麻雀レディーハンター
【まーじゃんれでぃーはんたー】
| ジャンル | 脱衣麻雀 | 
| 対応機種 | アーケード | 
| 発売・開発元 | 日本物産 | 
| 稼働開始日 | 1990年 | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | いいのかこれ 麻雀ゲームとしてはごく普通
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概要
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日本物産(以下ニチブツ)は数多くのアーケード向け脱衣麻雀を80年代後半から90年代中期まで製造している。本作はその内の1つ。
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『クレイジー・クライマー2』と同じ人物が企画・制作したという話がある。
特徴
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主人公はコウモリ男。ある令嬢の依頼から、盗まれたお宝「ラージダイヤ」を麻雀をして奪い返すのが目的。
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このコウモリ男、黒い独特のフォルムの車に乗り込み、口元と目だけ穴の空いた頭頂部に耳のある黒い覆面をし、黒い全身タイツに黒いマントを羽織っている。
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ゲームオーバー時にはハイヒールを履いた女性の足に踏まれると言う醜態を晒している。
 
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システムはアイテムを駆使したある程度のイカサマ麻雀。コンテニューでアイテムが貰える。
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1人の相手に3回勝つとラージダイヤを奪回できるチャンスゲームがある。奪回に成功するとラージダイヤの効果でその後のプレイが有利になるが、失敗すると相手に逃げられる上に後でエンカウントして再勝負というペナルティが課せられる。なお、この勝負に勝てば無条件でラージダイヤが手に入る。
 
評価点
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元ネタを意識してか、タイトルロゴ・和了した際の効果音表示などアメコミらしさが随所で散見される。
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タイトルロゴデザインは、某C社からベルトスクロールアクションゲーム化されたあのアメコミに酷似している。
 
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良く言えば流行を柔軟に取り入れていると言える。
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BGMは同社お抱えの名物作曲家、吉田健志が手がけており、ニチブツサウンドを堪能する事が出来る。
問題点
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悪く言えば節操が無い。
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主人公のデザインが『バットマン』にそっくり。更にマークが対戦相手の背景に現れるという徹底ぶりを見せる。
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ニチブツの麻雀に登場する女の子は良くも悪くも流行に敏感。画面を見ただけでいつ作られたかがほぼ分かるほど、時事ネタがよく組み込まれる。
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大抵は登場する女の子が「それっぽい」で済んでいたにも拘らず、本作は主人公がバットマンそのままである。タイトル画面に大きく表示されるのはどう見てもバットモービルであり、バットマンの権利所有者は権利に厳しいDCコミックである。訴えられなかったのが不思議。
 
総評
ニチブツによくある当時の流行物を使った脱衣麻雀である。
ゲーム内容としては、当時ニチブツが大量に出していた極普通の麻雀である。
最終更新:2025年01月02日 09:19