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WWFスーパースターズ

【だぶりゅだぶりゅえふすーぱーすたーず】

ジャンル スポーツ(プロレス)
対応機種 ゲームボーイ
メディア 1MbitROMカートリッジ
発売元 ホット・ビィ
開発元 Sculptured Software
発売日 1992年2月14日
定価 3,900円
プレイ人数 1~2人
判定 クソゲー
ポイント 使用可能レスラーはたった5人でシングルマッチのみ
もっさりアクションでコントローラーの感応も悪い
舌戦パフォーマンスは拘りが見られるが平仮名表記ではヘン


概要

1992年2月にホット・ビィが発売したゲームボーイソフトでプロレスゲーム。
実在団体WWF(現:WWE)の公認で実在レスラーを採用している。


内容

  • WWF所属のレスラー5人から1人を選んで1PならCPU相手に総当たり戦を行い、2Pならば1戦限りの対戦を行う。
    • リングは基本俯瞰視点で、リング外に落ちた場外乱闘時はサイドビューになる。
  • 様々な技で相手の体力を削り、ピンフォールで3カウントを奪うスタンダードなプロレスゲーム。
    • ほかに場外で10カウント内に戻れない場合リングアウト負けになる。
      • 二人ともリング外で10カウントを取られたり、時間切れの場合は引き分けだが1Pモードの場合は負けと同じゲームオーバー。
    • 相手が仰向け状態でBボタンを長押しすることでフォールに行く。
    • フォールされた側はA・Bを連打することで残り体力次第でフォールを返すことができる。
  • レスラーそれぞれ得意技を1つ持っておりAボタン4連打でかけることができる。
    • いずれも打撃技。
  • リングアウトして両者がリングに復帰しても、しばらくはエプロン視点のサイドビュー状態が続き、それから一定時間が経過で元の視点に戻る。
  • プロレスゲーム特有の「組み」はないので近づいて連打で技をかける。
    • というより連打して偶然タイミングが合えば技がかかるといった方が正しい。
  • 相手が膝をついた状態でBボタンを押すとヘッドロックがかけられ、この状態でAでパンチ(4連打で得意技)、十字ボタン左でブレンバスター、右でパイルドライバーがかけられる。
    • ヘッドロックをかけられている側もA・Bボタン連打で振りほどくことができる(回数はフォール同様体力依存)。
  • ルールの設定が可能。
    • 「1本勝負」or「3本勝負」
    • 制限時間は「無制限」or「5分」or「10分」
  • ロープブレイクはない。
    • そのためフォールをロープで逃れることはできない。

収録されているレスラー

ミスター・パーフェクト
ハルク・ホーガン
ランディ・サベージ
アルティメット・ウォリアー
デッド・デビアス


問題点

  • 使用できるレスラーはたったの5人しかいない。
    • 6年も前にあたる1986年に発売された『プロレス』(ファミコンディスクカード)でさえ7人(1人は隠しボス)もキャララインナップがあったことを考えると少なすぎる。
    • 「ゲームボーイだから容量が小さい」とはいえ同じゲームボーイなら1990年に発売された『プロレス』(ヒューマン)でさえ8人も使用できたことを考えると言い訳ができないレベル。
  • アクションが鈍くもっさり気味。
    • 特に打撃系の技はカクカクしたぎこちない動きに見えてしまう。
    • トップロープからのダイビング技も、のそーっとした動きで躍動感がまったくない。
    • 併せてコントローラー操作の感応もイマイチでワンテンポ遅れたような感覚。
  • メッセージは元よりレスラー名までもひらがな表記。
    • 「みすたー・ぱーふぇくと」「はるく・ほーがん」といったちぐはぐな字面ではマヌケに見えてしまう。
    • 後述の舌戦デモも、どこか気が抜けたようなイメージに見えてしまうためムードブチ壊しにしかねない。
      • 当時のゲームボーイのソフト容量は5年ほど前のファミコンと同等クラスで容量節約目的でオールひらがな表記は珍しくなかったがアメリカのプロレスならばオールカタカナの方がまだ見た目も良かっただろう。
        実際後述のファミコン版ではオールカタカナだし、スーパーファミコン版はすべて英語表記(これはこれで読みにくいが)。
  • ゲームモードは単純にシングルマッチのみ。
    • 一応、1本勝負or3本勝負の選択ができるとはいえ、上記のようなもっさり試合をするだけでは中身も薄い。
  • 技の種類も貧弱。
    • 花形ともいえる投げ技はボディスラム、ブレンバスター、パイルドライバーだけ。
    • ダッシュ技も全レスラー共通でドロップキックとショルダータックル。
    • 個別に実装されているのは得意技の打撃1つのみで、しかもあまり発動する機会がない。あとはダウン攻撃のエルボードロップがサベージのみニードロップになるという程度。
      • つまり派手な投げ技などプロレスらしい大技はないも同然な上に、レスラーの個性すらないも同然。

評価点

  • 試合前にアピールや舌戦が見られる。
    • プロレスのパフォーマンスの一環として試合前にお互いのレスラーが挑発などは日米問わず恒例のことで、これをゲームに取り入れている作品は少ない。
    • そこは実在レスラーを取り込んだだけにファンに向けた拘りが見られる。
  • ゲームボーイなりに気合いの入ったグラフィック。
    • タイトル画面で登場する収録された5人のレスラーや、顔アップのグラフィックはゲームボーイにしては細部までこだわった描かれ方をしている。
    • 特に顔アップはキャラ選択用と上記の舌戦で個別に作られている。

総評

グラフィックはゲームボーイなりに頑張っているものの収録されているレスラーは5人とファミコン初期よりも少なく淡々とシングルマッチしかしないなどゲームとしての中身はスカスカ同然。
ファンサービス的に舌戦のデモがあるものの平仮名ではマヌケに見えてしまうし、何よりもレスラーの動きは鈍くてもっさり気味で操作の感応もイマイチではいくらWWFのファンでもこれで対戦したいという気にはならないだろう。


その後の展開

  • ホット・ビィは直後の3月27日、同じくWWF公認のプロレスゲームをファミコンソフトとして『WWFレッスルマニアチャレンジ』を発売。
    • WWFのレスラーは8人が収録されており、それとプレイヤー用オリキャラの「YOU」で9人。
    • こちらは『ファイプロシリーズ』のようなアングルが用いられている。
    • また一部BGMは本作から流用されている。
  • また上記作の直後であり本作からも2ヶ月後の4月24日にはスーパーファミコンソフトとして『WWFスーパーレッスルマニア』がアクレイムジャパンから発売。
    • スーパーファミコンソフトらしくグラフィックこそそれなりに良いもののレスラーは中身は持ち技、ステータスとも全員まったく同じ(違うのは外見だけ)と、もはや手抜き同然で完全なクソゲー(詳細は当該記事にて)。
    • これ以後WWFのゲームはアクレイムジャパンから発売されるようになり本作の直接的な続編にあたるゲームボーイソフト『WWFスーパースターズ2』もアクレイムジャパンから1993年5月23日に発売されている。

余談

  • 本作のタイトル「スーパースターズ」は後の2009年にWWE(元のWWF)がプロレスのテレビ放送番組の名前として冠することになる。
    • 図らずも逆輸入するような形になったが、それはWWEとなった後なので完全な形では実現しなかった。
  • 説明書にはランディ・サベージっぽい選手がバックドロップをかけている絵があるもののゲーム内ではバックドロップそのものが実装されていないためゲーム本編で見ることはできない。

最終更新:2026年04月10日 23:56