*ボンバーマン 【ぼんばーまん】 |>|ジャンル|アクション| |>|対応機種|アーケード| |>|開発・発売元|アイレム| |>|発売日|1991年| |>|備考|アイテムリセット&br()即死リモコン&br()賢いCPU| |>|>|CENTER:''[[ボンバーマンシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/927.html]]''| *概要 -アーケード初のボンバーマン。開発・発売はアイレムで、ハドソンの許諾を受け製作している。 --制作会社が違うためか、ボンバーマンのデザインもハドソン版とは微妙に異なっている(全体的に身体ががっしりしておりアメフト選手っぽい)。また、2Pキャラの色も黒ではなく赤((ハドソン版が白・黒・赤・青(・緑)の順なのに対し、アイレム版は白・赤・青・黄。ちなみに本作のラスボス「キングボンバー」の色は黒。))。 -ノーマルモードとバトルモードの2種類のゲームモードがある。 --ノーマルモードは全6ラウンド6ステージ(ステージ6はボス戦)の計36ステージ、バトルモードは4人対戦のバトルロイヤル形式。どちらも2P側で途中参加が可能。 --SFCの『[[スーパーボンバーマン]]』はノーマルモードの二人同時協力プレーが話題を呼んだが、ノーマルモードにおける二人同時プレー導入は実は本作が初。 -本作は今までに出ていた家庭用のパワーアップ要素(取得したアイテムを次回のステージに持ち越せる)を廃止し、取得したアイテムはそのステージ限りとなっている。 --また、ステージごとのアイテムの出る位置および出るアイテムはランダム性が無いため、覚えることで狙ったパワーアップをすることが可能。 --この為本作を「新鮮味のあるゲーム」と評価する声もある。 -続編のワールドを含めアイレム版の最大の特徴とも言えるのが、敵を倒した時の倍率。一度の爆風で複数の敵を倒すと倒した時の得点が2倍・3倍と増えていく。最大9倍。 --高度なパターンを組めば、敵の動きを制御しまとめて倒して高倍率を狙えるように作られているため、スコアアタックに向いている。 *問題点 -アーケードゲームなので仕方がないと言えば仕方がないのだが、ノーマルモードに登場する敵キャラの一部がとても嫌らしい。 --特に鎧を着たモヒカンの敵は爆弾から逃げる上にプレイヤーを執拗に追い掛け回し、さらに2発爆風を当てないと倒す事が出来ない。しかもこんなのがラウンド2のうちから大量に登場してくる。 -ボスの一部がPCE版ボンバーマンの使い回し。 -リモコンボム(任意で爆破出来る爆弾アイテム)を置いた瞬間即座に爆発し、結果プレイヤーが死ぬという非道なバグが存在する。 --これは次回作のワールドでは修正された。 -バトルモードのCPUはLEVEL1~LEVEL9と勝つ毎に強さが上がるが(LEVEL9以降エンドレス)LEVEL4以降は大した違いが見られない。 --また、本作のCPUは異様に賢く、的確に攻撃をしかけてくる。1対1ならまだしも、3対1だと周りから挟み撃ちなどもしかけてくるので、賢いというよりも単純に卑怯な戦法のように見えてくる。 *総評 今まで家庭用にはなかった様々な試みの成された本作ではあるが、良くも悪くも中途半端な作りになってしまったように見える。続編である「ボンバーマンワールド」は本作より評価が高い模様。 *余談 海外版では以下の変更店がある。 -ノーマルモードで4人同時プレーが可能。 -バトルモードの削除。 -一部ステージの敵、ブロック配置が別物に変更されている。 -新規敵キャラクターの追加(1種類)。 本作は当初UPLが作る予定だったが、ハドソンとの著作権料に折り合いが付かずアイレムが製作したという裏話がある。