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頭文字D STREET STAGE - (2012/08/18 (土) 23:27:43) の編集履歴(バックアップ)
頭文字D STREET STAGE
【いにしゃるでぃー すとりーとすてーじ】
ジャンル
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レース
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通常版
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BEST版
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BEST版再販
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対応機種
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プレイステーション・ポータブル
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発売元
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セガ
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開発元
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トーセ
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発売日
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2006年2月23日
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定価
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5,040円
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ポイント
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レビューサイトでかなりの高評価 しかし、カードシステムが運ゲー過ぎる その為チューニングは運ゲー 画質&フレームレート低下 だが、それ以外はアーケードの充実再現(秋名 雪関連以外) 原作ファン二ヤリの閲覧モード 原作好きは持っていて損は無い
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廉価版
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PSP the Best:2007年1月18日発売/2,940円 同・価格改定版:2011年6月30日発売/2,100円
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概要
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しげの秀一原作のカーバトル漫画『頭文字D』を題材にしたレースゲーム、『頭文字D ARCADE STAGE ver.3』の移植。
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アーケードの移植は前作のver.2でもあった(PS2に移植)。
評価点
アーケードのver.3をほぼ完璧に移植
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やはりセガらしく、人気ゲームのアーケード作品を移植している。
公道最速伝説の再現
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公道最速伝説のライバルやコースもほぼ完璧に移植(一部例外有。詳細は後述)。
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妙義(当時は周回コース)の断崖絶壁、リプレイで映る空飛ぶ鳥、碓井のめがね橋、土坂のオイル(原作にもあった)赤城や秋名等のver.3に出た峠が見事に移植されている。
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バトル中のライバルのボイスも完備。白熱したバトルになれる。
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セリフも見事に再現(文章はそのままだが表示の仕方は違うが)。
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ライバルの行動パターンも見事に再現。
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有名な例として、拓海の溝落としや、小柏カイのインベタの更にインや、ブラインドアタック(ヘッドライトを消して走行する行為)だろうか。
インターフェースの再現&充実
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メニュー画面、ネームエントリー等のインターフェースを完璧再現(カーソル移動音は一部別物だが)。
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ハンドルの反力調整も、ボタンの応答性調整機能で再現。
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ブラインドアタックの再現。
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デフォルトで○ボタンを押すと、即座に点灯・消灯が可能(ACでは、スタートボタン2秒以上長押し)。
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難易度調整も可能(簡単・普通・難しい)。
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音量とSEの調整も可能。
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キーコンフィグもユーザーが自由に配置を変更できるものである。
収録車種の再現&カスタマイズの自由性
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元のver.3に登場する車は全て登場。
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車はエアロも含めて全て再現。
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エアロが部分別なのも嬉しい。
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ちなみにチューニングが全て完了すると、以後好きなパーツを付け替え可能。
原作ファン二ヤリの閲覧モード
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このゲームには何と、原作の解説等を見たりや音楽が聴けるモードがある。
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ネタバレ注意
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その名もプロジェクトD ホームページと言う仮想のサイトを見る感覚で閲覧出来るモードがある。
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そこでは収録されたBGM、キャラクターのボイス(の1つ)、コース解説・攻略、リプレイの閲覧、戦績の閲覧、オープニング・エンディングが見れる。
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戦績は、車ごとと、累計(全車共有)で分かれている。
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これらはカードで解禁すると、閲覧できる。
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原作のワンシーンの解説、車紹介、キャラ紹介(原則2枚ずつだが、文太のみ3枚ある。何故かは後述)は、カードギャラリーで見れる。
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あのハチゴー(ハチロクの1ランク下の車。武内 樹の車)も、丁寧に解説されている。けっして『遅い』だけと解説されていない。(頭文字Dに影響されたバトルギア3まではそう書かれてたから)
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原作のワンシーンのカードは、公道最速伝説で、レベルの高いライバルと戦えば手に入り易い。
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車紹介は、タイムアタックモードで手に入り易い。
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キャラ紹介は、その対応したキャラと戦って勝った回数が多ければ多いほど手に入り易い。
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文太に挑戦モードが無い?
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ここまで読んだ人は疑問に思うかもしれない。文太に挑戦モードがないと。実は最初はシルエットで隠されていたモードが文太に挑戦モードだったのだ。
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出現条件は、公道最速伝説を1回クリアして、『藤原 文太3』と言うカードをゲット(確実にゲット可能)して、そのカードを閲覧して隠し要素解禁ボタンを押す事。
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こうすると、解禁可能。それと同時に文太が乗っていたインプレッサもガレージから解禁され、選択可能になる。
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勿論、戦うごとに文太のレベルが最大15まで上がって強くなる(コースと車の組み合わせによってはクリア出来なくなる程に)のもアーケード譲りだ。
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クリア状況は、全車共有なのが嬉しい。
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何気にコンティニュー画面が出ないのもアーケード譲り(コンティニュー出来ないモードだから)。
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問題点
カードシステムが運ゲーの領域
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今作は、カードを集めてコレクションして閲覧が可能だが、同じカードシステムがあるペルソナ3(用途は違うが)と違って3枚のカードのどれかを引く際、一旦カードを見せてからシャッフルされるのでは無く、最初から隠れた状態で引き、その後、3枚全てのカードを見せるというもので、コンプリートするのならば、相当な根気が必要。
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更にタチが悪い事に、チューニングもポイントでは無く、前述のカードで行う仕組みなので、下手をするとエンディングまでずっとドノーマルのままで進行しかねない。しかも集めたカードに応じて曲が解禁出来るカードがゲットされ、カードコンプリートでゲット出来るカードがエンディング解禁カードと言う仕組みでもあるので更にタチが悪い。
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ネタバレ注意
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チューニングカードはタイムアタックで手に入り易いのだが、それと同時に車カードも手に入り易いので、車カードの手に入り易さと競合して、車カードばかりが手に入りまくりかねないので、結局チューニングが出来なくなる無間地獄に陥る事に…。
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3Dグラフィックが明らかにPSPレベルでは無い上、フレームレートもガタガタ
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見れば分かるが3DグラフィックがPSPを考慮しても汚すぎる。下手をすると、PS中期レベルしか無い。
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こんなグラフィックなのにフレームレートもガタガタで、30fpsしか無い。(処理落ちしないだけでもまだマシだが。)
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元のver.3は、NAOMI2基盤(ドリームキャストと同性能)を使っており、それよりもPSPはポリゴンの処理性能も良い(NAOMI2は1000万/秒、PSPは3000万/秒)ので、そのままのグラフィック(とフレームレート)が余裕で移植出来るレベルなのだが。大手のセガなら尚更である。
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ちなみにPS2版は、ver.2(これもNAOMI2基盤)とそのままのクオリティで移植されているのだが、それでもPSレベルだと言われる程だったので、いかに今作のグラフィックがどれ程酷かったのかが分かるだろう。
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視点切り替えのアクション(ズームインとズームアウト)が省略されている。
その他の問題点
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バグがある。致命的なものも。
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特にゲームを起動してからの最初のプレイに限ってだが、赤城峠の順走の最初のカーブ手前で2秒位フリーズするのは一度は体験しただろう。
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いろは坂のスタート地点を20回以上グルグル回り続けて発進して、その走行をリプレイで保存して見ると、車が変な方向を向いた状態で走行する。
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秋名(雪)が無い。その為『御木』が登場しない。
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『御木』が乗っているトヨタセリカ(GT-FOUR)自体は収録されている。
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ガレージに30台までしか入れられない。
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全車1つずつは必ず入りきるが、同じ車で違うエアロを付けて楽しみたい人にとっては…。
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リプレイは99個までしか保存出来ない。
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前作の移植であるPS2版は、メモリーカードの許す限り保存出来た。
総評
色々ととても惜しい作品。
あと少し作り込めば名作になれたと思われるのに勿体無い。
余談
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大手レビューサイトのPSPmk2では71点のB評価である。
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オープニング曲とムービー(と言うよりアトラクトっぽいもの)は、新規。
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正丸のBGMが、『BLACK OUT』から『POWER OF SOUND』に差し替わっている。
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ver.3にあったメーターの『SEGA ROSSO』の字は無くなっている。
PV
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You Tube
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このPVに使われているm.o.v.e.の『NAMIDA 3000』は、頭文字D ARCADE STAGE4のエンディング曲である。
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