【でびるめいくらいふぉー】
ジャンル | スタイリッシュアクション | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション3 Xbox 360 Windows XP/Vista |
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発売・開発元 | カプコン | |
発売日 |
【PS3/360】2008年1月31日 【Win】2008年7月24日 |
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定価 |
【PS3/360】8,390円 【Win】7,340円 |
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廉価版 |
【PS3】2009年7月23日/2,990円 【360】2010年9月22日/2,100円 |
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レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
悪魔の右腕を持つ新主人公「ネロ」 ネロのスタイリッシュ&豪快アクション ダンテも新技&新武器をひっさげて登場 大幅に進化したグラフィック ストレス要素の最有力候補「キメラ」 |
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デビルメイクライシリーズ |
その力、悪魔か、神か。
人気アクションシリーズ『デビルメイクライ』(DMC)シリーズの第4作。
今作では前回までの主人公だったダンテに代わり、若きデビルハンター・ネロを新主人公として据えている。
ゲームの途中からダンテも操作可能になり、ネロとダンテという異なるタイプのアクションが楽しめる。
シリーズ上の時系列では、『3』→『1』→『アニメ』→『2』→『4』→『5』という位置付けになっている模様。
『4』発売当時の時系列は『3』→『1』→『アニメ』→『4』→『2』だったが、2019年2月に公開されたシリーズのあらすじを簡潔にまとめた公式映像で変更があり、その後発売された小説版でも同じ時系列を使っている。
とある大陸沿岸部に存在する城塞都市フォルトゥナ。周囲の近代国家とは距離を置くこの街では他文化とは全く異なる独自の宗教が信仰されている。
「魔剣教団」と呼ばれるその信仰組織は、かつて人々のために戦ったとされる悪魔、魔剣士スパーダを神と崇め、それ以外の悪魔を憎み排除する事を第一の教義としている。その実現のために「教団騎士」と呼ばれる独自の兵隊さえ所有している。
ここに突然、かの伝説のデビルハンター・ダンテが現れ、集会演説中の教皇をその場で殺害。さらに市民の防衛の為に立ち向かう教団騎士達まで殲滅してしまう。
そんな中、不敵な笑みを浮かべながら、そのデビルハンターに立ち向かう一人の男「ネロ」がいた。ネロはダンテと死闘を繰り広げるも、ダンテは奇妙な言葉と、鎧の下に人ならざる姿を隠していた教団騎士の死体を残して立ち去ってしまう。
そして前後して現れる悪魔たちの群れ。幼馴染であるキリエを守るべく奮闘する教団騎士の若き戦士・ネロは、
キリエの兄であり教団騎士長であるクレドより「ダンテ抹殺」の任を帯び、フォルトゥナ各地を駆け巡ることとなる。
やがてダンテ出現・凶行の理由と、教団の真の目的が、ネロ自身を巻きこみつつ明らかになってゆくのであった。
+ | 「デビルブリンガー」のアクション |
+ | その他アクション |
新システム「RTSC(リアルタイムスタイルチェンジ)」
ダンテの魔人化
「チャージショット3」が強力すぎる
+ | 格闘武器「ギルガメス」 |
+ | 設置型武器「ルシフェル」 |
バグがいくつかある
どうしても賛否両論な難易度
ダンテ編のステージ
マップ関連の問題点
+ | 具体例 |
+ | キメラ以外は軽く箇条書き |
前作の長所や課題を活かしつつ綺麗に纏め上げた良作。
ただ、遊びやすくなった代わりに前作のような奥深さが失われているという評価も多くあり、「良く作られてはいるがこれまでのような名作とまでは行かない」という評価が一般的。
硬派なアクションが楽しみたかったら『1』が、ハイスピードなアクションが味わいたかったら『3』が、遊びやすさを求めるなら『4』が良いといった感じのポジションで落ち着いている。
また、新たな課題が生まれたりと不満点も少なからずあり、手放しでは褒められないというのも評価が分かれる要因の1つである。
「○○がダメ」という否定的な意見よりも「○○が出来れば良かった」「○○があれば良かった」という要望的な不満が多いため、『4』路線で今後に期待(あればの話だが)するユーザーは多い。
基本であるアクション部分は水準を満たしているがそれ以外の部分で惜しい点が多い。つまりもっともっと面白くなる可能性を持ったゲームだったのである。
ネロの将来性・発展性もしっかり表現されており、新主人公登場の一作としては十分と言えた。
2008年7月24日発売。CS版からいくつかの変更点や追加要素がある。
*1 正確な初出は『3』のガンスリンガースタイル+カリーナ・アンで似たことはできた。しかし、2012年に発売されたHD版では引き寄せの仕様が削除されている…が2018年版では復活した。
*2 強化スキルを取得しない事で、一段階ずつの放出も可能。
*3 スティンガー・キック13・ピンナップなど、主にロックオン+レバー↑+近接攻撃で出る技。
*4 いわゆる串刺し主人公。特に本作の序盤はダンテが実の父親の立像めがけて磔にされる。
*5 こちらは作中でダンテにツッコまれている。
*6 『1』では、序盤のノリこそ軽いが、母親そっくりなトリッシュに「悪魔め!!」と本気で叫ぶなど、言動にあからさまに余裕がない。
*7 『2』では『1』のシリアスめなダンテと比べても、あまりに無口かつローテンション。らしさを見せるのは対ラスボス戦の中の一言くらいで、流石に批判されていた。
*8 逆に『3』では、若い事もあるが、『1』以上に深く肉親がかかわる事件であるにもかかわらず、レディの一連の行動と言動を見るまで軽いノリを崩していない。後付けとはいえ、ここを乗り越えた『1』のダンテがあそこまで必死なのも矛盾と言えば矛盾。
*9 身にまとっている雷は、バスターを含めて近接攻撃を完全にシャットアウトし、逆に感電でよろけと反射ダメージを与える。射撃武器でなければ絶対に剥がせない。
*10 ダンテはショットガンである程度効率よく剥がせる他、隙は大きいがGSスタイル+パンドラによって出せる「オーメン」にて一発で剥がすこともできる
*11 例としては爆発のタイミングに合わせてランクB~Aの挑発動作の1つである銃を向けて撃つフリが出ると格好良く決まる。こうした無駄な格好良さを演出するのも『DMC』の醍醐味の1つ。
*12 設定上は666形態に変形できることになっている。
*13 悪魔側が近代的な銃器を知っているというある種の矛盾が発生している。『1』の「ナイトメアβ」や『3』の「アルテミス」など過去作品において遠距離武器でも魔具の場合はファンタジー寄りの設定と外見だった。
*14 『1』のマリオネットが銃器を使用するのも例外として扱われている他、『2』では戦車や戦闘ヘリの敵が登場するが悪魔が寄生しているという設定で悪魔自体は虫のような生物であり、戦車そのものが悪魔ではない。
*15 ダンテ使用時、攻撃がヒットする瞬間にDTを使用するor解除すると何故か追加でもう1ヒットする現象。
*16 ただし、本作のみ例外的にSランク~SSSランクが1本のランクゲージでまとめて管理される。
*17 スムーズに進んでも1時間くらいかかる。
*18 ただし、ブラッディパレスに挑戦する頃にはやり込みの域に入るのだが、そんな中で未知の敵と戦うという新鮮さ、負けたらまた最初からやり直さなければならないという緊張感が味わえるのはある種評価できるかもしれない。
*19 ただし打ち上げる攻撃を当てても浮かないので、コンボが難しくダンテは苦手。
*20 鎧の耐久値自体は近接攻撃でも減らすことは一応可能。
*21 敵を倒したりオブジェクトを壊したりすると出現するお金代わりのアイテム。
*22 ネロならMAXアクト+ハイローラー、ダンテならDTエアハイク。
*23 その裏返しとして、後年の『DmC Devil May Cry』の操作性を今作の操作性と比較して評価する意見もある。
*24 倒れている敵を乗り物にして高速移動するアクション。
*25 事実、前作無印版でもダンテの隠しコスチュームは「上半身裸」「『1』の衣装」「スパーダの衣装」の3種類もある。
*26 それを見越してかトータルリザルトには反映されない。