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LEFT 4 DEAD - (2014/02/08 (土) 14:59:54) の編集履歴(バックアップ)


LEFT 4 DEAD

【れふと ふぉー でっど】

ジャンル FPS/アクション
対応機種 Windows XP/Vista、Xbox360
開発元 Valve Software
発売元 【Win】ズー
【Xb360】エレクトロニック・アーツ
発売日 【Win】2008年11月21日
【Xb360】2009年1月22日
定価 7,329円(税込)
分類 良作

WARNING!!!!!!!
本作はCEROからZ指定を受けている18歳以上のみ対象のゲームです。

概要

よくあるゾンビと戦うFPSだが、普通のゲームとは違い全てがオンラインでの協力プレイを前提に作られているのが特徴。
ゾンビ+協力プレイというゲーム内容が見事にマッチし世界的にヒットした。

特徴

  • ズバリ、雑魚ゾンビが最近のゾンビ映画でよく見るような「走るゾンビ」であるということ。プレイヤーを見つけると全力疾走かつ圧倒的な数で襲いかかってくる。ジリジリと迫ってくるゾンビとはまた違った怖さが味わえると同時に何百体ものゾンビを倒す爽快感がある。
  • 特殊能力を持ったゾンビに捕まった時やダウンした時、高い所から落ちそうな時には仲間からの助けが必要不可欠。一人で突っ込んでいくようなプレイはほぼできないので、自然と仲間との連携がとれていく。
  • なお、本作はゾンビ映画の撮影という設定である。またゾンビと書いているが、公式においては感染者となっている。

評価点

  • 前述の通りゾンビの中には特殊能力を持った者(特殊感染者)がいる。雑魚ゾンビを引き寄せる液体を吐き、死ぬと液体をばら撒くBoomer、ジャンプで跳びかかりマウントをとって動きを封じるHunter、長い舌でスナイパーの如く遠距離から巻き取って孤立させるSmoker、普段は動かないが生存者に気づくと暴れまわるNPCゾンビのWitch、そして巨大な体から繰り出すパンチで生存者を吹き飛ばし岩を投げつけるボス的なゾンビのTank等、いずれも一筋縄ではいかない相手ばかりである。このおかげで雑魚ゾンビだけを倒し続けるといった単調なプレイにならず、ゲームプレイにメリハリを与えている。
    • 続編では猛スピードの体当たりで生存者を掴み連れ去っていくCharger、ジワジワとダメージを与える酸を吐くSpitter、生存者に乗っかって動きを操るJockeyが追加されている。
  • このゲームにはAIディレクターというシステムが搭載されており、ゲームの進行状況(プレイヤー側の体力や所持アイテム等)によってゲーム側がバランス調整をゲーム中随時行っている。
    • 具体的には雑魚ゾンビや特殊感染者の出現頻度や数、武器や回復アイテムの配置数と場所の変更である。プレイヤー達が苦戦していると判断されれば敵が少なくなり回復アイテムが沢山配置され、逆に余裕があると判断されればアイテムが少なくなり敵の出現頻度も上がる。このおかげでプレイするたびにゲームの展開や戦略が異なるといった面白さがある(勿論設定されたゲーム難易度に則した範囲内での調整である、最高難易度のエキスパートでは苦戦していてもなかなか回復アイテムは出ない)
    • 難易度は、上手いプレイヤーの一人や二人ががんばるだけでは到底クリアできない程度に高い。敵の特徴を理解し、味方と協力する事を忘れずに対処していく事が生存者側の生き延びる秘訣である。
    • 例えばBoomerを倒す際は距離を多めに取り、崖の近くなどSmokerに巻き取られると危険な場所では崖に近寄らない等。
    • また各ゾンビはゲップや咳き込む音にすすり泣きと声にも特徴があり、音に気を付けることでも警戒が可能。
  • 生存者の武器には威力や射程距離、リロードなど性能に差がある数種類の銃火器と火炎瓶や爆弾などがあり、要所々々で使い分ける事が求められる。
    • 生存者は体力が無くなるとダウンしてしまい、移動できなくなる。この状態で一定時間が過ぎると死亡。他生存者が救助すれば立ち上がれるが、3回ダウンすると完全に死亡してしまう。
    • 特にゾンビを引き付ける音を鳴らす爆弾や、火の海を作ることで(味方を巻き込むリスクもあるが)ゾンビを容易に撲滅できる火炎瓶は使い所が良ければ逆転も可能。
    • また一時的に体力を増やしその間は死亡を避けられる鎮痛剤や、体力と前述のダウン回数を回復できる救急キットもある。鎮痛剤は所持していない味方に渡すことが可能であり、救急キットの場合も自身だけでなく味方に使用することが可能。自身だけでなくメンバーの体力を考慮してアイテムを使用、譲渡する必要がある。
  • 今作最大の特徴は生存者側とゾンビ側を各四名に別れて対戦していくモードである。
    • プレイヤーは各マップで生存者側とゾンビ側を交互に操作し、ポイントを多く稼いだ方が勝ちとなる。
    • 生存者側は一人でもゴールに辿り着くことでポイントを得られるが、これをゾンビ側が妨害して相手にポイントを取らせないように戦っていくのがこのモードの主旨。
    • 特にゾンビ側は一部を除き、数回の攻撃で死ぬ程度の耐久力であり、死亡すると一定時間待った後に別のゾンビに替わるので、自分の操るゾンビの能力を使いこなし他ゾンビと連携して生存者を追い詰められるかが鍵となる。

問題点

  • マップの数は少ない。(PC版だとユーザーが作ったマップで遊ぶことができる)
    • ダメージは低いが隙の少ない「殴り攻撃」が無制限で出せるので、雑魚ゾンビ相手なら角に立って殴り連打である程度切り抜けることができてしまう。
      • 対戦モードでは籠もり防止の為か殴り攻撃を数回連続で出すと殴りと殴りの間隔が長くなる「殴りの疲労」システムが実装されている。(続編となる2では通常の協力プレイでも殴りの疲労が発生するようになっている)
    • 人との連携と比べるとCPUは足手まといになりがち。自分+CPU3体のシングルプレイ時にはCPUの行動にイライラさせられることがある。
  • 武器の種類が少ない。プライマリ武器はアサルトライフル系、ショットガン系、ライフルとカテゴリは3つあるが銃の種類は合計でも5種類しかなく、セカンダリ武器に至ってはピストル1種のみである。(2丁拳銃にはできるが)
    • しかもカテゴリ別に上位武器、下位武器とあり(ライフルにはない)最終的にプライマリ武器は性能だけで選ぶとアサルトライフルとショットガンの上位武器それぞれ2種類しか選択肢がない状態である。また、ライフルは移動中の命中精度が極めて悪いため使いにくく、お荷物扱いされることも(続編では強化されている)
  • CO-OPメインのゲームであることと、次作が1年というハイスピードで発表されたこともあり、現在はユーザーのほとんどが2に移ったため、現在こちらを買う意味が薄い。

続編

  • 続編の『LEFT 4 DEAD 2』は生存者の変更・特殊ゾンビの追加と既存ゾンビの性能変更・武器とアイテムの追加・天候の変動など様々な要素が追加されている。