JUST DANCE Wii
【じゃすとだんす うぃー】
ジャンル
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ダンス
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対応機種
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Wii
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発売元
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任天堂
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開発元
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Ubisoft Milan Ubisoft Paris 任天堂
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発売日
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2011年10月13日
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定価
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5,800円
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判定
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なし
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ポイント
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ダンスゲーとしては高評価 音ゲーとしては薄いボリューム
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概要
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『アサシンクリード』や『FARCRY』などで有名なUBISOFTが手がけるWii用ダンスゲーム。
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今作の一作目は高い評価は得られなかったもの、売り上げはミリオンを突破し、その後海外では毎年新作が出るほどの大ヒットシリーズとなった。
『JUST DANCE 2』を任天堂がローカライズした作品こそが本作『JUST DANCE Wii』である。
日本でもAKB48の曲を踊るCMが受け、売り上げ50万本を記録した。
ゲームシステム
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ゲームモード
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メインモード
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好きな曲を選んで踊る、メインのモード。 二人で違う振り付けを楽しめるデュエットやメドレーモードがある。
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バトルモード
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最大4対4でスコアを競う事ができるモード。「サイン」を選ぶとダンス中に指示が出る。
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スコア
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本作では、振り付けの出来に応じて、一つのマークごとに、「かんぺき」「うまい」「オッケー!」「×」が付けられる。これによりスコアが加算されていく。
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スコアは2000点ごとに星1つで区切られ、最大5個の星の評価がつく。10000点以上からは加算されていくのみで、星がそれ以上つくことはない。
評価点
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ディスコやダンスクラブをモチーフにしたゲーム中の雰囲気は好評価である。
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Wiiリモコンで踊ることを追求した楽しさ
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本作はWiiリモコンのみで踊ることができ、マットやモーションプラスは必要としない。
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Wiiリモコンはあまり精密な動きを感知出来るデバイスではないが、本作は入力ミスはほとんど起こらないのである。
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一回転する動きなども多いため、人にもよるが3~4曲くらいで汗が出る。
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原曲の踊りを出来るだけ再現しており、高評価である。
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多彩な収録曲
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本作は洋ゲーなので、洋楽が多めであるが、邦楽もそれなりに入っている。
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洋楽中心の音ゲーは珍しいため、洋楽ファンには好評である。
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TRFの『survival dAnce』や東方神起の『Why?』、BoneyM.の『Rasputin』など、当時流行った曲や懐かしい曲も多く収録されている。どの曲も踊ることに映える良い選曲である。
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演出面も面白いものが多い。単なる背景の一枚絵ではなく、動きのある映像は見ていて飽きない。
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多人数プレイ
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本作は多人数プレイにも対応しており、家族や友人と一緒に踊ることができる。
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また、スコア争いやデュエット曲もある。
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スタミナ表記があり、こちらはかなり正確である。
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残念ながら難易度表記のほうは当てにならないのだが……。
賛否両論点
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音ゲーとしてのシステムの異色さ
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本作は難易度選択が存在しない。踊りを覚えれば初心者でも簡単に踊ることができるためあまり問題ではないが……。
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しかし、問題なのはコンボという概念が存在しないということである。
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さらにノルマクリアさえ存在しない。一曲終わったらスコアを確認して次の曲を選ぶというだけである。
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PVの異色さ
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本作のPVは『DanceEvolution』にも劣らないほど美しい。それらとは違うクールでスタイリッシュな感じなのは好評である。
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しかし、画面で踊っている人物が肌が真っ白で表情がほとんどない人物である。
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一応PVごとに服装を変えたりしているのだが、やはり洋ゲー故の問題点なのだろうか。
問題点
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ボリュームの薄さ
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本作の収録曲はたったの28曲である。この時代の音ゲーとしてはかなり薄い。
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『太鼓の達人Wii』が70曲、Wii版ポップンですら40曲なのを考えると28曲はあまりにも薄い。
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その理由として挙げられるのが海外版ではあった有料DLCが日本版では削除されたことだろう。
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さらに本作はオリジナル曲が一曲もなくほとんどが版権曲となっている。
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やり込み要素はほとんどない。実績などもない。
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ただし、隠し曲はあるので、全曲をやる意義はあるにはある。
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スコア評価
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本作はその特性上、リモコンを持つ手以外を認識してはくれないため、足などの動きは雰囲気になる。これに関しては最新作まで改善されることのないのだが。
総評
Wiiのダンスゲームでは『涼宮ハルヒの激動』など失敗したものが多いが、本作はかなり遊べる出来となっている。Wiiを代表するダンスゲームと言って過言ではない。
本作は、動きあるゲームに特化したWiiの特徴を最大限まで活かしたと言える作品だろう。
余談
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同社より、後にマイケルジャクソンのみを扱ったジャストダンス『Michael Jackson experience』が発売された。こちらも好評を得ている。
最終更新:2022年06月08日 23:44