ザフライーングトラベラージャーニービヨンドタイム
【ざふらいーんぐとらべらー じゃーにーびよんどたいむ】
ザフライーングトラベラジャーニービヨンドタイムー
【ざふらいーんぐとらべら じゃーにーびよんどたいむー】
| ジャンル | アクション、アドベンチャー |  | 
| 対応機種 | Xbox One Nintendo Switch
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| メディア | ダウンロード専売 | 
| 発売元 | 【One】EpiXR Games 【Switch】Forever Entertainment
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| 開発元 | EpiXR Games | 
| 発売日 | 2021年2月25日 | 
| 定価(税込) | 【One】1150円 【Switch】999円
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| プレイ人数 | 1人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | IARC 3+ | 
| 備考 | 日本語非対応 | 
| 判定 | クソゲー | 
| ポイント | 全クリアまで30分程度 アクション性が若干高いが…
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| Aeryシリーズリンク | 
 
概要
小鳥を三人称視点で操作し幻想的な世界を散策するゲーム。
本作はWindows/MacOS用のゲームとしてDL配信されている『Aery』シリーズの4作目である『Aery - Journey Beyond Time』のCS機移植版。
Switch版・One版が同日発売となった。Switch版は『ザフライーングトラベラージャーニービヨンドタイム』、One版のタイトルは『ザフライーングトラベラジャーニービヨンドタイムー』と微妙に邦題のタイトル表記が異なる。
システム
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『Aery - 小鳥の冒険』と大まかなシステムは共通。
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三人称視点で飛行する鳥の舵取りを行う。加速減速はできず、左右スティックで方向転換のみを行える。
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全12ステージから成る。
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1つのステージごとに羽マークのアイテムが隠されており、それを鳥が触って集めきることでステージクリア。次のステージに進める。
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羽マークは原則、最初から各所に散在している。「1つだけ出現しており、そのひとつをとるとまた次が出現」といったパターンで現れる場合もある。
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障害物に触れたりすると、ステージのスタート地点からやり直し。各ステージにリスタート地点はない。
 
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変更点・特色
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ステージのデザインは古代、現代、未来といった地球の歴史にまつわるもの。石器時代や戦争、近未来都市といった地形を飛行することができる。
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羽マークのグラフィックが変更となった。離れた場所に光のオーラを飛ばすようになったので、やや見つけやすくなった。
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鳥の最大飛行速度が速くなった。
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ステージの端から出ようとするとUターンするのではなく、スタート地点にワープさせられるようになった。
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羽マークをとるごとに、画面下に英語の字幕とそれを読み上げるボイスが流れる。世界の変容、人間の進化、それがもたらす未来についての小話を楽しめる。
 
問題点
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ゲームとして
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相変わらずやれることが鳥の舵取りのみで、アクションゲームとしてやれることが少なすぎる。
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本作のゲームとしてのオリジナリティがそもそもほぼ皆無。人間の技術・変容、これからの未来についての小話を付加価値と感じられるかどうか、といったレベル。
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小話も日本語非対応。一応英語の字幕で表記しているので、英語が得意な人なら楽しめるかもしれないが。
 
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ボリュームも大してない。効率よくプレイすればこのゲームも30分ほどで完全クリア可能。
 
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ステージ設計
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タイムスリップをテーマに各種ステージを飛び回ることにはなるが、そのステージのデザインも恐竜がすむ島、古代都市や未来都市といったように、散々創作では使いまわされたような没個性的なもの。
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ステージ中のギミックが静止していることが多い。
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各ステージに生き物が登場することがあるが、石像のように動かないケースが多く不自然。空中を舞うはずのプテラノドンやドローンも空中のとある一箇所に固定されている。
 
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その他
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近未来都市をかたどったステージの難易度が高い。電線や小さなドローンが空中に静置されているほか、配色が暗いので空にとけこんで見つけづらい。そのためこのステージのみやたらと障害物にぶつかってやり直しになりやすい。
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原始時代風のステージでは一部の障害物にぶつかってもワープされず、ステージを最初からやり直さなければならなくなるバグがある。
 
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エンドロールの類も存在しない。最後のステージをクリアすると何事も無かったかのように最初の画面に戻される。
賛否両論点
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障害物にぶつかりやすいゲーム構造となった。
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羽マークをマップの端に隠すような意地悪はしてこないが、物陰に隠すように配置する傾向が強い。そのため、鳥の舵取りをしっかりしないとあっという間に障害物にぶつかってミスとなりうるので良い意味での緊張感にはつながっている。
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鳥のスピードもなかなか速い。ただし障害物をかわしつつ進まなくて成らないような地形をプレイする以上、マイナスに感じられる可能性もありうる。
 
評価点
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羽マークは見つけやすい
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システムで述べたとおり、本作の羽マークは離れたところにも光のオーラのようなものを飛ばしている。
 
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遠景に見える空の表現は良好。実際の空とそっくりに見える。
総評
インパクトに欠けるマップをバックに、ただただ小鳥を舵取りして舞わせるだけのゲーム。
褒められる点を挙げるなら、日本語非対応の小話があり、クリアに必要な羽マークは見つけやすい、と、その程度しかない。
最終更新:2022年12月03日 22:33