Q)&br()&amazon(B016MC8C5Y)|
|対応機種|プレイステーション4&br()プレイステーション・ヴィータ|~|
|発売元|コーエーテクモゲームス|~|
|開発元|コーエーテクモゲームス(Team NINJA)|~|
|発売日|2016年3月24日|~|
|価格|パッケージ / ダウンロード&br()【PS4】9,504円 / 8,229円&br()【PSV】8,424円 / 7,303円(各税8%込)|~|
|判定|BGCOLOR(khaki):''シリーズファンから不評''|~|
|ポイント|艶めかしの増した女体の表現&br()ひたすら単調な作業ゲー&br()減少したアクティビティ&br()リセマラ必須と言われるゲームバランス&br()あまりにも露骨な課金による搾取体制&br()アジア圏のみとなったシリーズ展開|~|
|>|>|CENTER:''[[DEAD OR ALIVEシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
対戦格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE』シリーズの派生タイトル『DEAD OR ALIVE XTREME』シリーズのナンバリング第3作。~
360で発売された前作『DEAD OR ALIVE XTREME 2』からは9年半、そのリメイク版の『[[DEAD OR ALIVE PARADISE]]』からはおよそ6年ぶりとなる新作である。~
ハードがPS4/PSVとなり、グラフィックの質が向上した他、PS4では『DOA5LR』の際にも大々的に宣伝されていた「やわらかエンジン」を更に進化させたとされる「やわらかエンジン2.0」を搭載しており、水着の着崩れや日焼けなどの表現が可能となっている。~
PSV版では簡易版の「やわらかエンジンLite」が搭載されており、着崩れや日焼けは表現されないが、服の透けや胸の動きなどの艶めかしい表現は実現されており、どちらのバージョンでも高いクオリティとなっている。~
本作の登場キャラクター9人は2015年に実施された投票によって決まっており、結果として投票で9位に入れなかったキャラクター(リサ、ティナ、レイファン、クリスティ)はリストラされてしまった。~
また、旧作に存在していたアクティビティーの一部やカジノのスロットが削除され、ボリュームとしても減少している。~
そんな中、ゲーム内マネー(ザックマネー)を集めて購入する水着等がかなり多く、またザックマネーも集めづらく旧作にも負けず劣らない作業ゲームとなっている。~
また、有料DLCとしてゲーム内の一部の水着を購入可能となるプレミアムチケットが販売されている。
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**特徴
''ゲームの流れ''
-ゲームを始めると、9人の女の子から1人プレイするキャラクターを選び、そのキャラクターで14日間のバカンスを楽しむことになる。
--セーブデータは1つしか作れないため、途中でキャラクターを変更したい場合には「バカンスを中止」する必要がある。
-女の子を操作する女の子モードと、女の子のバカンスを眺めるオーナーモードの二つに分かれる。モードの切り替えは適宜可能。
-1日は朝、昼、夕方、夜の4フェイズに分かれている朝、昼、夕方についてはアクティビティを楽しむことが出来、夜についてはカジノを楽しむことが出来る。
-女の子は基本的にパートナーとなるキャラクターが1人居る。このパートナーはアクティビティの対戦相手とする他、ビーチバレーでは相方となる。
--パートナーは一度決めたら勝手に変わることはないが、夜の段階でパートナーを解消する選択肢を選べばパートナーを解消し、新たなパートナーを得ることが出来る。
-14日が終わるとエンディングとなり、女の子の満足度等の評価がされる。
''アクティビティー''
-ビーチバレー、どんけつゲーム、ぴょんぴょんゲーム、つなひき、ビーチフラッグ、ロッククライミングの6種類がある。
--ビーチバレーは2VS2、ロッククライミングは対戦相手無し、他はどれも1VS1でCPUと対戦する。
-いずれのアクティビティーも行うことで女の子のザックマネーを入手することが出来、一緒にアクティビティーをした女の子のなかよし度が上がる。
-対戦相手の女の子の強さはアクティビティーをした回数によって徐々に上がっていく。
''カジノ''
-ブラックジャック、ルーレット、ポーカーの3種類がある。
-手持ちのザックマネーを用いて遊ぶことが出来る。アクティビティーと違って時間制限は特にないため、自分が続けたい限りは続けられる。
-オーナーモードの場合はオーナーとして参加することになる。
''プレゼント''
-他の女の子にアイテムをプレゼントすることが出来る。
--プレゼントするには、アイテムをラッピングしておく必要がある。
-女の子の好みやラッピングの色、なかよし度によって受け取ってもらえるかどうかが決まる。受け取ってもらえない場合はアイテムを返されることになる。
--この時、ラッピングは解除されるため、再度プレゼントする場合にはラッピングをし直す必要がある。
-オーナーモードで入手出来る水着等もこの方法でプレゼントをする必要がある。
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**評価点
''高クオリティーなキャラクターモデル''
-『DOA5LR』でも存在したやわらかエンジンをさらに強化したとされるやわらかエンジン2.0の描写力は伊達ではなく、かなり艶めかしい表現を実現している。
-水着が濡れる様子や、胸の動き、肌の質感など、キャラクターを眺めているとそのクオリティの高さに驚かされるだろう。
--PS4版のみ、キャラクターは日付が経つにつれて日焼けしていく。水着を変更すると日焼け跡もしっかりとそれに応じて出来ていく。
''セクシーさが強化された水着''
-水着はどれもクオリティが高く、お色気要素としては満足できる内容である。特にイノセンスはどうみても下着にしか見えず、お色気要素としては強化されている。もちろん後述の入手しにくさがあるが
#region(イノセンス水着 ※エロ注意)
&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=iehIBwF0rCw)
#endregion
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**問題点
''削除された要素''
-アクティビティーとしてはウォータースライダー、マリンレース、カジノとしてはスロットが削除。
--ウォータースライダーやマリンレースは人気があったアクティビティーだけに削除を惜しむ声は大きい。
--また、アクティビティーとしてこれらが削除された結果、ビーチバレー以外は作業感が強い内容のものばかりになってしまっている。
-リサ、ティナ、レイファン、クリスティがリストラされた。
--人気投票の結果ということで理不尽さを感じにくくするような配慮は一応されているが、これらのキャラが絶対的な意味で不人気だったかというとそんなことはなく、惜しむファンは決して少なくはなかった。
--外国人キャラが大幅に減って(2/9人)過去作の「各国の美女が集まる」的なイメージが薄れてしまったり、初代からの参加者が少なくなったり(4/9人)といった問題もあり、良くも悪くも「相対的不人気キャラを取っ替えた」ような扱いには不満の声もある。
-アクセサリーショップが削除された。
--このため、アクセサリーによる着飾りを楽しめなくなっている。
''ミニゲームの問題点''
-バレーボール
--ミニゲームはバレーが一番ザックマネーと信頼度が稼げる。一方でその他のゲームはほとんど信頼度やザックマネーを稼げず自然とバレー優先となってくる。そのためバカンスというよりバレー部の合宿というぐらいバレー漬けになることも
--試合中ではリプレイや台詞が挟まりテンポが悪い。またAIが棒立ちになる場合が多々ある。
--コートの横の木が試合中邪魔で見にくい。
--また、相手のスパイクで転倒する割合がプレイヤーだけ異常に高く、ストレスがたまる。
--ぴょんぴょんゲームは小ジャンプと大ジャンプの判定が難しくなっている。
-パートナー
--遊びのパートナーは途中で解消になることがある。その後で他のパートナーを誘うが、その誘いに１ターン取られる。しかも仲良くないと結構断られる。
--何度も断られると女子同士の陰湿ないじめを見ているようになってしまう。
''ザックマネーの稼ぎにくさ''
-本作では水着等を入手するためにはザックマネーが必要になるが、このザックマネーが非常に稼ぎにくい。
-アクティビティーをするだけで数万単位でもらえる女の子モードの場合はまだいいが、ミッションとカジノ、周回ボーナス以外でのまとまったザックマネー入手手段がないオーナーモードはかなり苦行。
--ミッションクリアで入手出来るザックマネーは正直、水着の値段(最低でも10万単位、高ければ100万クラス)を考えると雀の涙である。周回ボーナスは評価S+クリアで10万以上稼ぐ事ができるが、1周終える必要があるため効率的にまんぞく度を稼げるよう準備をしておかないと時間がかかる。
-結局のところミッションや周回ボーナスを除くと運の要素がかなり強いカジノでないと稼げないため、作業感が漂う。もちろん、カジノという性質上、運が悪いと損をすることも十分ある。
-オーナーモードでないと利用出来ないオーナーショップがあり、ここでしか購入出来ない水着が大量にあるため、事実上はオーナーモードでの金稼ぎは必須。
--しかしながらこの稼ぎにくさに輪を掛けた問題点が次に示す通りである。
''女の子にプレゼントし辛い''
-アイテムを女の子にプレゼントする場合、なかよし度やまんぞく度によって受け取ってもらえるか決まるのだが、''中盤まではたとえ女の子の好みのアイテムで、なおかつラッピングで好みの色にしたとしてもほぼ成功しない''((アイテムには女の子の好みが設定されているが、プレイヤーとしては渡したいであろう大胆な水着は基本的に女の子の好みが「嫌い」「大嫌い」等に設定されているためである。理屈上は、男性であるプレイヤーから大胆な水着が渡されればそれをすんなり受け入れることはないと思われるため、理にはかなっている。))というとんでもない低確率となっている。
-先述の通り、女の子にプレゼントをするためにはラッピングをする必要がある。ラッピングはアイテム購入時に行うことが出来る他、手持ちのアイテムをラッピングすることも出来る。購入時には追加の費用は要しないのだが、手持ちのアイテムをラッピングする際に必要な費用は''なんとそのアイテムを購入する時の費用の半分である。''
--女の子にプレゼントを断られた場合は、ラッピングが解除されるため、再度挑戦する際にはラッピングしなおす必要があるが、数十万以上の値段がする水着を中心とした高価アイテムだとラッピングをし直すだけで50万以上とられることも。
---なかよし度やまんぞく度で受け取ってもらいやすくなるとはいえ、結局のところは運であるため、運が悪いと何度もこの作業を繰り返す必要があり、そのたびに高額なラッピング費用を捻出することになる。
--特に、女の子が「ポールダンス」等のダンスを見せてくれるチケット系のプレゼントは、なんと''全ての女の子が大嫌いなもの''として設定されている。
---高額なアイテムほど女の子は嫌う傾向にあり、''大嫌いなアイテムは上述のまんぞく度・なかよし度を最大にしても成功率１割程度とかなりシビア。''
--したがって、実際にプレゼントをする際には、アイテムの価格の何倍もの費用が要求されることもザラである。
-また、本作はオートセーブであり、プレゼントを渡した時点でオートセーブされる(他にも、カジノなどで1回勝負するごとにオートセーブされたりする)為、やり直しは不可。
--ただし、データのバックアップを取って、プレゼントを渡して失敗したらバックアップしたデータを使って再度挑戦するといった「リセマラ((本来はソーシャルゲームの界隈で用いられる言葉であり、ソーシャルゲームで最初に回せるガチャ等で欲しいキャラやアイテムが手に入るまでゲームをアンインストールしてやり直すことを指す用語。リセットマラソンの略。))」を使えば一応、やり直しは出来る。
---もちろん公式推奨ではないが、''これがなければやってられない。''
''露骨なまでの搾取体制''
-『[[DEAD OR ALIVE 5]]』の記事においても有料DLCによるコスチュームが問題点として挙げられているが、本作においても同様の問題点が存在する。
--まず、本作においては有料DLCとしてザックマネーを使わずともオーナーショップの水着が購入可能となるプレミアムチケットが販売されているが、その価格設定がえげつない。
--期間限定割引を除くとチケット300枚がおよそ12000円で販売されているが、この時点で既にソフトの単価を超えている。
--もっとも、単純にゲーム内の水着を早期アンロックできる、というだけであれば(値段こそ高いが)利用するかどうかはプレイヤー次第というだけの話である。問題は、期間限定で追加される水着である。
---前提として、期間限定で追加される水着も通常の水着と同様にキャラクターごとに別アイテムとして管理される。また追加水着は9色あり、全部で9キャラ×9色で1種類の水着につき81個存在することに留意されたい。
-期間限定で追加される水着は最初に配信された一種類を除けば、期間限定でショップに並ぶタイプのものであり、その期間内であればザックマネーで購入することが出来る。一度購入すれば配信期間が終了しても利用できる。
--なお、有料で配信された1種類については1個800円相当というおおよそ正気とは思えない価格設定であった。上述の通り、水着は1種類につき81個あるため、1キャラ分全部揃えたり、1色を全員分そろえるだけでも7,200円相当である。
---さすがに、この正気を疑う価格設定が炎上したため、以降の追加水着はすべて上述のとおりザックマネーでも購入可能な仕様となった。
--ザックマネーでも購入可能な仕様であるものの、追加水着は60万ザックマネー以上のものばかりである。にもかかわらず、一度に所有できるザックマネーは150万までという制限があるため、好きな水着が配信されるまでお金を貯めておきザックマネーで買い揃えるということは不可能といっていい。というより1色9キャラ分、9色1キャラ分ですらかなり厳しい。
---極めつけは配信期間が1回あたり2週間ということである。ザックマネーの所有制限のことも考えるとあからさまにプレミアムチケットを使わずに購入できないようにしているようにしか思えない露骨な仕様となっている。
---唯一の救いとして、一度配信された水着も定期的に再配信がされているということである。もっとも、種類が多いため、それほど頻繁に、というわけではないが。
--ちなみに、発売当時はプレミアムチケットで購入したアイテムであってもプレゼントに失敗することがあった。この場合であってもラッピングは解除されるため、高額のザックマネーを支払うか、購入時の半額のプレミアムチケットを使って再度ラッピングする必要があり、運が悪いとプレゼントするためだけにプレミアムチケットを大量に消費する必要さえある。
---リセマラをすれば再度プレゼントが出来るため、ラッピングによるプレミアムチケットの再出費は防げる。リセマラでゲームマネーやゲーム内アイテムを節約出来るケースは本作に限らずよく見られるケースであるが、ソーシャルゲーム以外でリセマラでリアルマネーを節約出来るケースは極めて稀、というか異常である。悪い言い方をすれば「(リセマラをせず、ゲーム内の仕様に従ってプレイした)正直者が馬鹿を見る」という仕様といえよう。
---この問題についてはプレミアムチケットで購入したアイテムはプレゼントに失敗しないというラッピングが出来るようになったことで解消された。
--スマホゲームのいわゆるガチャシステムにおいて搾取が問題とされることは数多いが、本作はあくまでフルプライスゲームである。ガチャシステムと比べてマシなのは「金さえ積めば必ず(配信されていれば)任意のものが手に入る」というだけのことであるが、フルプライスゲームにおいてこの搾取体制は異様であり、先に述べた『DOA5』のDLCの問題も本作と比べれば可愛く見えるほどである。
''セーブデータ破損バグが存在した(PS4版)''
--このバグであるが、公式の発表によると、オートセーブが発生するタイミングでホーム画面に戻り、ゲーム終了すると破損するという他に、長時間プレイしているとゲームデータが破損することがあるという2つが発表されている。
---先に述べたとおり、本作は不正防止のためかオートセーブが頻繁に発生する。リセマラを行う際にタイミング悪くオートセーブ中にリセットしてしまいセーブデータが破損するというケースも十分あり得る。
---後者のセーブデータ破損バグについては論外だが、前者についても、そもそも、オートセーブの発生タイミングでホーム画面に戻ることが出来る時点で問題である。注意喚起はもちろんだが、ホーム画面に戻る操作を不可にするくらいの措置はすべきであろう。
---Ver.1.02で修正された。当然であるが、Ver.1.01以前で消えたデータについては復旧不可である。
//直ったとはいえ、これは問題だろう
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**総評
9年半ぶりの新作ということで大いに期待を持って迎えられた作品であるが、蓋を開けてみるとキャラクターモデリング以外については大きくプレイヤーの期待を損なう出来であった。~
『DOA5』シリーズで培ったモデリングは『DOA5LR』で開発されたやわらかエンジンを更に強化したとあって艶めかしい表現を可能としているが、キャラクター、アクティビティーの削除などの擁護出来ない劣化も目立つ。~
旧作でもそうであったとはいえ、作業感の否めないザックマネー稼ぎ、それに加えゲーム内マネーで購入出来るとしつつも、実際には期間内にゲーム内マネーで集めることがほぼ不可能な期間限定の追加水着など、プレイヤーの取れるところからどんどん搾っていってやる、といったメーカーの姿勢が見受けられるものとなった。~
そしてゲームそのものの攻略方法としても、プレゼントを渡す前やカジノをする前にはバックアップを取って、成功するまで何度も繰り返すというリセマラがプレイヤーの間で共有化されている等、ゲーム自体のバランスの悪さを如実に示したものとなっている。
ゲーム性はもちろんのことだが、メーカーの搾取体制も含め「シリーズのファンからも落胆された一作」と評価せざるを得ない作品である。
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**余談
-発売後に無料版が配信された。しかし、使用キャラクターはかすみだけであり、この対応にも批判が多い。
-PS4版は発売当初からVRへの対応を臭わせており、2016年9月13日のVR発売には間に合わなかったものの、2017年1月24日よりDLCの「VRパラダイス」として対応された。全編対応ではなく、このモードのみの対応。
--なお、本DLCは有料DLCであるため、有料の「VRパスポート(税別1500円)」を購入する必要がある。
#region(VRでのプレイ映像 ※エロ注意)
&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=6IuyX_2VaIw)
#endregion
-その後、本作に新キャラクター等の要素追加・ゲームバランスの調整を施した『DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Scarlet』がPS4/Switch向けに2019年3月20日発売。
-本作の続編というべき『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』がWin向け基本プレイ無料ゲームがDMM GAMESより配信((Win版が2017年11月15日にサービス開始、Webブラウザ版が2019年4月23日よりオープンβテスト中。))されている。また、アジア地域向けにSteamでの配信も行われている。
-本作は前2作と異なり、日本・アジア以外の地域での販売が見送られている。2014年に起きた[[ゲーマーゲート論争>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88%E8%AB%96%E4%BA%89]]の影響とみられる。
--『DOA』の公式Facebookでのやりとりでこの事実が判明し[[大きな波紋を広げる。>https://automaton-media.com/articles/newsjp/deax3-wont-be-released-in-the-western/]]
--本作の販売が見送られた日本・アジア以外のゲーマーの間で日本・アジア版ソフト((PS4/PSVはリージョンロックを掛けていないため、本体のリージョンとソフトのリージョンが異なっていても動作する。ただし、ダウンロード配信ソフト・DLCを購入するにはソフトが販売されている国のアカウントと決済手段を用意する必要がある。))を購入する動きがみられた一方、『DOA』シリーズ生みの親である板垣伴信氏が当シリーズ制作陣への批判を展開した。
---本作以降に発売された前述の『DOAX3S』と『DOAXVV』も同様に、日本・アジア以外での販売・配信が見送られている。
--このゲーマーゲート論争はゲーム業界に絶大な影響を与え、その結果としてCOLOR(red){''PSハードでソニーチェック((CEROやESRBのようなレーティング審査機関によるチェックとは異なる、SIEによるPSのブランドイメージにそぐわない表現を規制する独自のチェックを指す。元々は日本独自のものであったが、この復活したソニーチェックは世界規模で行われている模様。))が復活してしまう。''}
---これにより、アッパーバージョンである『DOAX3S』においてPS4版のみSwitch版と比較して一部仕様が削除される事態となっている。
本作はPS4版の『DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Fortune』と、PSV版の『DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Venus』が発売されているが、作品内容としては基本的に一緒であるため、まとめて説明する。
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*DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Fortune（PS4）
【でっど おあ あらいぶ えくすとりーむ すりー ふぉーちゅん】
*DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Venus（PSV）
【でっど おあ あらいぶ えくすとりーむ すりー ヴぃーなす】
|ジャンル|バカンス|&amazon(B016MC8C8Q)&br()&amazon(B016MC8C5Y)|
|対応機種|プレイステーション4&br()プレイステーション・ヴィータ|~|
|発売元|コーエーテクモゲームス|~|
|開発元|コーエーテクモゲームス(Team NINJA)|~|
|発売日|2016年3月24日|~|
|価格|パッケージ / ダウンロード&br()【PS4】9,504円 / 8,229円&br()【PSV】8,424円 / 7,303円(各税8%込)|~|
|判定|BGCOLOR(khaki):''シリーズファンから不評''|~|
|ポイント|艶めかしの増した女体の表現&br()ひたすら単調な作業ゲー&br()減少したアクティビティ&br()リセマラ必須と言われるゲームバランス&br()あまりにも露骨な課金による搾取体制&br()アジア圏のみとなったシリーズ展開|~|
|>|>|CENTER:''[[DEAD OR ALIVEシリーズ]]''|
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**概要
対戦格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE』シリーズの派生タイトル『DEAD OR ALIVE XTREME』シリーズのナンバリング第3作。~
360で発売された前作『DEAD OR ALIVE XTREME 2』からは9年半、そのリメイク版の『[[DEAD OR ALIVE PARADISE]]』からはおよそ6年ぶりとなる新作である。~
ハードがPS4/PSVとなり、グラフィックの質が向上した他、PS4では『DOA5LR』の際にも大々的に宣伝されていた「やわらかエンジン」を更に進化させたとされる「やわらかエンジン2.0」を搭載しており、水着の着崩れや日焼けなどの表現が可能となっている。~
PSV版では簡易版の「やわらかエンジンLite」が搭載されており、着崩れや日焼けは表現されないが、服の透けや胸の動きなどの艶めかしい表現は実現されており、どちらのバージョンでも高いクオリティとなっている。~
本作の登場キャラクター9人は2015年に実施された投票によって決まっており、結果として投票で9位に入れなかったキャラクター(リサ、ティナ、レイファン、クリスティ)はリストラされてしまった。~
また、旧作に存在していたアクティビティーの一部やカジノのスロットが削除され、ボリュームとしても減少している。~
そんな中、ゲーム内マネー(ザックマネー)を集めて購入する水着等がかなり多く、またザックマネーも集めづらく旧作にも負けず劣らない作業ゲームとなっている。~
また、有料DLCとしてゲーム内の一部の水着を購入可能となるプレミアムチケットが販売されている。
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**特徴
''ゲームの流れ''
-ゲームを始めると、9人の女の子から1人プレイするキャラクターを選び、そのキャラクターで14日間のバカンスを楽しむことになる。
--セーブデータは1つしか作れないため、途中でキャラクターを変更したい場合には「バカンスを中止」する必要がある。
-女の子を操作する女の子モードと、女の子のバカンスを眺めるオーナーモードの二つに分かれる。モードの切り替えは適宜可能。
-1日は朝、昼、夕方、夜の4フェイズに分かれている朝、昼、夕方についてはアクティビティを楽しむことが出来、夜についてはカジノを楽しむことが出来る。
-女の子は基本的にパートナーとなるキャラクターが1人居る。このパートナーはアクティビティの対戦相手とする他、ビーチバレーでは相方となる。
--パートナーは一度決めたら勝手に変わることはないが、夜の段階でパートナーを解消する選択肢を選べばパートナーを解消し、新たなパートナーを得ることが出来る。
-14日が終わるとエンディングとなり、女の子の満足度等の評価がされる。
''アクティビティー''
-ビーチバレー、どんけつゲーム、ぴょんぴょんゲーム、つなひき、ビーチフラッグ、ロッククライミングの6種類がある。
--ビーチバレーは2VS2、ロッククライミングは対戦相手無し、他はどれも1VS1でCPUと対戦する。
-いずれのアクティビティーも行うことで女の子のザックマネーを入手することが出来、一緒にアクティビティーをした女の子のなかよし度が上がる。
-対戦相手の女の子の強さはアクティビティーをした回数によって徐々に上がっていく。
''カジノ''
-ブラックジャック、ルーレット、ポーカーの3種類がある。
-手持ちのザックマネーを用いて遊ぶことが出来る。アクティビティーと違って時間制限は特にないため、自分が続けたい限りは続けられる。
-オーナーモードの場合はオーナーとして参加することになる。
''プレゼント''
-他の女の子にアイテムをプレゼントすることが出来る。
--プレゼントするには、アイテムをラッピングしておく必要がある。
-女の子の好みやラッピングの色、なかよし度によって受け取ってもらえるかどうかが決まる。受け取ってもらえない場合はアイテムを返されることになる。
--この時、ラッピングは解除されるため、再度プレゼントする場合にはラッピングをし直す必要がある。
-オーナーモードで入手出来る水着等もこの方法でプレゼントをする必要がある。
----
**評価点
''高クオリティーなキャラクターモデル''
-『DOA5LR』でも存在したやわらかエンジンをさらに強化したとされるやわらかエンジン2.0の描写力は伊達ではなく、かなり艶めかしい表現を実現している。
-水着が濡れる様子や、胸の動き、肌の質感など、キャラクターを眺めているとそのクオリティの高さに驚かされるだろう。
--PS4版のみ、キャラクターは日付が経つにつれて日焼けしていく。水着を変更すると日焼け跡もしっかりとそれに応じて出来ていく。
''セクシーさが強化された水着''
-水着はどれもクオリティが高く、お色気要素としては満足できる内容である。
--特に「イノセンス」の水着は''どうみても下着にしか見えず''、お色気要素としては強化されている。もちろん、後述の入手しにくさがあるが。
#region(イノセンス水着 ※エロ注意)
&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=iehIBwF0rCw)
#endregion
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**問題点
''削除された要素''
-アクティビティーとしてはウォータースライダー、マリンレース、カジノとしてはスロットが削除。
--ウォータースライダーやマリンレースは人気があったアクティビティーだけに削除を惜しむ声は大きい。
--また、アクティビティーとしてこれらが削除された結果、ビーチバレー以外は作業感が強い内容のものばかりになってしまっている。
-リサ、ティナ、レイファン、クリスティがリストラされた。
--人気投票の結果ということで理不尽さを感じにくくするような配慮は一応されているが、これらのキャラが絶対的な意味で不人気だったかというとそんなことはなく、惜しむファンは決して少なくはなかった。
--外国人キャラが大幅に減って(2/9人)過去作の「各国の美女が集まる」的なイメージが薄れてしまったり、初代からの参加者が少なくなったり(4/9人)といった問題もあり、良くも悪くも「相対的不人気キャラを取っ替えた」ような扱いには不満の声もある。
-アクセサリーショップが削除された。
--このため、アクセサリーによる着飾りを楽しめなくなっている。
''ミニゲームの問題点''
-バレーボール
--ミニゲームはバレーが一番ザックマネーと信頼度が稼げる。一方でその他のゲームはほとんど信頼度やザックマネーを稼げず自然とバレー優先となってくる。そのためバカンスというよりバレー部の合宿というぐらいバレー漬けになることも
--試合中ではリプレイや台詞が挟まりテンポが悪い。またAIが棒立ちになる場合が多々ある。
--コートの横の木が試合中邪魔で見にくい。
--また、相手のスパイクで転倒する割合がプレイヤーだけ異常に高く、ストレスがたまる。
--ぴょんぴょんゲームは小ジャンプと大ジャンプの判定が難しくなっている。
-パートナー
--遊びのパートナーは途中で解消になることがある。その後で他のパートナーを誘うが、その誘いに１ターン取られる。しかも仲良くないと結構断られる。
--何度も断られると女子同士の陰湿ないじめを見ているようになってしまう。
''ザックマネーの稼ぎにくさ''
-本作では水着等を入手するためにはザックマネーが必要になるが、このザックマネーが非常に稼ぎにくい。
-アクティビティーをするだけで数万単位でもらえる女の子モードの場合はまだいいが、ミッションとカジノ、周回ボーナス以外でのまとまったザックマネー入手手段がないオーナーモードはかなり苦行。
--ミッションクリアで入手出来るザックマネーは正直、水着の値段(最低でも10万単位、高ければ100万クラス)を考えると雀の涙である。周回ボーナスは評価S+クリアで10万以上稼ぐ事ができるが、1周終える必要があるため効率的にまんぞく度を稼げるよう準備をしておかないと時間がかかる。
-結局のところミッションや周回ボーナスを除くと運の要素がかなり強いカジノでないと稼げないため、作業感が漂う。もちろん、カジノという性質上、運が悪いと損をすることも十分ある。
-オーナーモードでないと利用出来ないオーナーショップがあり、ここでしか購入出来ない水着が大量にあるため、事実上はオーナーモードでの金稼ぎは必須。
--しかしながらこの稼ぎにくさに輪を掛けた問題点が次に示す通りである。
''女の子にプレゼントし辛い''
-アイテムを女の子にプレゼントする場合、なかよし度やまんぞく度によって受け取ってもらえるか決まるのだが、''中盤まではたとえ女の子の好みのアイテムで、なおかつラッピングで好みの色にしたとしてもほぼ成功しない''((アイテムには女の子の好みが設定されているが、プレイヤーとしては渡したいであろう大胆な水着は基本的に女の子の好みが「嫌い」「大嫌い」等に設定されているためである。理屈上は、男性であるプレイヤーから大胆な水着が渡されればそれをすんなり受け入れることはないと思われるため、理にはかなっている。))というとんでもない低確率となっている。
-先述の通り、女の子にプレゼントをするためにはラッピングをする必要がある。ラッピングはアイテム購入時に行うことが出来る他、手持ちのアイテムをラッピングすることも出来る。購入時には追加の費用は要しないのだが、手持ちのアイテムをラッピングする際に必要な費用は''なんとそのアイテムを購入する時の費用の半分である。''
--女の子にプレゼントを断られた場合は、ラッピングが解除されるため、再度挑戦する際にはラッピングしなおす必要があるが、数十万以上の値段がする水着を中心とした高価アイテムだとラッピングをし直すだけで50万以上とられることも。
---なかよし度やまんぞく度で受け取ってもらいやすくなるとはいえ、結局のところは運であるため、運が悪いと何度もこの作業を繰り返す必要があり、そのたびに高額なラッピング費用を捻出することになる。
--特に、女の子が「ポールダンス」等のダンスを見せてくれるチケット系のプレゼントは、なんと''全ての女の子が大嫌いなもの''として設定されている。
---高額なアイテムほど女の子は嫌う傾向にあり、''大嫌いなアイテムは上述のまんぞく度・なかよし度を最大にしても成功率１割程度とかなりシビア。''
--したがって、実際にプレゼントをする際には、アイテムの価格の何倍もの費用が要求されることもザラである。
-また、本作はオートセーブであり、プレゼントを渡した時点でオートセーブされる(他にも、カジノなどで1回勝負するごとにオートセーブされたりする)為、やり直しは不可。
--ただし、データのバックアップを取って、プレゼントを渡して失敗したらバックアップしたデータを使って再度挑戦するといった「リセマラ((本来はソーシャルゲームの界隈で用いられる言葉であり、ソーシャルゲームで最初に回せるガチャ等で欲しいキャラやアイテムが手に入るまでゲームをアンインストールしてやり直すことを指す用語。リセットマラソンの略。))」を使えば一応、やり直しは出来る。
---もちろん公式推奨ではないが、''これがなければやってられない。''
''露骨なまでの搾取体制''
-『[[DEAD OR ALIVE 5]]』の記事においても有料DLCによるコスチュームが問題点として挙げられているが、本作においても同様の問題点が存在する。
--まず、本作においては有料DLCとしてザックマネーを使わずともオーナーショップの水着が購入可能となるプレミアムチケットが販売されているが、その価格設定がえげつない。
--期間限定割引を除くとチケット300枚がおよそ12000円で販売されているが、この時点で既にソフトの単価を超えている。
--もっとも、単純にゲーム内の水着を早期アンロックできる、というだけであれば(値段こそ高いが)利用するかどうかはプレイヤー次第というだけの話である。問題は、期間限定で追加される水着である。
---前提として、期間限定で追加される水着も通常の水着と同様にキャラクターごとに別アイテムとして管理される。また追加水着は9色あり、全部で9キャラ×9色で1種類の水着につき81個存在することに留意されたい。
-期間限定で追加される水着は最初に配信された一種類を除けば、期間限定でショップに並ぶタイプのものであり、その期間内であればザックマネーで購入することが出来る。一度購入すれば配信期間が終了しても利用できる。
--なお、有料で配信された1種類については1個800円相当というおおよそ正気とは思えない価格設定であった。上述の通り、水着は1種類につき81個あるため、1キャラ分全部揃えたり、1色を全員分そろえるだけでも7,200円相当である。
---さすがに、この正気を疑う価格設定が炎上したため、以降の追加水着はすべて上述のとおりザックマネーでも購入可能な仕様となった。
--ザックマネーでも購入可能な仕様であるものの、追加水着は60万ザックマネー以上のものばかりである。にもかかわらず、一度に所有できるザックマネーは150万までという制限があるため、好きな水着が配信されるまでお金を貯めておきザックマネーで買い揃えるということは不可能といっていい。というより1色9キャラ分、9色1キャラ分ですらかなり厳しい。
---極めつけは配信期間が1回あたり2週間ということである。ザックマネーの所有制限のことも考えるとあからさまにプレミアムチケットを使わずに購入できないようにしているようにしか思えない露骨な仕様となっている。
---唯一の救いとして、一度配信された水着も定期的に再配信がされているということである。もっとも、種類が多いため、それほど頻繁に、というわけではないが。
--ちなみに、発売当時はプレミアムチケットで購入したアイテムであってもプレゼントに失敗することがあった。この場合であってもラッピングは解除されるため、高額のザックマネーを支払うか、購入時の半額のプレミアムチケットを使って再度ラッピングする必要があり、運が悪いとプレゼントするためだけにプレミアムチケットを大量に消費する必要さえある。
---リセマラをすれば再度プレゼントが出来るため、ラッピングによるプレミアムチケットの再出費は防げる。リセマラでゲームマネーやゲーム内アイテムを節約出来るケースは本作に限らずよく見られるケースであるが、ソーシャルゲーム以外でリセマラでリアルマネーを節約出来るケースは極めて稀、というか異常である。悪い言い方をすれば「(リセマラをせず、ゲーム内の仕様に従ってプレイした)正直者が馬鹿を見る」という仕様といえよう。
---この問題についてはプレミアムチケットで購入したアイテムはプレゼントに失敗しないというラッピングが出来るようになったことで解消された。
--スマホゲームのいわゆるガチャシステムにおいて搾取が問題とされることは数多いが、本作はあくまでフルプライスゲームである。ガチャシステムと比べてマシなのは「金さえ積めば必ず(配信されていれば)任意のものが手に入る」というだけのことであるが、フルプライスゲームにおいてこの搾取体制は異様であり、先に述べた『DOA5』のDLCの問題も本作と比べれば可愛く見えるほどである。
''セーブデータ破損バグが存在した(PS4版)''
--このバグであるが、公式の発表によると、オートセーブが発生するタイミングでホーム画面に戻り、ゲーム終了すると破損するという他に、長時間プレイしているとゲームデータが破損することがあるという2つが発表されている。
---先に述べたとおり、本作は不正防止のためかオートセーブが頻繁に発生する。リセマラを行う際にタイミング悪くオートセーブ中にリセットしてしまいセーブデータが破損するというケースも十分あり得る。
---後者のセーブデータ破損バグについては論外だが、前者についても、そもそも、オートセーブの発生タイミングでホーム画面に戻ることが出来る時点で問題である。注意喚起はもちろんだが、ホーム画面に戻る操作を不可にするくらいの措置はすべきであろう。
---Ver.1.02で修正された。当然であるが、Ver.1.01以前で消えたデータについては復旧不可である。
//直ったとはいえ、これは問題だろう
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**総評
9年半ぶりの新作ということで大いに期待を持って迎えられた作品であるが、蓋を開けてみるとキャラクターモデリング以外については大きくプレイヤーの期待を損なう出来であった。~
『DOA5』シリーズで培ったモデリングは『DOA5LR』で開発されたやわらかエンジンを更に強化したとあって艶めかしい表現を可能としているが、キャラクター、アクティビティーの削除などの擁護出来ない劣化も目立つ。~
旧作でもそうであったとはいえ、作業感の否めないザックマネー稼ぎ、それに加えゲーム内マネーで購入出来るとしつつも、実際には期間内にゲーム内マネーで集めることがほぼ不可能な期間限定の追加水着など、プレイヤーの取れるところからどんどん搾っていってやる、といったメーカーの姿勢が見受けられるものとなった。~
そしてゲームそのものの攻略方法としても、プレゼントを渡す前やカジノをする前にはバックアップを取って、成功するまで何度も繰り返すというリセマラがプレイヤーの間で共有化されている等、ゲーム自体のバランスの悪さを如実に示したものとなっている。
ゲーム性はもちろんのことだが、メーカーの搾取体制も含め「シリーズのファンからも落胆された一作」と評価せざるを得ない作品である。
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**余談
-発売後に無料版が配信された。しかし、使用キャラクターはかすみだけであり、この対応にも批判が多い。
-PS4版は発売当初からVRへの対応を臭わせており、2016年9月13日のVR発売には間に合わなかったものの、2017年1月24日よりDLCの「VRパラダイス」として対応された。全編対応ではなく、このモードのみの対応。
--なお、本DLCは有料DLCであるため、有料の「VRパスポート(税別1500円)」を購入する必要がある。
#region(VRでのプレイ映像 ※エロ注意)
&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=6IuyX_2VaIw)
#endregion
-その後、本作に新キャラクター等の要素追加・ゲームバランスの調整を施した『DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Scarlet』がPS4/Switch向けに2019年3月20日発売。
-本作の続編というべき『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』がWin向け基本プレイ無料ゲームがDMM GAMESより配信((Win版が2017年11月15日にサービス開始、Webブラウザ版が2019年4月23日よりオープンβテスト中。))されている。また、アジア地域向けにSteamでの配信も行われている。
-本作は前2作と異なり、日本・アジア以外の地域での販売が見送られている。2014年に起きた[[ゲーマーゲート論争>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88%E8%AB%96%E4%BA%89]]の影響とみられる。
--『DOA』の公式Facebookでのやりとりでこの事実が判明し[[大きな波紋を広げる。>https://automaton-media.com/articles/newsjp/deax3-wont-be-released-in-the-western/]]
--本作の販売が見送られた日本・アジア以外のゲーマーの間で日本・アジア版ソフト((PS4/PSVはリージョンロックを掛けていないため、本体のリージョンとソフトのリージョンが異なっていても動作する。ただし、ダウンロード配信ソフト・DLCを購入するにはソフトが販売されている国のアカウントと決済手段を用意する必要がある。))を購入する動きがみられた一方、『DOA』シリーズ生みの親である板垣伴信氏が当シリーズ制作陣への批判を展開した。
---本作以降に発売された前述の『DOAX3S』と『DOAXVV』も同様に、日本・アジア以外での販売・配信が見送られている。
--このゲーマーゲート論争はゲーム業界に絶大な影響を与え、その結果としてCOLOR(red){''PSハードでソニーチェック((CEROやESRBのようなレーティング審査機関によるチェックとは異なる、SIEによるPSのブランドイメージにそぐわない表現を規制する独自のチェックを指す。元々は日本独自のものであったが、この復活したソニーチェックは世界規模で行われている模様。))が復活してしまう。''}
---これにより、アッパーバージョンである『DOAX3S』においてPS4版のみSwitch版と比較して一部仕様が削除される事態となっている。
