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この項目ではAmiga版の他、SFC版を紹介します。判定はいずれも『スルメゲー』です。
【どらっけん】
ジャンル | RPG | |
対応機種 | Amiga | |
メディア | フロッピーディスク | |
発売元 | Infogrames | |
開発元 | Draconian | |
発売日 | 1989年 | |
判定 | スルメゲー | |
ポイント |
疑似3Dフィールド 全体的に漂う独特な雰囲気 壮大な世界観 ゲームバランスは良くも悪くも当時の洋PCゲー Hak!Hak!Drakkhen! |
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ドラッケンシリーズ ドラッケン / スーパードラッケン |
フランスのInfogrames(インフォグラム)社から発売された、ロールプレイングゲーム。フィールドでは疑似3Dで移動することになり、ダンジョン(ドラッケンの城)の中では個室を移動する2D形式になるのが特徴。
ドラゴンが滅びる時、新世界が誕生し人間は滅ぶ。
ある時、突然魔法がこの世界から消えてしまった。愚かな騎士が財宝欲しさに、今やただ一頭生き残って保護されていた老ドラゴンを殺して絶滅させてしまい、魔力の源を断ってしまったからであった。
その後発見された謎の島、ドラッケン島では人型ドラゴンであるドラッケンと、人間が暮らしている事が明らかになった。
またドラッケン島は徐々に大きくなっていき、いずれは世界中を食いつぶし、人間を滅亡させてしまうことが明らかになってきていた。
ドラッケン島は空、水、大地、炎の4つの地域に分けられた。
それぞれの地域は、2匹のドラッケン王族が支配していた。
このままでは人間の世界は、ドラッケンによって滅ぼされてしまう。
かくして、世界の危機を救うため、4人の英雄(プレイヤー達)が志願してこの島に旅立つことになった。
4人の英雄は、ドラッケン島の調査を続ける内に、ドラッケン王族達の内乱を鎮め、8つの宝石である「8つの涙」を集めなくてはならないことを知る。
+ | 8人のドラッケン王族達(軽微なネタバレ有) |
「すぐに死ぬから」「何をしたらいいか分からないから」という理由で現在の価値観ではクソゲー扱いされがちな本作ではあるが、最初のダンジョンで装備を調え、寺院付近でレベルを上げればすぐに死ぬ事も無くなる。
ストーリーは「ドラゴン王家を巡る愛憎劇」であり、他に類を見ないという点では独特ではあるが、内実は良くも悪くも「お使いゲー」。「~したから~に行ってくれ」というものばかりである。一部多少分かりづらい謎解きや、非常に難易度の高い最後の最後の謎解きがあるが、行く先々の話を聞いてダンジョン中のメッセージをしっかり回収しておけば詰まるような事はない。
フィールドを自由に歩く感覚、刻々と切り替わる空の様子など、じっくりプレイすると独特の世界観に浸れる「味」のあるゲームである。多くの機種に移植されたことからも、それが窺える。
【どらっけん】
ジャンル | RPG | 高解像度で見る |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 8MbitROMカートリッジ | |
発売元 | ケムコ(コトブキシステム) | |
開発元 | Infogrames | |
発売日 | 1991年5月24日 | |
定価 | 8,500円(税別) | |
セーブデータ | 2個(バッテリーバックアップ) | |
判定 | スルメゲー | |
ポイント |
ノスタルジックなBGM (これでも)改善されているゲームバランス ハックハック ドラッケン! |
元々独特な個性を持っていたゲームに情緒のあるBGMが追加されたことで、ドラッケンが持つ世界観の神秘的な雰囲気が更に増幅された。
相変わらずゲームバランスが尖っていて人を選ぶものの、移植に伴い調整されたことでAmiga版に比べればずっと簡単かつ簡潔になっている。
夜の草原の世界や夜の砂漠の世界の夜空を眺めながら(*20)美しいBGMを堪能するということもできるため、興味があれば手に取ってみるのもいかがだろうか?