【こっとん ふぁんたすてぃっく ないと どりーむす】
ジャンル | シューティング | ![]() |
対応機種 | アーケード (セガ・システム16B) | |
発売元 | セガ・エンタープライゼス | |
開発元 | サクセス | |
稼働開始日 | 1991年3月 | |
プレイ人数 | 1~2人(交互交代プレイ) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
萌え系STGの先駆者 コミカルなデモシーン 硬派なゲームバランス |
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コットンシリーズ 初代 / 100% / パノラマ / 2 / ブーメラン / レインボー / マジカルパチンコ / ロックンロール |
ホウキに乗った魔女っ子コットンを操作し、ステージを突破していく横スクロールSTG。
現在では「萌え系STGの先駆者的作品」と言われているが、見た目と違って硬派な難易度とステージの合間に挟まれるコミカルなデモシーンで人気を獲得した一作である。
ある日突然、闇の波動が光のプリズムを吸い込み始めてしまい、世界は夜の闇に閉ざされ、人々は不安な生活を送っていた。
…が、そんな事には全く無関心な魔法使いナタ・デ・コットン(*1)の前に、妖精シルクが現れ、コットンに世界を救ってもらおうとするもコットンは無視。
仕方なくコットンの大大・大好物である妖精界の特産品「WILLOW」(*2)を餌に、コットンに戦ってくれるよう説得し、まんまと釣られたコットンはシルクと共に旅立つのだった。
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コミカルなデモシーンが非常に印象に残りやすく、横STGとしても歯ごたえのある難易度で、多くのファンを獲得した作品である。
「魔女っ子STG」はこの後『マジカルチェイス』『ガンバード』『トラブル☆ウィッチーズ』などのフォロワーも登場しているため、ある種の始祖作品という重要な立ち位置にある作品と言える。
*1 フルネームが公開されたのはSFC版『コットン100%』から。
*2 キャンディのような形をしたお菓子と思われる食品。モチーフは名古屋名物の「ういろう」だが、コットンが客演した『トラブル☆ウィッチーズ Origin!』では「ういろうとは全くの別物」と明確に否定されている。
*3 本シリーズのストーリーは一部作品を除いて基本的にこの流れで進行していく。
*4 ザコ敵に張り付き攻撃中の個体は、張り付き攻撃を中断してコットンの方へ戻っていく。
*5 7面は道中がなくラスボス戦のみ。
*6 例として『グラディウス』シリーズにおける菱形の弾
*7 妖精の自爆演出が入るため、実際は少し進んだ状態から再開できる。
*8 レバー入力で軌道を制御可能だが、ボム自体の判定が小さめであるため。強化して地形滑走がつくと道中においては使い勝手が改善されるが、ボス戦ではボムが弱点に届かない事が多いため、結局ショット連射に頼ることになる。
*9 「WASI303」の名で知られるサクセスのサウンドクリエイター
*10 当時のBeepメガドライブ誌によるとセガ社内で開発される予定だったらしい。
*11 サクセス創立40周年記念サイトによるとハードスペックの都合から移植を断念して、新作へ方向転換したとのこと。
*12 出荷数は約4000本と言われており、海外版すら存在しないので、海外のマニアからも需要があるので余計拍車を掛けている。
*13 デフォルトでは残機なしだが設定で残機ありにすることも可能。
*14 その為発表当初タイトルは『パノラマコットン2』であった。
*15 アニメ、妖精のボイス共にオプションでオンオフ切り替え可能。余談だが、『2/ブーメラン』除いてコットン役の声優を担当した由口貴恵氏が参加した最後の作品である。
*16 なお、本作の魔法攻撃の中に妖精が星を持ちながら突撃して大爆発を起こすものがあり、これを発動させると即離脱する。
*17 何故かオープニング/エンディングのアニメは作画崩れが目立つ。一方ステージ間デモのアニメは作画が安定している。
*18 ただしこれは『2』のマイナーチェンジ版である『ブーメラン』を除いた場合で『ブーメラン』も含めると7作目になる。
*19 元々は家庭用版の店舗別特典キャラ。家庭用版とアーケード版では性能が異なり、家庭用版ではコットンと同性能のガワ替えキャラだったが、アーケード版ではコットンをベースに移動速度&火力アップとピーキーな味付けになっている。
*20 exA-Arcadia版の一部モードを除いて500万点毎にエクステンド
*21 ファインも才波リアに並んでスコア稼ぎ能力が高いが、ボムが無いことやタイムシステムの特殊性等からクリア難易度は全キャラクター中最も高いとされている。
*22 「コットンとシルク」に合わせた状態で下段の左から3つ目のボタンを押しながら決定。
*23 全キャラ共通で水着、私服、制服の3種類。なお、コットンの私服グラフィックはいつもの青ローブを纏った姿。