【しんももたろうでんせつ】
ジャンル | ロールプレイング | 高解像度で見る 裏を見る |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売・開発元 | ハドソン | |
発売日 | 1993年12月24日 | |
定価 | 9,800円 | |
プレイ人数 | 1人 | |
セーブデータ | 3個(バッテリーバックアップ) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
ゲームの完成度は高い バランスは多少難あり |
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桃太郎シリーズリンク |
ハドソンの看板シリーズである桃太郎伝説シリーズの一つ。
本作はFC版『桃太郎伝説』のリメイク作としてPCエンジンで発売された『桃太郎伝説ターボ』の続編である『桃太郎伝説II』のシナリオやゲーム性を練り直したリメイク作品だが、内容は大幅に変更され、ストーリーの大筋は踏襲しつつ大きく趣の異なる作風に変化している。
ストーリーこそFC版初代のストーリーの続き(*1)となっているが、先に述べた通り、「第1作目のリメイク版の続編のリメイク作」という位置づけなので、厳密にはFC版の直接の続編ではない。(*2)。
桃太郎がえんま大王をこらしめてから6年の月日が流れた。
平和が永遠に続くと思われていたある時。
鬼族の総大将・伐折羅王の腹心である鬼カルラの暗躍により、愛と勇気に目覚め人と鬼の共存を訴えていたえんま大王が失脚し、
奈落の底に幽閉されるという事件が起きた。
人間世界の侵略をもくろむ伐折羅王は、カルラの進言に従い、人間の希望の象徴であるかぐや姫を手中に収めんと魔の手を伸ばす。
かぐや姫に危機が迫っていることを知った桃太郎はすぐさま月の宮殿へと向かうが、立ちはだかる伐折羅王の息子、
ダイダ王子との戦いに敗れさり、全ての力を奪われて月から叩き出されてしまう。生家で目覚めた主人公は、かぐや姫を救い、再び伸びる鬼族の魔の手から世界を守るべく、決意を新たに旅立つのだった。
シナリオ
システム面
RPGとして、以下のような意欲的なシステムが盛り込まれている。
個性的なキャラ
その他
旧作と比較して顕著なシリアス要素と死亡描写
+ | どう初見殺しかというと…… |
+ | 弱いボスの例 |
エンカウント率を筆頭にゲームバランスには多少の難があるものの、おとぎ話を題材にした和風RPGとしての完成度は高い。
特にシナリオ面は評価が高く、ボリュームもたっぷり。特にカルラは忘れられない存在だろう。
長く愛されている作品で、今でも移植やリメイクを望む声は多い。