キュイーン

【きゅいーん】

ジャンル シューティング
対応機種 PlayStation
発売・開発元 メディアエンターテイメント
発売日 1996年5月31日
定価 5,800円
プレイ人数 1~2人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
※ゲームアーカイブスで付加
配信 ゲームアーカイブス:2010年1月13日/628円
廉価版 2000年2月24日
判定 良作
ポイント "掃除機"で戦う横スクロールSTG
表向きは児童向けソフト、だけど中身は本格的
意外に丁寧な作りが支持を得てプレミア化


概要

PS初期にひっそりと発売されたシューティングゲーム。主人公は幼い兄妹で、絵本の世界を掃除機に乗って冒険する。
製作は、後に『コワイシャシン ~心霊写真奇譚~』『焼肉奉行』などを手がけるメディアエンターテイメント。

パッケージはいかにも幼児向けといった雰囲気で、グラフィックも簡素な作りとなっている。
大人が見るとスルーしてしまいそうだが、実際のゲーム性は本格的で、出荷本数に対する支持の高さから中古価格も高騰している。PSを代表するプレミアソフトの一角である。


あらすじ

掃除と読書が大好きな「ひろ君」と「あいちゃん」はとっても仲のよい兄妹です。今日はお母さんがお出かけで二人でお留守番をしなくてはなりません。二人はいつものようにお部屋の掃除を大好きな掃除機「あかねちゃん」ですませると、お父さんに買ってもらった「よいこの童話」を読み始めました。

どれくらい時間がたったでしょうか、二人が夢中で読書をしていると、どこからか不思議な声が聞こえてきました。

「ひろ君、あいちゃん」

「だれ、ぼくたちの名前をよぶのは?」

「ぼくは君たちが読んでいる本の妖精さ」

「本の妖精さん?ぼくたちになにかご用ですか?」

「この本が悪い魔法使いに支配されてしまったんだ。そこでこの本を世界で一番好きな君たちに魔法使いをおしおきしてほしいんだよ」

「ふーん、よくあるお話しなんだね」

「それで、どうやって魔法使いさんをおしおきするの?」

「魔法の乗り物にのるんだ。乗り物は何がいい?すごい戦闘機でも、かっこいいロボットでも、なんでもいいよ」

「えーっとね‥‥。あかねちゃんがいいな」

「あかねちゃん?」

「うん、掃除機のあかねちゃん」

「‥‥」

「あかねちゃんじゃダメなの?」

「あ、いやいや。OKOK。それじゃ、ひろ君とあいちゃんを本の世界に呼ぶからね」

「うん」

「さぁ、目をつぶって」

こうして、ひろ君とあいちゃんは掃除機のあかねちゃんと一緒に童話の世界で戦うことになりました。果たして二人は悪い魔法使いをこらしめることができるでしょうか?

(取扱説明書より引用)

  • なおあらすじには出てこないが、あいちゃん(2P)の使う掃除機には「しろーくん」という名前が付いている。

特徴

  • 構成
    • 全7面の横スクロールSTG。悪い魔法使いによってめちゃくちゃにされた絵本の世界を戻すため、各地のボスを倒して魔法使いをこらしめに向かう。
    • 舞台はグリム童話がモチーフとなっている。「かえるの王様」「マリアの子ども」「赤ずきん」「白雪姫」「忠義者のヨハネス」「ブレーメンの音楽隊」の世界を順に攻略し、最後は魔法使いが生み出した異世界に突入する。
    • 難易度は「かんたん」「がんばる」の2種類。
    • メモリーカードを使うことで、スコアランキングの保存ができる。
    • 残機は2~4で選択可能。エクステンドする手段は一切無い。
      • 残機がゼロの時にミスするとゲームオーバーとなる。ただしペナルティは得点が0にされるのみで、コンティニュー時は直近の再開ポイントから続行可能である。
      • コンティニューした後もその時のハイスコアは破棄されず、ゲーム終了時にランキングへと反映させる事ができる。
    • 2人プレイ対応。
      • どちらかのプレイ中、好きなタイミングでもう片方がスタートボタンを押すと、途中参加ができる。
      • 残り人数がゼロになった後も、好きなタイミングで再突入が可能。ただしスコアは0点となる。
    • 周回プレイは存在しない。
  • 攻撃
    • ×ボタンでショット(連射可能)。デフォルトでは前方へ連射される1WAY弾となる。
    • 道中にはたまに武器アイテムが落ちていて、回収すると攻撃方法が変更される。
      • これらは手負いの状態だと回復アイテムに変わってしまい、出現しなくなってしまう。もし手負い状態で武器アイテムを入手すると、一気に回復ができる(早い話が『スーパーマリオブラザーズ』のような仕様)。
      • 武器アイテムが落ちている場所は固定だが、その種類は毎回ランダムに変わる。特にボス戦前には大量に落ちている事が多く、好きな装備を手に入れやすい。ただし中身がダブる事もある。
      • ミスすると、入手した武器アイテムは失われてしまう。
    • ◻︎ボタンを押すと、背後に掃除機のコードを伸ばして攻撃できる(連射可)。
      • 連射速度は遅く、リーチも短いが、そのぶん威力は高い。
    • いわゆるボムとして、○ボタンを押すとゲージを一本消費し、前面に扇状の攻撃を放って敵を一掃するクリア砲を放つ。
      • 使用中の数秒間は無敵。
      • ゲージは各ステージの開始時に満タンの3本所持でスタートし、消費した場合は後述の吸引によってチャージできる。
      • 威力はゲージの溜まり具合によって3段階に分かれており、弱いと範囲が狭くなる。
      • 難易度「かんたん」の場合、手負いの状態で発射すると回復アイテムが流れてくるため、安全に態勢を建て直せる。
  • 吸引
    • 本作最大の特徴。『キュイーン』というタイトルもまた、掃除機の駆動音を"吸引"に引っ掛けたダジャレである。
    • 今作では掃除機の先端に敵や弾を合わせると、それを自動で吸い込んでくれる。
      • 敵を吸い込む場合、体力に関係無く一撃で倒す事ができる。
      • ただしどんな敵や弾でも吸い込めるわけではない。吸い込める敵には青の、そうでない敵には赤のエフェクトがちらついている。
    • 敵を吸い込む事で、クリア砲のゲージが蓄積されていく。このため、冒険を進めるうえでほぼ必須のアクションとなる。
    • ショットで倒すよりも、吸引で倒す方が高得点となる。
      • なので、稼ぎを行う場合は積極的に吸引していく必要がある。
  • 体力
    • 体力は2段階。一度でも攻撃を喰らうと掃除機が故障し、その状態でさらに喰らうと1ミスになる。
      • 故障時はショットの威力が下がり、吸引もできなくなってしまう。
    • 故障状態は道中に落ちている救急箱を取る事で回復できる。
      • 「かんたん」モードでは故障してすぐに救急箱が流れてくるので立て直しやすい。『ツインビー』のようなシステムである。
    • 壁や床に接触してもダメージは無い。
  • ショットの種類
    • 左のカッコはゲーム内の表示。
    • (V)バルカン
      • 前方3WAY弾。説明書には「威力は弱い」と書かれているが、3WAY分全てヒットさせた時のダメージ効率は高く、弱さは感じさせない。本作の攻撃は1WAYが中心なので、かゆいところに手がとどく。
    • (L)レーザー
      • 直線状の貫通弾を発射する。威力は高いが連射速度が遅く、道中で使いこなすのはややコツがいる。後述するバグのため、ステージ6序盤は完全な地雷装備である。
    • (H)ホーミング
      • 誘導弾。画面内の敵を自動で追尾して攻撃する。威力は他のショットと殆ど変わらず、全ショット中で文句なしの最強性能なので、見つけたら是非取っておきたい。
    • (R)ラピッド
      • 通常ショットの高速版。全ショット最高のダメージ効率を発揮し、1列でやってくる雑魚敵の一掃にも効果的。
  • 裏技
    • タイトル画面最初のオプションをL1+R1+STARTで選択すると、ステージ選択の項目が出現する。これを設定してゲームを始めると、選んだステージのみ遊べる。
      • ただし最終ステージは選択できない。
    • このほか連射機能の項目があるが、実際はやられ時の自動ボム使用をONにするのみ。
      • そもそも本作は元から自動連射が実装されている。この項目名は開発段階の名残だろうか?
      • クリア砲の使用タイミングを選べなくなるため、実際の機能もあまり使えるものでは無い。

評価点

  • 意外な駆け引きがアツい吸引システム
    • 吸引は敵を一撃で倒す事ができ、上手く決まると爽快感が強い。
    • 掃除機は多くの敵弾を吸引してくれるため、弾幕避けのテクニックが無くてもゴリ押しが効くようになっており、STGに不慣れなプレイヤーも安心して楽しめる。
      • 故障状態では吸引できなくなるが、「かんたん」モードではクリア砲で救急箱を回収できるため、リカバリーは難しくない。
    • とはいえ決して乱用できるものではない。吸い込み範囲は広くないため、上手く使わないと敵を倒しきれず、画面が弾でいっぱいになってしまう。
      • 吸引とのバランスをとるためか、本作は雑魚敵の数が多い。
    • しかし敵を吸い込まなければゲージは回復できないため、適度に敵を吸引しなければならない。そのタイミングは重要で、プレイヤーのアドリブ力が試される。
    • 敵を吸い込めるかどうかに応じた戦略の見極めも楽しい。
      • ショットで倒すと弾を散らす敵もいるので、それを吸引して安全に進むのも戦略の一つである。
    • 遠距離なら簡単に倒せる敵でも、吸引する場合には近づかなければならない。近距離ほどリターンが増えるという、STGらしい駆け引きが盛り込まれている。
    • ゲーム序盤は適当に弾を撃っているだけで容易に突破できるが、稼ぎを求めて吸引を狙うと一気に難易度が跳ね上がる。プレイヤーの実力に応じて、適度なやりごたえを味わえる。
  • シューティングゲームに不慣れな人でも楽しめる配慮
    • コンティニュー時はミス時と同じポイントから再開でき、ゲームオーバーのペナルティは得点がリセットされる事のみ。つまり、残機の概念は殆ど気にしなくて良い。
      • スコアラーやノーコンティニュー狙いのプレイヤー以外は残機を気にせず、ストレスフリーな冒険を楽しめる。
    • 難しい局面のフォローも忘れていない。
      • 途中、狭い通路をイライラ棒のごとく通り抜ける難所があるのだが、スタッフも難しいと感じたのか、大胆にも喰らい判定のヒットボックスを可視化してくれる。
      • 形態変化を繰り返すボスは、再戦の際に途中の形態から再開してくれる。
  • 優れたゲームバランス
    • 本作は難易度曲線の振れ幅が広い。序盤はとっつきやすく、終盤は大きなやりがいを感じられる。
    • ゲーム序盤は難易度が低く、安全優先で行動すれば死ぬことのない調整がされている。ゲームシステムの基礎を身につけるのに最適である。
      • かと言って、慣れたプレイヤーにとって作業ゲーになってしまうというわけでもない。工夫次第で手応えを味わえるのは先述した通りである。
    • 見た目通りの簡単なゲームかと思いきや、2面からは敵が大量に押し寄せてくる。強力武器をもってしても倒しきれず、吸引の使い方や弾避けを考えさせられる絶妙な難易度となっていく。
    • 6面からは相当に難しく、根気よく挑んでパターンを掴まなければ突破できない。その分、突破できた時は痛快である。
      • 特にラスボスはノーミス狙いにおいてかなりの強敵として名高い。
  • プレイ意欲を掻き立てるUI面
    • 当時のSTGとしては珍しく、中ボス以上の敵は耐久力を数値で可視化してくれる。
      • 戦略を立てやすいのはもちろんのこと、達成度を把握できるおかげで再戦の意欲を保ちやすい。
    • 敵を倒すたびに獲得スコアが表示されるので、スコアアタックの戦略が立てやすい。
      • クリア砲を使うと大量の0が表示され、「簡単に倒せるけどスコアは入らない」という仕様がわかりやすくなっている。
    • ランキングのデフォルト1位は、ノーコンティニューでそれなりに進められる実力を身につけて届くボーダーに設定されている。スコアランキングで強調される事も加わって、初心者脱却のやりこみ要素としてちょうど良い。
  • 裏技のステージ選択は、隠し要素とするには勿体ない良機能である。
    • まず特定のステージを重点的に練習できるため、ノーコンティニュークリアの練習に最適である。
      • 通常プレイでは序盤のステージを繰り返し遊ぶことになってしまうが、このモードだとそうした煩わしさが無い。
    • 1ステージだけなら10分程度で終わるため、軽く遊びたい時には丁度良いボリュームに収まっている。
    • このモードではコンティニューしても中間地点から再開できないため、本編よりも緊張感が増している。
    • ステージごとにハイスコアを記録してくれるので、達成感も得られる。
  • 演出面
    • どのステージも元ネタに合わせてちょっとしたストーリー仕立てになっており、プレイヤーを飽きさせない。
    • 童話に応じたさまざまな世界観を体験でき、時にはびっくりするようなギミックも仕込まれている。

賛否両論点

  • シュールすぎる世界観
    • 「悪い魔法使いにめちゃくちゃにされた」という設定ゆえに、どのステージも何かしら混沌としている。
      • 例えば巨大な女の子が出てきたり、紙飛行機やシャツが襲ってきたりする。
    • 後述するグラフィックのチープさもあってちょっと不気味に感じられる。
  • ステージ2「マリアの子ども」は真面目なクリスチャンに怒られそうな描写が多い。
    • 序盤に出てくる天国は、明らかにギリシャの建築様式である。
    • キリスト教は一神教なのに、沢山の神様が連なった彫像が襲ってくる。
    • 最後は鬼のような形相になったマリアが赤子のキリストを抱きながら襲いかかってきて、プレイヤーはこれを倒さなければならない。
      • というか、故人となったマリア*1が赤子のキリストを抱いている時点で突っ込みどころ満載である。
    • 洋ゲーにはしばしば「勘違いだらけのステレオタイプな日本」が登場するが、この描写はその逆バージョンと言えるかもしれない。
      • ましてボス戦に至っては、キリスト教圏の欧米市場でやったら苦情が来そうな……。

問題点

  • 難易度が明らかに子供向きではない。
    • 難易度は2段階あるが、「かんたん」でさえ後半は大人でも手を焼くレベル。未就学児~小学校低学年をメインターゲットとしたゲーム*2にしては流石に厳しい。
      • まして「がんばる」に至っては、シューティングの腕前が無いとコンティニューしてもクリア困難である。
    • 特に厳しいのは6面中ボスの群体トマトと、ラスボスの"悪い魔法使い"。
      • 前者は前後のボスや道中と比べても極端に難易度が高い。動きのランダム性が強く、巨大な体で自機に近づいてくるので中々に厄介である。直前の道中には弾を弾く障害物と大量の敵がいて、万全の状態で戦うこともままならない。形態が多く長期戦は必至で、第4形態は難易度の高い弾幕避けを要求される。
      • ラスボスはかなりの体力を持っており、召喚した雑魚敵と同時攻撃を仕掛けてプレイヤーを翻弄する。トマトに比べるとパターンを掴みやすく、根気よくコンティニューを繰り返せば勝てるバランスに収まっているが、ノーミスで越えるのは至難の業。
    • 進行度のセーブが不可能でありながら、初見時はクリアに何時間かかかってしまう(先述の中ボスやラスボスにどの程度苦戦するかどうかでも前後する)。子供が1日に許されたゲームの時間で突破するにはキツい。
      • 逆に、コンティニューありきで時間をかければ突破できる難易度には収まっているので、自由にゲームを遊べる大人がやる分にはさほど問題無い。
      • 一度攻略法を掴んでしまえば、1時間程度で1周できるバランスに収まっている。
    • 2人プレイなら難易度が緩和されるので、兄弟や友達と休みの日にわいわい遊ぶゲームと言えるかもしれない。
  • レーザー治療バグ
    • 上述の群体トマトにレーザーを撃ち込むと、たまに体力が大量回復*3してしまう。
    • 発生条件は不明だが、少なくとも第1形態や第4形態で確認でき、それなりの頻度で発生するため、レーザーでのトマト撃破は困難に近い。ただでさえキツいボスにもかかわらず、武器が一つ封印されてしまう。
    • レーザーを使う頻度は低いものの、間違って入手すると悲惨である。トマト戦の弾避けはシビアなため、うっかり入手してしまうことも……。
  • グラフィック表現が総じて安っぽい。
    • 特に拡大縮小の安易な多用が目に付く。ゲーム内に限らず、タイトルやロード画面でも執拗に使われている。
      • スプライト変形はゲーム機の進化の賜物ではあるものの、多用するとジャギーが目立ってしまい、逆に汚く見えてしまうものである。
    • ムービーなどで使われている3DCGも、当時の教育ソフトにありがちな低クオリティのものである。
      • 背景や敵は全てドット絵なのに対し、自機だけはプリレンダ3DCGで描かれているため、悪い意味で浮いてしまっている。
    • 吸い込みを判別するエフェクトやダメージエフェクト、掃除機先端の空気の流れなど、過剰なちらつきが視認性を妨げている。
      • 弾除けや敵避けに支障が出ていて、慣れが必要となる。
    • フォローしておくと、ドット絵のクオリティは標準的で悪くない。
      • 3面ボスの狼は敗北時にコミカルなアニメーションを見せてくれるし、4面ボスの白雪姫はかわいらしく描かれている。
  • UI面の不備
    • ゲームを途中終了する手段が無く、ソフトリセットや自爆コマンドなども存在しない。
      • 序盤でミスしてやり直したいときは、わざわざ本体をリセットしなければならない。
    • キーコンフィグ不可。
      • ショットが×、ボムが○で固定のため同時押しがしづらく、敵に当たりそうな時にコンマ数秒で回避が間に合わない事がある。
      • 真面目にやりこむのであれば、×と○が隣り合ったアケコンを使用した方が良いかもしれない。どこまで本格的なゲームなのだろう……。
    • チュートリアルやランキングが自由に見られない。
      • 見るにはタイトル画面を1分半近く放置する必要があり、オプションから見る事ができない。
      • チュートリアルは説明書で「ゼッタイ見てね!」と紹介されており、ランキングもメモリーカードを通じて友達に見せ合う要素として推されているが、それにしては閲覧に難がある。
      • ランキングはゲームオーバーになる事でも見られるが、敵に近づくと吸引してしまう仕様のせいで自爆も意外と面倒。

総評

「ひょうたんから駒」とはよく言ったもので、パッケージの世界観からは想像できない手堅さが楽しめる一作。
肝心の子供が遊ぶには厳しいものの、作り込みはとても丁寧で、ゲーム好きの大人が手に取る分にはきちんとした面白さが保証されている。STG慣れしていないプレイヤーであっても、様々な親切設計のおかげで気軽に楽しむことが可能である。


余談

  • パッケージを一新したベスト版が発売されている。
    • 初期版は画質の低いセル画だったが、後期版では同じ構図の新規イラストが書き下ろされている。
    • それでも出荷本数は多くなく、同様にプレミアが付いているので注意。
      • 廉価版が出ても値崩れしないのは本作だけでなく、『コットン』シリーズでも見られた現象である。
  • オプションでサウンドテストが楽しめるが、その選曲番号は何故か「02」から始まっている。
    • 本作はCD-DA音源を採用していて、ディスクのCD音源を再生している。どうやらCDプレイヤーに入れた時のトラック番号をそのまま表示しているらしく、01はデータ用トラックなので欠番になったものと思われる。

2021年現在はゲームアーカイブスで入手可能なので、コレクター以外はこちらの購入が推奨される。*4

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最終更新:2022年07月24日 09:09

*1 原典となる「マリアの子ども」は、マリアが既に聖母として伝わっている時代の話である。

*2 ひろ君は6歳の小学生(※背中にランドセルを背負ったアートワークが存在する)で、あいちゃんは5歳である。

*3 HPの初期値が約5000なのに対し、2000ほど回復する。回復させ続けると、初期値以上の値を叩き出す事も。

*4 音源がCD再生できるので、サントラとしても使いたい場合は実物の購入も選択肢に入る。