本項目ではファミコンソフト『マリオブラザーズ』と、そのアレンジ移植『帰ってきたマリオブラザーズ』について併記します。
【まりおぶらざーず】
ジャンル | アクション | ![]() ![]() |
|
対応機種 |
アーケード ファミリーコンピュータ |
||
発売元 | 任天堂 | ||
開発元 |
任天堂 インテリジェントシステムズ |
||
稼動開始日 | AC | 1983年7月14日 | |
発売日 | FC | 1983年9月9日 | |
定価 | FC |
3,800円 4,500円(値上げ後) |
|
プレイ人数 | 1~2人 | ||
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ※ファミコンミニシリーズ版より付加 |
||
配信 | AC |
アーケードアーカイブス 【Switch】2017年9月14日/823円(税8%込) |
|
FC |
バーチャルコンソール 【Wii】2006年12月12日/500Wiiポイント(税5%込) 【3DS】2013年5月8日/500円(税5%込) 【WiiU】2013年5月29日/500円(税5%込) |
||
備考 | GBA『ファミコンミニシリーズ』第二弾(2004年5月21日発売) | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
協力するか、争うか? ジャンプ制御が難しい |
||
マリオシリーズ・関連作品リンク |
マリオシリーズとしては第1作目の作品。
配管工となったマリオとルイージが、下水に住む大きなカメ・カニ・ハエなどの敵をひっ繰り返し蹴飛ばして退治していく。
同名のアーケードゲームの移植作だが、こちらの方が知名度が高いため、本記事ではファミコン版を中心に解説する。
基本的にファミコン版はアーケード版から忠実に移植されたが、ハード性能からアーケード版より様々な仕様が変更され、一部ギミックも削除されている。
ゲーム内容
敵キャラクター
+ | 詳細 |
単純明快、しかし奥が深いという任天堂のゲームらしさを体感出来る完成度の高いゲーム。
アーケード版と比べると演出の劣化、仕様の変更はややあるものの、ファミコン版でも本作の魅力を十分、再現しており、白熱したプレイが楽しめる。
アーケード版がオリジナルということで、後にマリオが主演して大ブレイクを果たした『スーパーマリオブラザーズ』と比べると知名度は低いが、現在でもリメイク版が登場したりステージモチーフとして利用されるなど、非常に愛されたゲームであるといえよう。
基本的には容量の関係で削除されたものが多い。
本作品は様々なハードに移植・リメイクが行われている。
対戦ゲームとしての本作
本作には、システムを考察したうえで定められたローカル対戦ルールが存在する。
特に有名なのは、アーケード版における「3面ルール」である。ファミコン版は3面がボーナスステージなため、これは適用出来ない。
これは、「3面をクリアするまでにどちらが相手の残機を多く減らせるか」というもの。また、クリア時点で残機が同じ場合、獲得スコアが勝敗の判定に利用される。
一見単純なルールだが、「先に敵を倒し、コインを獲得することで判定勝ちにおいて有利をとる」、「とにかく立ち回りで相手を罠に陥れて残機を一気に減らさせる」など戦術の幅が広く、大変盛り上がる。
なお、スコアのシステム上滅多に起きないが、同残機・同スコアだった場合はボーナスステージの次のカニさんが登場するステージで「1戦限りのサドンデスを行う」というルールが基本である。
【かえってきたまりおぶらざーず】
ジャンル | アクション | ![]() |
対応機種 | ファミリーコンピュータ ディスクシステム | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 |
任天堂 インテリジェントシステムズ |
|
書換開始日 | 1988年11月30日 | |
定価 | 400円(書換専用) | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
バッチリ進化したシステム 永谷園とのコラボで歴代最安値を実現 サブちゃんとマリオが夢の共演 |
|
マリオシリーズ・関連作品リンク |
1988年11月30日にディスク書換専用として発売されたバージョン。
ディスクカード書換は本来ならば500円だが、永谷園のスポンサー契約により100円安い400円での書換を実現している。
『ディスクファクスイベント』とは違う形で1ヶ月前(10月23日)に発売された『スーパーマリオブラザーズ3』ともコラボしたキャンペーンイベントも行った。
オリジナル版から一部システム面で改良されており、主にその変更点について記述する。
旧来のゲーム性はそのままに、操作性は向上し復活スロットなどのオプションが新たに追加されたことで、より一層良質のゲームとなった。
デモCMはゲームではないが見ていて楽しいものばかりで、中でも演歌の大御所北島三郎氏との夢の共演は非常に見もの。
キャンペーンに絡んだソフトとはいえ、オリジナル版とも差別化ができており、独自の魅力を持っている。
*1 原文は「TWO PLAYERS CAN PLAY AS TEAM OR COMPETE AGAINST EACH OTHER」で、直訳で「協力し合うことも競い合うこともできる」の意。アーケードアーカイブス版の解説ページのキャッチフレーズとしても使われている。
*2 ただし、ノコノコの見た目や後述の設定は明らかにカメさんを引き継いでいる。
*3 説明書では「ハエの化け物ファイターフライ」という表記。
*4 当時としては普通の仕様である
*5 バトルは1カートリッジプレイ対応。クラシックは人数分のカートリッジが必要(マルチカートリッジプレイ専用)となっている。
*6 これまでは「アケアカNEOGEOシリーズ」の配信だけが行われていたが、これと並行してまずは任天堂がACで発売してきた作品を配信するシリーズとして展開することとなった
*7 日本ではWiiUバーチャルコンソールのみ。
*8 かつてはディスクカードと500円分の切手を任天堂に送れば書き換え対応してくれた。
*9 4月以降にようやく出荷と売行きが安定した。