Aery - 小鳥の冒険
【えありー ことりのぼうけん】
ザフライーングトラベラーリトルバードアドベンチャー
【ざふらいーんぐとらべらーりとるばーどあどべんちゃー】
| ジャンル | アクション、アドベンチャー | XBOXより ニンテンドーeshopより
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| 対応機種 | Xbox One Nintendo Switch
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| メディア | ダウンロード専売 | 
| 発売・開発元 | EpiXR Games | 
| 発売日 | 【One】2019年12月20日 【Switch】2021年2月18日
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| 定価(税込) | 【One】820円 【Switch】649円
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| プレイ人数 | 1人 | 
| セーブデータ | 1個 | 
| レーティング | IARC:3+ | 
| 備考 | 日本語非対応 PS4版は海外専売
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| 判定 | クソゲー | 
| ポイント | 全クリアまで30分程度 鳥の動きが遅い
 リスタート地点の類なし
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| Aeryシリーズリンク | 
 
概要
Aeryは、小鳥を3人称視点で操作し幻想的な世界を散策するゲーム。
多忙な日常から離れてリラックスできることをコンセプトとしている。
本作はWindows/MacOS用のゲームとしてDL配信されている『Aery』シリーズの1作目である『Aery - Little Bird Adventure』のCS機移植版。
システム
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空飛ぶ鳥を3人称視点で操る。加速減速は行うことが出来ず、左右スティックで鳥の方向転換のみを行うことが可能。
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全8ステージから成る。
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障害物や地面・水面に鳥が触れると各ステージのスタート地点からやりなおし。リスタート地点は存在しない。
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ステージクリアに関して
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各ステージには、羽のマークが散らばるように配置されており、すべて集めると次のステージに進める。
 
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各ステージの地の果てに飛び去ろうとすると、鳥が自動的にUターンして引き返し始める。
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ステージの開始時、本作のストーリーと思しき英語テキストが画面に表記される。
問題点
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ゲーム性の薄さ、変化の乏しいゲーム構造
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きれいな景色を楽しむ、羽のマークを探す以外にプレイする意義が乏しい。景色を楽しみながらマークを探すのも難しい。
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効率よくプレイすると、30分程度で全クリアするボリュームしかない。
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鳥が達することが出来る限界高度もあまり高くなく、幻想的な地形を高いところから見下ろすといったこともできない。
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理不尽な難易度になっていないだけマシだが、障害物にぶつからないような緊張感のある駆け引きができるような場面も殆どない。
 
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方向転換以外の操作ができない
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鳥の加速・減速は不可能。キリモミ回転させることが出来るが特に意味は無い。そのためアクションゲームとしてほぼ成立していないと言わざるを得ない
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カメラアングルも、常に鳥の後ろからのアングルとなっているので、プレイヤーが能動的に変えることも出来ない。
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鳥の動きも遅いので、鳥を取り囲む景色がなかなか変わらない。鳥ならではのアクロバティックなアクションを決める機会も一切無く、ただただのんびり前に進む鳥の舵取りをするだけになってしまっている。
 
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リスタート地点関連
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システムにも記したが、障害物に触れるとステージの出発地点からやり直し。
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本作の難易度は低めではあるが、羽のマークを取り損ねて地形にぶつかったりするとタイムロスがひどいことに。スタート地点から離れているマークで失敗すると尚更。
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デスルーラに使えなくは無いが、スタート地点付近に戻りたい理由が本作中にあるかは不明。
 
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羽のマークの配置
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1つずつ順番に出現するのではなく、最初からすべて出現している。こちらがどういった順番でマークを回収するかによっては、見逃されるマークというものも出てくることになる。また取り漏らしたときにわざわざ戻るのが手間となる。
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行くことのできる場所とそうでない遠景の区別がしづらい。彼方の景色としてそびえるピラミッドの頂上に隠してあるような意地悪な配置もある。
 
評価点
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幻想的なマップ構成
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ピンクのクリスタルのような物体が柱状節理をなして形成される峡谷、浮遊する島、実体を持たない地形など、この世に存在しないような事象のそばを飛べる。
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雲の中に入ったとき、霧に包まれるエフェクトが出てくるといった工夫がある。
 
総評
羽のマークを探すか、景色を眺めるだけのゲーム。
鳥の操作にアクションゲームらしさはほぼなく、本作のゲームとしての価値と言えばせいぜい幻想的な風景の中を飛べるというだけであり、昨今のゲームとしてはオリジナリティはほぼ皆無と言わざるを得ない。
余談
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Switch版も配信されている。内容はOne版と同一だが、タイトルは『ザフライーングトラベラーリトルバードアドベンチャー』。読みにくい。
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シリーズ4作目『Aery - A Journey Beyond Time』のOne版タイトルも『ザフライーングトラベラジャーニービヨンドタイムー』となっている。本作と同様の『Aery - 時を越える旅』とかでいいのに……。
 
最終更新:2024年01月23日 16:52