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*幻想水滸伝IV 【げんそうすいこでんふぉー】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000232486)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|コナミ|~| |開発元|コナミコンピュータエンタテインメント東京|~| |発売日|2004年08月19日|~| |定価|7,329円(税込)|~| |ポイント|&color(blue){''2004年クソゲーオブザイヤー次点''}&br()操作性が悪い&br()腕が痛くて動かない&br()微妙な新要素|~| |>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''| |>|>|CENTER:''[[幻想水滸伝シリーズリンク>幻想水滸伝シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1995年12月15日にプレイステーションで第1作目が発売された幻想水滸伝シリーズの第4作目。 --シリーズ初のボイス付きで、『III』までの伝統だったコンバート要素を撤廃したが、クリア済みのセーブデータを継承して最初からプレイする周回制を用いた作品でもある。 --プロデューサーは第1作目でキャラクターデザインを担当していた河野純子((当作品のキャラクターデザインとシナリオも担当。))。 -キャッチコピーは「108人の待つ海へ。それは、冒険か。出会いか。」。 **問題点 -2や3のデザインが好きだったユーザーからキャラデザインが古臭いと不評。 --1と4は河野純子、2と3は石川史が担当。5は複数のデザイナーを起用。 --時系列上では4→5→1→2→3ともっとも古い((Iの150年前。5から3までは30年弱しか経っておらず、群を抜いて古い。))時代なので、あえて古さを感じるデザインにしているという事も考えられる。 --パッケージイラストやイメージイラストなどのクオリティは決して低くはない。但しキャラの立ち絵を見ると、服装のデザインが野暮ったいのは否めない所。 ---特に3と比べると、細部や小物の書き込みという点では明らかに単純過ぎるデザインとなっている。「南国風の島国」が舞台であるので、ある程度ラフな衣装にしたのだろうか。 -幻想水滸伝シリーズで始めて声優を起用した作品だが全体的に演技評価が低く、重要人物のレックナートが特に不評。 --その声優陣の中に人気・ベテラン声優が起用されていることをどれくらいのユーザーが知っているだろうか。 --しかもDVDを採用しているのにボイス量は中途半端。 -本シリーズはドラマ性の高い重厚な戦記物ストーリーが好評を博してきたが、ライターの変更により戦記物にも関わらず戦術戦略の類がポケモンアニメの主人公とタメを張れるレベルのお粗末さに劣化。 --それを差し引いても出来がよいとは到底言えないシナリオで、攻略書籍のインタビューで「幻水4はライトユーザー向けに作った」と発言しているが、ライト層にも短く感じられる上に人物描写と台詞が薄く不快にさせられる物も有る。 -主人公専用の罰の紋章はストーリー中でも活躍し設定的にも重いのだが、いざ戦闘で使うと性能が歴代主役専用紋章と比べ見劣りする。 --本作内で扱える「生と死の紋章」と比べても明らかに威力が低い。かつ、使う度に主人公にもダメージが入り、LV3即死魔法に至っては本人が一割の確率で即死してしまう。 -本シリーズは、味方も敵も「紋章(魔法)」が使える。当然の事ではあるが体力の数値に差がある以上同じダメージを適用する訳にはいかず当然補正は入っていた(ある魔法を例にとると、敵に対しては1200のダメージだが、味方が受けると100~200前後のダメージになっていた)。しかし今作では敵も味方も同じ数値が適用されるという誰得仕様な為、一気に味方が全滅する可能性もある。酷い時は、味方が1500以上のダメージを受ける時もあり、その場合はどんなに体力があっても即死である(最大体力が999の為)。 --一応、魔法防御を上げれば耐えられなくもないが、人数が少ない以上同じ事の繰り返し(回復魔法の繰り返し)ではこっちがジリ貧を強いられる事になりやすい。また人数が少ない為回復役を増やせないのも初心者にとってはややきつめか。 -また、従来までの作品では紋章発動時のエフェクトや攻撃方法も評価されており、かなり派手なムービーとなっていた(『III』では龍を呼び出して攻撃する魔法まであった)。しかし今作では容量の削減なのか、かなりしょぼくなっている。特に雷の紋章が顕著であり、音と若干の見た目以外はどの魔法も見た目が一緒であるという手抜きぶりである(Lv.5の魔法は別であるが)。 -フィールドとも言える海が広い割に街が少なく視点も悪く船の操作がもっさりな上に、エンカウント率が高めな事と、敵の種類が少ない事と、協力技シーンがいちいち長くて戦闘のテンポが悪かったり、回復アイテムの説明が解り辛かったり、前作では本拠地で装備品や紋章の付け替えが全員纏めて出来たのに本作ではパーティに入れてから付け替えに退化させている所など、面白いつまらない以前にストレスの溜まる出来のシステムであった。 --また同時に戦える仲間も従来に比べて4人戦闘と減って戦術性が減っているなど、従来ファンからも不満が出ていた。 --RPGフリークとして名高い小説家の宮部みゆき氏も上記のような不満を述べ、その事を聞きつけたコナミは『III』発売の際に前述の宮部氏に執筆して貰った公式ホームページのプレイ日記を削除するという大人げない一面を見せた。 -以上の通り、ファンがガッカリするのは無理もない。ただ、部分的な要素に目を向ければ少なからず評価されている所はある。 **賛否両論点 -『III』では廃止されていた紋章術の合体技が復活しているなど、戦闘システムが人数が少なくなった事以外は『I』『II』寄りに戻っている。 -話すだけで主人公の味方に加入するキャラが多い。 -所持できる持ち物の数に制限がない。 --アイテムを装備しなくても戦闘中に使える。逆に言うとアイテムを装備できなくなった。 **評価点 -キャラの等身が上がった他、カメラを自由に動かして視点を変えられる。 --ただし『Rhapsodia』以降は再び下がった。 -『I』のテッドが登場した。 -砂浜や波の音が綺麗。 --海を舞台にしている作品だけあって「水」の表現は素晴らしいといえるだろう。 -目安箱は引き続き採用された。 -ミニゲームの種類が多く、面白いのが多い。 --シリーズおなじみの「ちんちろりん」からベーゴマやドンジャラまで幅広い。 -ビッキーの加入が早く、またたきの手鏡が町中でも使えるようになった((他のRPGで例えると移動魔法を担当するキャラ。))。 -クリアすると一部のアイテムやお金を引き継いで最初からやり直せる。 --ムービーシーンもスキップできるようになる。 -これまで通りサブイベントも充実している。 **その後の展開など -登場キャラについて --主人公のライバルにあたる"トロイ"は敵キャラクターでありながら「裏技で仲間になる」と信じられたほど高い人気を持つ。 --一方、味方キャラのひとりである"スノウ"は「腕が痛くて動かない」などの情けない言動や身勝手な行動によって評価が低い。が、そこをネタにして愛されている。 ---ステータスグラフィックが複数用意されている唯一のキャラでもある。 -本作の後日談に当たる『Rhapsodia』を皮切りに、『V』『ティアクライス』が発売され、当作品よりは評価している声は多い。 --そして『紡がれし百年の時』が発売されるも散々な出来であったため、本作はようやくシリーズ最駄作の汚名(以前は黒歴史判定が付いていたが紡がれし百年の時が上回ったため消滅)を返上したと言える。 -本作を下敷きにしたパチスロ『幻想水滸伝』がKPE製作で2011年1月17日より稼動している。 --CGは新規に作り直されており、本作のポリゴンモデルとは印象がかなり異なっている。 --登場キャラはラズロ(主人公)、トロイ、シグルド、ハーヴェイ、キカ、ジーン、ビッキー、ミツバと特に人気の高いキャラを厳選している。 --パチスロ故にプレイする機会は少ないが、CGムービーは一見の価値あり。 ----
*幻想水滸伝IV 【げんそうすいこでんふぉー】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000232486)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|コナミ|~| |開発元|コナミコンピュータエンタテインメント東京|~| |発売日|2004年08月19日|~| |定価|7,329円(税込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|&color(blue){''2004年クソゲーオブザイヤー次点''}&br()操作性が悪い&br()腕が痛くて動かない&br()微妙な新要素|~| |>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''| |>|>|CENTER:''[[幻想水滸伝シリーズリンク>幻想水滸伝シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1995年12月15日にプレイステーションで第1作目が発売された幻想水滸伝シリーズの第4作目。 --シリーズ初のボイス付きで、『III』までの伝統だったコンバート要素を撤廃したが、クリア済みのセーブデータを継承して最初からプレイする周回制を用いた作品でもある。 --プロデューサーは第1作目でキャラクターデザインを担当していた河野純子((当作品のキャラクターデザインとシナリオも担当。))。 -キャッチコピーは「108人の待つ海へ。それは、冒険か。出会いか。」。 **問題点 -2や3のデザインが好きだったユーザーからキャラデザインが古臭いと不評。 --1と4は河野純子、2と3は石川史が担当。5は複数のデザイナーを起用。 --時系列上では4→5→1→2→3ともっとも古い((Iの150年前。5から3までは30年弱しか経っておらず、群を抜いて古い。))時代なので、あえて古さを感じるデザインにしているという事も考えられる。 --パッケージイラストやイメージイラストなどのクオリティは決して低くはない。但しキャラの立ち絵を見ると、服装のデザインが野暮ったいのは否めない所。 ---特に3と比べると、細部や小物の書き込みという点では明らかに単純過ぎるデザインとなっている。「南国風の島国」が舞台であるので、ある程度ラフな衣装にしたのだろうか。 -幻想水滸伝シリーズで始めて声優を起用した作品だが全体的に演技評価が低く、重要人物のレックナートが特に不評。 --その声優陣の中に人気・ベテラン声優が起用されていることをどれくらいのユーザーが知っているだろうか。 --しかもDVDを採用しているのにボイス量は中途半端。 -本シリーズはドラマ性の高い重厚な戦記物ストーリーが好評を博してきたが、ライターの変更により戦記物にも関わらず戦術戦略の類がポケモンアニメの主人公とタメを張れるレベルのお粗末さに劣化。 --それを差し引いても出来がよいとは到底言えないシナリオで、攻略書籍のインタビューで「幻水4はライトユーザー向けに作った」と発言しているが、ライト層にも短く感じられる上に人物描写と台詞が薄く不快にさせられる物も有る。 -主人公専用の罰の紋章はストーリー中でも活躍し設定的にも重いのだが、いざ戦闘で使うと性能が歴代主役専用紋章と比べ見劣りする。 --本作内で扱える「生と死の紋章」と比べても明らかに威力が低い。かつ、使う度に主人公にもダメージが入り、LV3即死魔法に至っては本人が一割の確率で即死してしまう。 -本シリーズは、味方も敵も「紋章(魔法)」が使える。当然の事ではあるが体力の数値に差がある以上同じダメージを適用する訳にはいかず当然補正は入っていた(ある魔法を例にとると、敵に対しては1200のダメージだが、味方が受けると100~200前後のダメージになっていた)。しかし今作では敵も味方も同じ数値が適用されるという誰得仕様な為、一気に味方が全滅する可能性もある。酷い時は、味方が1500以上のダメージを受ける時もあり、その場合はどんなに体力があっても即死である(最大体力が999の為)。 --一応、魔法防御を上げれば耐えられなくもないが、人数が少ない以上同じ事の繰り返し(回復魔法の繰り返し)ではこっちがジリ貧を強いられる事になりやすい。また人数が少ない為回復役を増やせないのも初心者にとってはややきつめか。 -また、従来までの作品では紋章発動時のエフェクトや攻撃方法も評価されており、かなり派手なムービーとなっていた(『III』では龍を呼び出して攻撃する魔法まであった)。しかし今作では容量の削減なのか、かなりしょぼくなっている。特に雷の紋章が顕著であり、音と若干の見た目以外はどの魔法も見た目が一緒であるという手抜きぶりである(Lv.5の魔法は別であるが)。 -フィールドとも言える海が広い割に街が少なく視点も悪く船の操作がもっさりな上に、エンカウント率が高めな事と、敵の種類が少ない事と、協力技シーンがいちいち長くて戦闘のテンポが悪かったり、回復アイテムの説明が解り辛かったり、前作では本拠地で装備品や紋章の付け替えが全員纏めて出来たのに本作ではパーティに入れてから付け替えに退化させている所など、面白いつまらない以前にストレスの溜まる出来のシステムであった。 --また同時に戦える仲間も従来に比べて4人戦闘と減って戦術性が減っているなど、従来ファンからも不満が出ていた。 --RPGフリークとして名高い小説家の宮部みゆき氏も上記のような不満を述べ、その事を聞きつけたコナミは『III』発売の際に前述の宮部氏に執筆して貰った公式ホームページのプレイ日記を削除するという大人げない一面を見せた。 -以上の通り、ファンがガッカリするのは無理もない。ただ、部分的な要素に目を向ければ少なからず評価されている所はある。 **賛否両論点 -『III』では廃止されていた紋章術の合体技が復活しているなど、戦闘システムが人数が少なくなった事以外は『I』『II』寄りに戻っている。 -話すだけで主人公の味方に加入するキャラが多い。 -所持できる持ち物の数に制限がない。 --アイテムを装備しなくても戦闘中に使える。逆に言うとアイテムを装備できなくなった。 **評価点 -キャラの等身が上がった他、カメラを自由に動かして視点を変えられる。 --ただし『Rhapsodia』以降は再び下がった。 -『I』のテッドが登場した。 -砂浜や波の音が綺麗。 --海を舞台にしている作品だけあって「水」の表現は素晴らしいといえるだろう。 -目安箱は引き続き採用された。 -ミニゲームの種類が多く、面白いのが多い。 --シリーズおなじみの「ちんちろりん」からベーゴマやドンジャラまで幅広い。 -ビッキーの加入が早く、またたきの手鏡が町中でも使えるようになった((他のRPGで例えると移動魔法を担当するキャラ。))。 -クリアすると一部のアイテムやお金を引き継いで最初からやり直せる。 --ムービーシーンもスキップできるようになる。 -これまで通りサブイベントも充実している。 **その後の展開など -登場キャラについて --主人公のライバルにあたる"トロイ"は敵キャラクターでありながら「裏技で仲間になる」と信じられたほど高い人気を持つ。 --一方、味方キャラのひとりである"スノウ"は「腕が痛くて動かない」などの情けない言動や身勝手な行動によって評価が低い。が、そこをネタにして愛されている。 ---ステータスグラフィックが複数用意されている唯一のキャラでもある。 -本作の後日談に当たる『Rhapsodia』を皮切りに、『V』『ティアクライス』が発売され、当作品よりは評価している声は多い。 --そして『紡がれし百年の時』が発売されるも散々な出来であったため、本作はようやくシリーズ最駄作の汚名(以前は黒歴史判定が付いていたが紡がれし百年の時が上回ったため消滅)を返上したと言える。 -本作を下敷きにしたパチスロ『幻想水滸伝』がKPE製作で2011年1月17日より稼動している。 --CGは新規に作り直されており、本作のポリゴンモデルとは印象がかなり異なっている。 --登場キャラはラズロ(主人公)、トロイ、シグルド、ハーヴェイ、キカ、ジーン、ビッキー、ミツバと特に人気の高いキャラを厳選している。 --パチスロ故にプレイする機会は少ないが、CGムービーは一見の価値あり。 ----

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