セブンスドラゴン2020-II
【せぶんすどらごん にせんにじゅう つー】
ジャンル
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RPG
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対応機種
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プレイステーション・ポータブル
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メディア
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UMD 1枚
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発売元
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セガ
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開発元
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イメージエポック
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発売日
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2013年4月18日
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価格
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通常版:6,279円 DL版:5,600円
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レーティング
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CERO:B(12歳以上対象)
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判定
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なし
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ポイント
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次回作と言うよりはアップデートバージョン シナリオ・キャラの使い回しっぷり 面白さは据え置き 更に超豪華になった声優陣 終盤以降の難度は健在
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セブンスドラゴンシリーズ - 無印 / 2020 / 2020-II / III code:VFD
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概要
『セブンスドラゴン2020』の続編。
前作の1年後に出現した、新たなる真竜・フォーマルハウトとの戦いを描く。
ストーリー
多大な犠牲とムラクモ13班の活躍により、地球を喰うべく来襲した真竜・ニアラは打ち倒され、地球上には再び平和が訪れた。
ニアラの討伐により、人類と竜との戦いは終わったかに思われた。
しかしニアラ討伐より1年後、束の間の平和が訪れていた地上に再びドラゴンが現れる。
新たなドラゴンの出現に政府は混乱しつつも、前大戦の英雄・13班を出動させる。しかし13班は前大戦の後遺症で本来の力を発揮できず、新たな真竜・フォーマルハウトの前に敗北。人類は再び絶望の淵へと追い込まれる。
再び地上に訪れた災厄・ドラゴン。13班、そして人類はこの戦いに勝利することが出来るのか……?
前作からの追加要素
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新職業「アイドル」
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今作では「アイドル」という職業が登場。仲間を扇動して攻撃させたり、様々な行動を指示して行わせるなど、かなりトリッキーなスキルを揃える玄人向けの職業となっている。
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特定のスキルを使うことで「フィーバーゲージ」が溜まり、ゲージ増加で使える技が解禁されていく。最大までゲージを溜めると「スーパースター」状態となり、様々なパワーアップ効果が得られる。
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他、前々作のプリンセスの「聖声スキル」「邪声スキル」を思い起こさせる攻撃・補助スキルも持つ。
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秘奥義
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アイドル含む全職業に、奥義をも超える必殺技「秘奥義」が追加された。
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前作の奥義同様、修得に特定のステップを踏むことが必要(前作の奥義はスキル開発で解禁)。しかしその威力は奥義同様に凄まじい。
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作中では「奥義を越える技」という立ち位置で消費マナも奥義より多いが、「奥義は敵全体対象、秘奥義は敵単体対象のデストロイヤー」「奥義は大ダメージ、秘奥義は全体に蘇生+回復という正反対の性質のサイキック」と技の性質自体が異なる秘奥義も多く、一概に奥義の上位互換とは言えない。ゲーム的には「奥義の選択肢が増えた」というのが正しい。
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キャラクターメイク関連
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外見にアイドルをフィーチャーした「アイドルスタイル」と、前々作に登場した「ルシェ民族」そのものである「ルシェスタイル」の2種が追加。前者は最初から、後者はストーリー中盤から選択可能となる。
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各外見にカラーバリエーション2種が追加。これによって選べる外見は7×3=21種類に増加。
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ボイス(声優)も追加されており、前作の時点ですでに豪華であったラインナップはいっそう豪華になっている。
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キャラの性能を変えずに外見とボイスを変更できる「継承」が可能になった。これにより手軽にキャラを作り直せるようになり、途中解禁のルシェも一から育てる必要がなくすぐ使える。なお名前の変更も可能となっている。こちらも中盤から。
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その他の要素はほぼ前作と共通しているので、前作の記事を参照。
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「ムラクモ会議」は前作の「都庁改修」と同等。今作の拠点は都庁ではなく国会議事堂となる。
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初音ミクは今作でも健在。今作では多くのBGMがミクのボーカル入りを想定しているため、前作のDIVAモードBGMよりも自然な出来になっている。
評価点
面白さは前作据え置き
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基本的な部分は変わっていないため、ドラゴンとの手に汗握る戦闘やバランスよく調整された各職業、豪華声優陣やゲーム各所に見られる親切設計、古代祐三氏が手がける名曲の数々などは相変わらず。前作を楽しめた人ならば、本作も楽しめるだろう。
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新職業のアイドルも好評。慣れれば、他の職業にない戦術を楽しめる。
さらに豪華になった声優陣
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豪華であった前作からさらに増加した声優陣は最早圧巻の一言。プレイヤーの様々なニーズに対応するバリエーションの広さは本作にしかない長所だろう。
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新たに追加された声優もベテラン、大御所ばかり。男性陣には宮野真守氏や大塚明夫氏、平田広明氏が、女性陣にも斎藤千和氏に田中敦子氏、丹下桜氏などが追加されている。どれだけ豪華になったかはここだけでも伝わってくるだろう。
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セリフも前作から変化している。
その他、前作からの追加・改善点
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ルシェが再登場。プレイヤーキャラとして使えるようになり、ストーリーにも関わってくる。
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女性ルシェの外見は前々作の女性メイジがモチーフであるというファンサービスも。
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ストーリー中盤からではあるが名前・外見・ボイスが変更可能になった。
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ダンジョン毎の残存ドラゴン数にクエストに出現するドラゴンが含まれなくなった。
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ややネタバレだが、前作ではデート非対象者だったミヤ・ワジ・ケイマ・レイミともデートできるようになった。もちろん今作からの登場人物ともデートできる。
賛否両論点
戦闘バランス
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過去作では中盤からドラゴンを始めとする敵がかなり強くなり、終盤では「殺るか、殺られるか」のちょっと極端なバランスになっていた。今作も前作の傾向を引き継いでおり、中盤から、前作以上の勢いでドラゴンを筆頭に敵がかなり強くなる。
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後半・終盤になると「理不尽」と思える敵・シチュエーションもちらほら出てくる。
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一部の理不尽な敵・シチュエーションについて。ネタバレ
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帝竜インソムニア
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何はともかく「死の宣告」。これは発動に1ターンを要するものの、発動するとパーティ全体に高確率で即死効果を与えるという反則級の効果を持つ。
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付与率は一応100%ではないものの十分高確率で、対策なしでは全滅必至。
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即死を抜きにしても全体攻撃のブレスや回復など鬱陶しい技を多数持つ。とはいえ最大の脅威である「死の宣告」の対策は十分可能なので、後々登場する連中に比べればまだマシな方ではある。
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フロワロシード2020滅
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前作同様レアエネミーとして登場し、HPが非常に少ないぶん異常に防御力が高く、倒すとレアアイテムや多くの経験値・SPが得られるオトクな敵なのだが……。
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本作のフロワロは人を死に至らしめるほどの毒を持つようになった、という設定を反映してか、後半に登場する「滅」と名前についたフロワロシードは即死付与率100%の「漆黒の胞子」を予兆なしで使ってくる。
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たちの悪いことにフロワロシードは数体同時に出たり、ドラゴンの取り巻きとして出ることもある。運が悪ければ前者なら「漆黒の胞子」が1ターンに連続で発動され、後者の場合はドラゴンの暴力的な攻撃と即死技が同時に襲い掛かってくる。
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真竜の領宙
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本作のラストを飾るラスボス前の関門となるダンジョン。当然ながらここにも凶悪なドラゴンが徘徊しており、高火力や状態異常でプレイヤーを追い詰めてくる。しかしここまで来ればプレイヤー側のレベル・装備・スキルも整っており、慢心さえしなければ一方的なピンチに陥ることはない…はずなのだが。
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問題は各ドラゴンの耐久力の高さから戦闘が長引きやすくドラゴンの乱入を呼び込みやすいことで、厄介なドラゴンの複数出現や、連続乱入による意図しない連戦が起こりやすい。耐久力が高い上に前触れなしに高威力+状態異常のブレス(全体攻撃)を連発してくるザトウドラグ、素の攻撃力が高く、予備動作はあるが全体に大ダメージを与える「タイフーンラリアット」や大ダメージを与えつつ一定確率で行動不能の状態異常を付与する「ヘッドバッド」などを使用してくるマッシブドラグ・クリミナルドラグなど、厄介なドラゴンのコンビネーションはラストダンジョンに相応しい地獄を見せてくれる。
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特に、ラスボス前に固まって配置されたマッシブドラグ&ザトウドラグはどう足掻いても乱入を回避できないため、「まともにぶつかればラスボス以上に強い」と評するプレイヤーもいるほど。
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しかし、キラーズアトラクトを利用して「雑魚戦にドラゴンを乱入させ、雑魚を放置してドラゴンだけを各個撃破する」という方法で乱戦はある程度避ける事ができ、難易度を下げる事は可能。
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幻影首都ネタバレ
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幻影首都1F
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幻影首都ではザコも全てドラゴンとなるのは前作と同様なのだが、1Fはリトルドラグ・ドラゴライアーンなど小型ドラゴンが多数出現するパターンが多く、最大で5体のドラゴンによる1ターン合計10回もの攻撃にさらされる。
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特にドラゴライアーンが絡むと途端にきつい戦いとなる。ドラゴライアーンは全体に眠りの状態異常を付与する「眠りの羽音」、魔法属性で高威力の「衝撃波」という厄介な2つの攻撃を持ち、その上行動スピードが速く回避率も高い。これが2体以上、他のドラゴンを伴って湧いてくると立て直すヒマもなくパーティが全滅する。
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正直、同じフロアのシンボルドラゴン戦や、大型ドラゴンが2体出現するパターンで固定される1F以降のザコ戦のほうが楽である。その難易度設定はおかしい。
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ショウジ
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表シナリオでも戦ったSECT11のリーダーと幻影首都にて再戦できるのだが、その強さは表のショウジとは比べ物にならないレベル。
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毎ターン2回行動する上に後衛系職業を一撃で即死させる火力を持ち、最も素早い職業であるトリックスターさえ時折負けるほどのスピードを有すると、圧倒的な性能を誇る。裏ラスボスでさえトリックスターを追い抜いて先制攻撃したりはしない。
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状態異常などの変化球はないが、純粋な基本性能の高さでこちらを圧倒してくる。開幕に使用する強化スキル「怒りの咆哮」の効果が切れれば多少マシになるが、それでも一撃で後衛を瀕死に追い込む通常攻撃・必殺技や全体攻撃などを2ターン行動の優位を生かしてドカドカ放ってくる。
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ただし、こちらは前作同様暴力的な性能の奥義が使えるため、奥義でゴリ押せばなんとかなる場面もある。というか一部の難敵はまるで奥義ゴリ押しを前提にしたかのような超性能であり、裏ダンジョンでは特にそれが顕著。
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前作では購入可能だったミルロメディスは非売品化、ドラゴン幼体やSPアップ系アイテムなどは個数限定品になってしまっている。
シナリオ
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前作同様シナリオにも力が入っているのだが、前作以上の鬱展開のオンパレード。
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初っ端から2体目の帝竜オケアノスが「強酸の雨」で人類に攻撃を仕掛けてくる。プレイヤーも救助に駆り出されるのだが、「顔面が溶けて苦しむ女性」「逃げきれずに死んでいく老人」「絶望して自ら酸の水溜りに身を投げる救助者」など、悲惨な場面をまざまざと見せつけられる。
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他にも、「ドラゴンに支配された世界に絶望した人々の集団自殺を止めてほしい」といった陰鬱なクエストなども存在。
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中盤以降について。ネタバレあり
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中盤ではフォーマルハウトが人類に絶望を植え付けるべくドラゴンを率いて直接来襲し、13班の帝竜打倒によって希望を持っていた人々を容赦なく絶望の底へ叩き落とす。13班を含む人々は一旦は議事堂の地下に退避するものの、議事堂の周囲と地上階には胞子で人を死に至らしめる黒いフロワロが群生しており、さらにフロワロを統べるドラゴンたちが徘徊、その上フロワロの瘴気がジリジリと侵入してくるのでこのままでは議事堂地下もじきに陥落するという最悪の状況が襲ってくる。
これに対し政府は瘴気を阻むシャッターを下ろすための決死隊を組織、ドラゴンとフロワロの蔓延る地上へと送り出す。今までプレイヤーとともに戦ってきた名有りの人物たちもこれに加わり、プレイヤーはドラゴンに倒されてゆく彼らの最期を見届けることになる。 それでも時間稼ぎにしかならないことがわかっていた政府はさらに決死隊の第二陣を市民から募り、フロワロの除染へと向かわせようとする。さすがにこれはキリノとマリナの活躍で阻止されるが、決死隊の面々と会話すると悲壮な覚悟や死への恐怖が聞かれる。
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そして最後の帝竜インソムニアはプレイヤーを支えてきた人々の幻影を使って陰湿な精神攻撃を加えてくる。ダンジョンの無音も相まって結構キツい。
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ルシェについて。今作および過去作のネタバレ
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ルシェは元は古代アトランティスに生きていた種族であり、種族の絶滅と引き換えにドラゴンを撃退したため現代には存在していないということが今作で語られている
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ちなみにアトランティスの存在については前作でちらっと触れられた程度で、しかもアトランティスという名前は特典冊子でしか登場していなかった。
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今作のルシェはムラクモ機関が人工生命体として再現した存在である。
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この研究にはキリノはもとより、前作で人類を裏切り13班に倒された元総長ナツメも関わっていた。彼女の所業を知る前作プレイヤーは複雑な思いを持つかもしれない。
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マリナには「あるムラクモS級能力者の検体」が使われているという。これが誰なのかは前作を知るプレイヤーなら髪の色や髪型、NPCの反応などから容易に想像がつくだろうが、当のマリナ本人はその人物の記憶を持っていない(外見以外はほぼ別人である)。
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もっとも、このお陰でエデン(前々作の舞台で今作の未来の時代)でルシェが再び繁栄できているのだが。
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問題点
あまりにも前作と代わり映えしない内容
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恐らく本作最大の問題点。『2020-II』と銘打たれた本作だが、その実内容は前作『2020』とほとんど変わりがない。BGM・敵の使い回しも多く、ストーリーも前作を想起させる展開が要所で存在するなど「続編」と言うには少しひねりのない内容になっている。
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まず目立つのが各チャプターの大ボスである帝竜の使い回し。7体の帝竜の内約半数の3体が前作から続投している。
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前作の帝竜が絡むダンジョンではBGMも前作のものに戻る。マップや帝竜の行動パターンも前作からほぼ変化がなく、前作同様の攻略法が成立してしまう。ファンサービスというよりは使い回しの印象が強い。
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クリア後のやりこみ要素も前作同様「幻影首都」ひとつだけで、各階のボスの大半が表シナリオの帝竜のパワーアップ版であることも前作と同様である。
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幻影首都ネタバレ注意
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幻影首都の最奥に待ち受ける真ボス前の前哨戦に登場するのは、前作のラスボスであるニアラ。そして真ボスは前作と同じ人類戦士タケハヤ。攻撃パターンまで同じである。そこまで使い回しだとは……。
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この2者は本作では会話に少し出てくる程度であり、一応前作のストーリーのダイジェストもあるが、基本的にいきなり出てきていきなり戦闘なので置いてけぼりを食らいやすい。
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ストーリーも前作を思わせる展開が各所に見られ、「初戦でプレイヤーが敗退し絶望を思い知らされる」「強硬派の指揮官がドラゴン撃破を優先して非人道的な戦術に走ろうとするが、キリノがそれを諌める」「ムラクモとは別の思惑で行動する集団がムラクモと対立する」など前作でも見られた展開やキャラクターが随所に見られる。
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更には、ライバル集団・SECT11のリーダーとの戦闘BGMは前作のライバル・SKYと同じ「戦場―ライバルアライバル」。
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ただしこれらは中盤までのことであり、ルシェやフォーマルハウトが絡む中盤以降は前作とは全く異なるストーリー展開となる。
前作から改善されていない部分
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戦闘スピードがあまり速くなく、演出の短縮・カットもできない。長い奥義のムービーも飛ばせない。
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拠点にてマイルーム含む小部屋からショートカット移動できない。更に、この難点は次回作にも続投している。
一部スキルに違和感がある
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演出がお粗末なものがちらほら。以下は特に気になるであろうスキル。
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サイキックの「エアスピアー」とその上位スキル「ヴォルテックス」は、「単体・全体で攻撃のグラフィックが一緒」「エアスピアーとヴォルテックスでほとんど攻撃モーションやグラフィックが変化せず、セリフも共通」と他の攻撃スキルに比べて手抜き感が漂う。
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トリックスターの「ゼロレンジショット」などは新スキルなのに既存スキルのモーションを完全流用。
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新旧問わず調整不足感が漂うスキルがある。多くは「強力スキルのはずなのに強力じゃない」というもの。
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「エアスピアー」「ヴォルテックス」は「空中の敵に有効」なのだが、弱点を突いても威力が無属性系の攻撃スキルや後述するフロストバーン以下。
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「ゼロレンジショット」は、「リアクト中にしか放てない強力な一撃」という説明の割に威力がしょっぱい。
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サムライの抜刀最強(のはずの)技「八双大蛇突き」は、消費マナが多い割に準最強技の「力閂オロシ」と威力がほとんど変わらない。
逆に、今作追加の秘奥義「天地断ち」は前作奥義「乱れ散々桜」の上位互換(消費マナ除く)で、「対象が全体」「ダメージ倍率も上」「出血効果つき」と、「乱れ散々桜」の存在を食ってしまっている。一応消費マナは乱れ散々桜の方が少ないが、その差は僅か「5」。天地断ちが習得できるゲーム後半では僅差でしかない。
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トリックスターの「ペインイーター」とデストロイヤーの「介錯クリンチ」は、「状態異常の相手に使うと威力が上がる」のだが、状態異常を多数重ねないとほとんど威力が伸びない上、威力が伸びても同じマナ消費で発動できるスキルを大きく引き離すわけでもない。
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ハッカーの「リジェネレーター」は、最大レベルまで上げても回復量が固定値で16という今作屈指の罠スキル。最大HPは余裕で3桁になるというのに。
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前作の仕様から考えると、本来「n%回復」だったのを設定ミスで%を付け忘れたのだと思われる。%をつけた場合、前作とほぼ同じ回復量となる。
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逆の意味で調整不足と疑ってしまうのがサイキックの「フロストバーン」。「属性攻撃系スキルの最強技とほぼ同じ威力」「麻痺・凍傷・火傷をランダムで付与」「マナ消費が最低クラスの4、しかもスキルレベルが上昇してもマナ消費だけは上昇しない」とバランスをかなぐり捨てたかのような圧倒的性能を誇っている。
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あまりにもマナの効率が良すぎるため、強化スキル「コンセントレート」(一度だけスキル攻撃の威力を大幅にアップさせる)を使うと逆に効率が悪くなる。それほどまでに強いのだ。
総評
続編と言うよりはアップデートバージョンと言ったほうが適切であり、良くも悪くも前作と代わり映えしない内容となっている。
面白さは前作から据え置きではあるが、前作からの進化を期待した人にとっては肩すかしな内容なのは否めない。
余談
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本作で3部作構成であることが示唆される台詞があったものの、2015年5月にイメージエポックが倒産。続編は望み薄かと思われたが……
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問題点に挙げたスキル「エアスピアー」「ヴォルテックス」は槍投げのようなモーションを見せるのだが、スカートを着用したキャラがこれを使うと……。
唯一褒められる要素といえる。
最終更新:2023年05月04日 14:30