【でぃす うぉー おぶ まいん】
ジャンル | サバイバルシミュレーション |
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対応機種 |
Windows 7/8/10 Mac OSX 10.6以降 Ubuntu 14.04以降 |
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開発・発売元 | 11 bit Studio | |
発売日 |
【Steam,GOG】2014年11月15日 【Epic Games Store】2019年7月26日(*1) |
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価格 |
1,980円(Steam, Epic Games Store) $ 19.99(GOG)(*2) |
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判定 | 賛否両論 | |
ポイント |
内戦の発生した都市で民間人として生き延びる希有なシチュエーション 難易度が高く陰惨な表現も多いが、MODでヌルゲーにも 2015年10月から公式に日本語対応、ただし翻訳は雑 |
『This War of Mine』のプレーヤーはエリート兵士ではありません。敵に包囲された都市で必死に生き残ろうとしてる一般市民です。
食料と医薬品の不足に苦しみ、狙撃手や敵対するスカベンジャーに常に狙われています。
このゲームでは、まったく新しい視点から戦争を体験することになります。 (Steamおよび Epic Games Storeの紹介文より)
本作はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中のサラエヴォ包囲から着想された、戦場のまっただ中に取り残されてしまった民間人としてサバイバルするゲーム。
昼間は拠点の構築、夜間は廃墟でスカベンジ(資材集め)をして戦争終結までの生存か脱出を目指す。
キャラクター
病気 | 自然発生するほか、気温の低い状態を放置すると発生。医薬品類と休息で治療。最悪死亡する。 |
怪我 | スカベンジ中の戦闘の他、生存者同士の喧嘩でも発生。包帯と休息で治療。最悪死亡する。 |
士気 | 様々なイベントで上下する。特に殺人によって猛烈に低下。低下すると抑鬱状態に陥り、自殺や失踪に至る。 |
栄養状態 | 食事をとっているかどうか。食料アイテムによって回復量が異なる。 |
疲労 | 就寝も休息もさせないと陥る。指示を無視して床で寝始める。 |
酩酊 | アルコールを摂取すると陥る。士気は上がるが、指示を無視するほか喧嘩を始める可能性も。飲酒は夜間の体温低下も招く |
昼間
市街地で交戦中の軍隊の目を避け、拠点に籠もって補給・物品製作・休息をする。
夜間
アリカは戦争を生き延びたが、人間不信は続いた。戦争中に見たきた(原文ママ)恐怖の光景のせいで、友達をみつけるのも困難だった。アリカは家庭を持つことも怖くてできず、良い親になれるとも思えなかった。
完成度の高い、やり甲斐のあるゲームとはとても言えない。
システムの説明がろくにされない上、難易度調整がいびつで、慣れないうちは訳も分からず死んでしまうが、慣れるとシステムの穴を突いて軍事基地を一人で制圧するのも難しくない。
リプレイ性の低さや操作の単調さも面白味を削ぐのに一役買っている。
とはいえ、本作は「戦災シミュレーション」であり、終わりの見えないストレスに鬱々と耐える、紛争難民の悲惨さ、無力さを追体験するものである。
この点で見れば、先に挙げた問題点もテーマ性の表現としては効果的なものが多く、戦災の追体験としては成功していると言える。
鬱ゲーでもあり、ストレス要素が強いことは確かだが、それこそがゲームのテーマ性を際立たせている、という特異な状況が本作の評価を難しくしている。
*1 発売より1週間無料で配布された
*2 オリジナル・サウンドトラック付き
*3 「共感性」というステータスがあり、これが高いほど「会話」コマンドでの士気回復量が大きいのだが、同時に他キャラの士気低下にも影響されやすいので共倒れになることが多い。
*4 「反乱軍に加わらないように」というもの
*5 手伝いに貸し出している間は体調が変わらないので、むしろ医薬品が無い間の時間稼ぎとして利用可能。
*6 2周年記念アップデートで追加
*7 脱出エンドは探索中に特定のNPCと接触し、その後「宝石」を10個集めて渡すとエンディングとなる。
*8 ついでにプレイヤーの気もあまり咎めない
*9 ほとんどのキャラクターはゲーム開始時に怪我か病気を持っている。
*10 冬将軍時は別マップ判定になるのか一部資材が復活するが
*11 エディットキャラ用の特技