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はじめてのWii - (2014/08/16 (土) 21:10:07) の編集履歴(バックアップ)
はじめてのWii
【はじめてのうぃぃ】
ジャンル
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Wiiリモコンの操作入門(実質ミニゲーム集)
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対応機種
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Wii
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発売・開発元
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任天堂
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発売日
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2006年12月2日
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定価
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4,800円(Wiiリモコン同梱版のみ)
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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ポイント
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Wiiお試し用ソフト リモコンのおまけに近いが、ゲーム性は十分高い 世界で一番(?)売れたソフト
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Wiiシリーズ・関連作品リンク?
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概要
Wiiローンチタイトルの1つ。Wiiの独特な操作方法を9段階のステップに分けて体験できるという主旨のソフト。
販売価格は4800円だが、ソフト単品では販売されず必ずWiiリモコン(3,800円)が同梱されているので実質価格は1000円である。
収録ミニゲーム
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ステップ1 シューティング
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Wiiリモコンで次々と出現する的をポイントして打ち抜いていくゲーム。全5レベルで、総合点を競う。
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草むらのようなステージで、ターゲットの1つの鳥がカモであるなど任天堂の往年のヒット作『ダックハント』を彷彿とさせる。
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ステップ2 あのMiiをさがせ
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やることはシューティングとほぼ同じ。複数人のMiiが画面に表示されるので指示されたMiiをポイントしていく。
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制限時間+レベル制。クリアする度に制限時間が加算され、ミスすると減らされる。制限時間が尽きた時点でのクリアレベルがスコアになる。
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出てくるMiiはMii広場で作成したものから選ばれる。独特なデザインのMiiを作っておくと、区別がしやすくなる…かも知れない。
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ステップ3 ゆびさしピンポン
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Wiiリモコンを左右に動かしてピンポンのラリーを繋げる。ボタン操作はサーブ以外に一切ない。
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CPUはほぼ100%ミスをしないため、一人プレイは集中力との戦いになる。
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ステップ4 ポーズMii
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Wiiリモコンをひねる操作に慣れるためのミニゲーム。画面に表示されるシルエットに合わせ、Miiの傾きを調整する。3種類のポーズがあり、適宜切り替える必要がある。
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シルエットの納められた泡が3回合わせきれずに落下するとゲームオーバー。それまでの総合成功回数がスコアになる。
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ステップ5 ホッケー
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シンプルなエアホッケー。「Wiiリモコンのポイント操作」と「Wiiリモコンの傾き操作」というステップ1~3までとステップ4の複合のような内容。
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ステップ6 ビリヤード
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本格的な9ボールルールのビリヤード。「リモコンを引いて突く」という操作の練習になる。ルールは普通のビリヤードとほぼ同じ。
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ステップ7 つり
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リモコンを釣り竿に見立てて池で釣りを行う。魚にはそれぞれ固有の行動パターンとポイントが設定されており、制限時間内の合計スコアを競う。
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画面上部には「ボーナス魚」が表示されており、該当する魚を釣り上げると2倍スコア。ボーナスの対象は一定時間ごとに切り替わる。
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ステップ8 牛ダッシュ!
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唯一リモコンを横に持つゲーム。牛にまたがってカカシをなぎ倒しつつゴールを目指す。リモコンの前後でスピード調整、左右で方向転換。
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ゴール時の残りスコアと倒したカカシの数の合計がスコアになる。時々はねて動くボーナスカカシも出現し、倒すと高ポイント。
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ステップ9 タンク
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唯一ヌンチャクを使った操作が可能。ただし、ヌンチャクなしでもプレイは可能。戦車を操り、AボタンのショットとBボタンの設置式のボムを使い分けて敵戦車を全滅させると次のステージに進める。ショットが壁に反射する特性を把握するのが重要。
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ゲームオーバーまでのクリアステージ数がスコアになる。残機は5ステージクリアごとに増える。
評価点
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誰にでもわかりやすく、段階的に理解できる操作性。
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Wiiという全く新しい操作デバイスをわかりやすく体感的に実感できる構成はかなり練られている。始めの方のゲームはリモコンを画面に向ける操作、次はリモコンをひねる操作、その次は引く操作、その次は…と段階的にステップアップしていく構成は見事。
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ボタンを使う操作は可能な限り廃されており、Bボタンと十字ボタンを併用するのは最後のタンクのみ。ゆびさしピンポン、ホッケー、つり、牛ダッシュに至ってはリモコンを動かす以外の操作は一切必要ない。
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各ゲームの完成度もなかなか侮れない。
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ビリヤードはかなり本格派の9ボールルールで遊べる。本来のルールと異なりファールの回数制限がないので、根性さえあれば(スコアはともかく)全ての球を落とすことは誰にでもできる。
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リモコンをキューに見立てた操作性は秀逸で、数あるビリヤードゲーの中でも操作性がかなりそれっぽい。
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タンクはヘッポコなBGMとゆるやかな射撃音でほんわかした戦争っぽいゲームになっている。2種類の攻撃方法を使い分け、迷路状のステージで敵を追い詰めるのはなかなか楽しい。敵ごとに思考パターンも異なる。また全100ステージとかなりのボリューム(ただし、大半のステージはランダム構成)。
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全てのミニゲームは二人プレイ可能。
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Wii購入時にリモコンは一本付いてくるので、本作は買ったその場で二人プレイができる。簡易的なパーティーゲームとしても機能していると言えるだろう。
問題点
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ゲームとしては非常に薄味。
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各ステップは、別にそのゲームで規定のスコアを出さずともプレイするだけで次のステップに進める。ハッキリ言えば全てのゲームを一通り遊ぶだけなら30分程度で全て遊べてしまえる。隠しミニゲームなどは一切ない。
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もちろん、ゲームに不慣れな層が購入することも考えれば面倒な条件を満たさないと全てのゲームを遊べない仕様の方が問題だとも言えるが…。
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やりこみ要素は4種類のメダルのみ。各ゲームで規定のスコアに達すると下から銅、銀、金、プラチナのメダルをもらえるが、メダル獲得時にお祝いのメッセージが読める程度で、集めても特に特典は無い。
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ビリヤードのルールは1種類こっきり、牛ダッシュのコースも1つしか無いため、何度もプレイしていると流石に飽きる。実質1,000円のゲームなのであまり要求するのも酷ではあるが。
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難易度調整は一切ない。難しすぎ、簡単すぎと思っても救済措置は無い。
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一部のゲームは非常に長丁場になる。
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特にあのMiiをさがせとタンクは途中のステージから始める手段がなく、ハイスコアを目指す場合はステージ1から延々と遊ぶ羽目になる。タンクでプラチナを取るなら30ステージでいいのは救いだが。%%100ステージクリアする意味が無いとも言う。
総評
基本的には「リモコンのオマケ」であり、ゲーム性に関してはそう高い評価は下せない。
とはいえ、ゲーム初心者に配慮された構成、簡易的とは言え十分楽しめる対戦プレイなどWii初心者にとってはリモコン+1,000円払うだけの価値は十分ある一本だろう。
そういう意味では間違いなく『はじめてのWii』というタイトルに偽りはない。
余談 -売り上げについて-
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Wikipediaに「世界一売れたゲームソフト」と書かれている作品が本作である。「いやちょっと待て『スーパーマリオブラザーズ』じゃないのか」とお思いの方も多いだろうが、この辺りには結構ややこしい事情が関わってくるのである。
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『Wii Sports』の記事に書かれているが、『Wiiスポーツ』が世界で一番売れたゲームソフトという表現も存在する。しかし『Wiiスポーツ』は欧米ではWiiと同梱販売されており、実質「欧米でのWiiの売り上げ=『Wiiスポーツ』の売り上げ」なので正確な値は出しにくい。
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「なんだ、やっぱり『スーパーマリオブラザーズ』じゃないのか」と思われるだろうが、実は『スーパーマリオブラザーズ』も欧米版NESと同梱販売されていたことがあるため、実はこれも正確な売り上げが出せない事情がある。
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同様に世界で一番売れたゲームソフトとして語られる『ポケットモンスター赤・緑?』はバージョン違い含めての本数なので、これも「最も売れたソフト」とは断言しにくいのである。
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本作の場合、本体同梱やバージョン違いと言った特殊な事情がないので「単純な売り上げでのトップはやはり本作ではないか」、という見方は一面では正しかったりするのである。とはいえ、本作にはWiiリモコン同梱というオマケがあるので「リモコンが欲しい層がオマケとして買った割合が高いんじゃないの」という意見もあるため非常にややこしいのだが。