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ルイージマンション アーケード - (2017/09/10 (日) 06:39:31) の編集履歴(バックアップ)


ルイージマンション アーケード

【るいーじまんしょん あーけーど】

ジャンル オバキュームシューティング
対応機種 アーケード
発売・開発元 カプコン・任天堂
発売日 2015年6月
料金 1プレイ:200円(コンティニュー100円)
判定 良作
ポイント 任天堂らしい体感型ゲーム
『ルイージマンション2』をシューティングに
オバキュームの素晴らしい実物感
コンティニューでも損をさせない作り
マリオシリーズ・関連作品リンク


概要

『ルイージマンション2』をアーケード用にアレンジしたもの。と言ってもあくまでベースが『2』というだけでゲームの中身自体はほぼ新造。
ゲームジャンルはレールシューティング方式のFPSといった感じで、オバキュームを模した筐体の特別なコントローラを操作し、おばけなどを吸収していく。

ストロボで驚かし、お化けを吸い取るというシリーズ特有の操作は変わらない。
オバキューム型コントローラを両手で持ち、口の付近に付いているストロボボタン(チャージ可)と、後ろに付いているトリガーボタンを扱いながらプレイする。2016年3月からは「シンプル操作」を選べるようになり、ストロボとオバキュームが同時に出せるようになった。
このオバキューム型のシューティングコントローラはただそれを模したものではなく、振動などによってプレイヤーに臨場感を与えるものとなっている。
また、切り札として「ストロボム」と呼ばれる、全体にストロボ効果を発生させられる回数制限付き特殊武器もある。これは筐体に備わっているスタートボタンで使用する。

評価点

  • 「オバキューム」の臨場感や爽快感がよくできている
    • ストロボボタンと吸引ボタンの二つに分かれているという扱いやすい機構もさることながら、任天堂らしく振動機能が搭載されている。
      • このゲームではおばけとコインを吸い取ることが出来るが、コインを吸い取るとオバキュームが「コトン」と金属を吸い込んだような音を立てるため、非常に臨場感がある。これにまず驚くプレイヤーも多いだろう。
      • 勿論お化け吸引時の振動もかなり上手く表現されており、その爽快感はオリジナルとなるこれまでの家庭用版を大きくしのぐと言える。
    • ガンシューティングゲームのシステムを応用しており、お化けを吸い取る時はお化けが逃げるのと逆方向にカーソルを動かして吸い取る、というシステムを上手く噛み合わせている。
      • ボタンの使い分けもさることながら、こういった臨場感へのこだわりはある意味任天堂監修ならではといったところか。
  • コンティニューに旨味がある
    • 本作では、コンティニューを行うと自機が一定時間パワーアップ*1する仕組みになっている。コンティニューを渋るプレイヤーの背中を押すようなシステムであり、なかなか商売上手な要素と言えよう。
      • ちなみに2Pでプレイしていると相方のライフも回復するというお得仕様。
  • 美麗な3Dで遊べる
    • 『ルイージマンション2』も決して映像美がないわけではないが、アーケードということもあり、ゲーム画面は3DS版よりも明らかに解像度があがっている。
  • 2Pプレイが楽しめる
    • 協力しながらプレイするという要素はオリジナルの『2』にもあったが、本作ではより協力が重要になってくるため、連帯感が楽しめる。
      • この協力プレイ自体は絶対必要というほどではなく、あくまでもそうすることの「旨味」を強調している。

問題点

  • 難易度は少々お高め
    • 慣れればそうでもないが、最初のうちは変わったコントローラーにあくせくして、上手く操作できないこともしばしば。
      • 任天堂らしくチュートリアルはあるため、いきなり放り出されることはないが、あくまでアーケードなので普通のゲームと比べれば、時間的余裕にはやや乏しい。
    • しかしただストロボを当てて吸い込むだけの単調なゲーム性ではなく、盾持ち相手にはタイミングが重要になるなど、一筋縄ではいかない要素が楽しくもある。
      • ただし一気におばけが出てきた時のストロボムの使い方が勝敗を分けること場面も多く、難しいことに変わりはない。
  • ストロボムを出すのが少々大変
    • そこそこ重たいオバキュームを持ちながら筐体のスタートボタンを押すという操作がやや難儀。子供ともなるとさらに大変なことになる。
      • その点は恐らく子供のプレイヤーが「危ない」と同伴していた保護者が判断した時、リカバリーとして出来るようにという措置でもあると思われる。
      • ちなみに協力プレイであればこの点の負担も軽減される。常々協力プレイを推奨したゲーム路線であると言える。

総評

ルイージがついに単独でアーケードデビューという、ある意味大躍進的な作品。
内容のわりに置いているところがそこまでないのか、あまり知名度が高いとは言えないが、是非とも見かけたら一回はプレイしてもらいたい作品。
任天堂らしく老若男女を問わないゲームだが、シューティングプレイヤーとしても新しいゲーム感覚が味わえるだろう。
家族・友達・恋人連れなら、二人で盛り上がれる協力プレイもオススメである。

余談

  • 公式ツイッターは2017年9月現在でも稼働中で、全国におけるハイスコアなどを集計し、ランキングを発表している。