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マクロスエースフロンティア - (2013/04/11 (木) 22:04:31) のソース

*マクロスエースフロンティア
【まくろすえーすふろんてぃあ】
|ジャンル|3DACT|&amazon(B001BDYPYM)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|バンダイナムコゲームス|~|
|開発元|アートディンク、ベック|~|
|発売日|2008年10月9日|~|
|定価|5,040円(税込)|~|
|ポイント|シリーズ一作目|~|
|>|>|CENTER:''[[マクロスゲームリンク>マクロスシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
『超時空要塞マクロス』から『マクロスF(フロンティア)』までのシリーズ作の機体やパイロットが登場する3Dアクションゲーム。~
キャッチコピーは「マクロス作品がPSPに集結!時空を超えたドッグファイト!」。~
『ガンダムバトル』シリーズのマクロス版とでも言うべき作品で、シリーズ四作目『ガンダムバトルユニバース』と同じゲームエンジンを使用して作られている。

**システムの特徴
-原作を踏襲した変形システム
--『マクロス』全編で活躍する可変戦闘機「バルキリー」は、ファイター・ガウォーク・バトロイドの三形態に変形可能となっていたが、本作でもそのシステムを再現することに成功している。
|ファイター|戦闘機形態。機動性に優れるが火力は低めで耐弾性能も低い。|
|ガウォーク|中間変形形態。ある程度の格闘戦も可能で、小回りが利き乱戦に向く。|
|バトロイド|所謂ロボット形態。火力が高く、足を止めての撃ち合いで真価を発揮する。|
--アナログパッドを上に押すとファイター、右か左でガウォーク、下に押すとバトロイドに変形。戦況にあわせて臨機応変に使い分けられる。
--マクロス級戦艦などの大型ユニットは変形速度も遅くなっている。
--変形時の挙動もちゃんと作られており、その辺もぬかりはない。
-標準装備されたマルチロックオン
--『ガンダムバトル』シリーズでは一部の機体がチャージ射撃時に使えるだけだったマルチロックオンを、多くの機体がゲージ消費なしで使用可能。
--ミサイルが飛来する際には、ちゃんと雲を引いて突っ込んでいく。所謂糸引きミサイル。
-歌について
--一部のユニットは、歌武装を装備している。スピーカーポッドを撃ち込んでおかないと効果がないという欠点はあるが、有効中は近づくだけでダメージを与えることが出来る。
--対大型ユニット戦では非常に役に立つが、雑魚戦では少々使いにくい。
-カラーリング変更
--完全に自由というわけではないが、機体のカラーリングを変更することが出来る。
--「黒いファイヤーバルキリー」や「赤いVF-21」なども作成可能。マルチプレイ時に機体を見失わずに済む効果もある。
-友好度
--プレイヤーキャラとパートナー・オペレータの間には友好度が設定されており、これによってミッション時の台詞や指示の効果などが変化する。
--例えば仲のいいパイロット同士だとミッションクリア時に「今日は朝まで付き合えよ!」と言われたりする。
--マクロスシリーズらしく、三角関係になるようになっているのも特徴。

**評価点
-手軽に楽しめるドッグファイト
--ファイター形態ではフライトシュミレータのような画面構成ながら、操作は簡単で『ガンダムバトル』シリーズに近いアクションが楽しめる。
---続編ではリアルフライトモードが追加された。
--各作品ごとに難度が独立しており、どの作品からでも問題なく遊べるのも良い。
-多数のボーカル入りBGM
--「歌」がキーとなる作品だけに、有名な曲がボーカル入りで使用されている。

**賛否両論点
-カスタムサウンドトラックが使いにくい
--各フォルダごとに一曲ずつMP3ファイルを入れなくてはならないし、ゲーム中にファイル名を確認することが出来ない。
--その後もこの仕様は続き、ユーザーを悩ませることになる。
-タイトルにも入っている『F』が中途半端
--製作時期を考えれば仕方がないが、やはり尻切れトンボ。もう少し待って、完全な形にしてくれれば……。
-ミサイルが有効すぎる
--自分が使う分にはいいが、敵がミサイルを使ってくると防ぎようがない。ロックオン性能が高い分、狙われると厳しいものがある。
--次回作では、ミサイルを迎撃するAMA(アンチミサイルアクション)とミサイル警報が追加された。
-ステージがバリエーションに乏しい。というか使い回しが多い
--汎用性を重視しているのか、同じようなステージが多い。[[公式サイト>http://b.bngi-channel.jp/psp_macross/acefrontier/game.html]]では6パターンが紹介されているが、ほぼこれ。後は宇宙。

**総評
『ガンダムバトル』のキャラ置換ものに見られがちだが、マクロスならではの設定を盛り込んでしっかり作られている。~
だが色々と粗も目立ち、原作愛補正を加えないと高評価は付けられないか。~
次回作以降ゆっくりとだが着実に進歩していくので、今はまだこの辺といったところ。