今日は休みます。

【きょうはやすみます】

ジャンル アクションゲーム
対応機種 Android 4.1以上
iOS 8.0以降
発売元 ポノス
定価 無料(課金なし)
レーティング Android 7歳以上
iPhone 9歳以上
配信 2017年12月12日
判定 良作
バカゲー
ポイント 休みたいがために椅子にジェット噴射機を付けて逃げる社員
終始繰り広げられる上司とのカオスなチャット
姿勢制御を駆使する飽きの来ないアクション性
ポノス配信作品


どこにいても、概要でわかるんですよ?

にゃんこ大戦争』でおなじみ、PONOSが発売したスマートフォン向け横スクロールアクション。
2017年に配信が開始され、100万ダウンロード以上を突破している。


どういうゲームですか?

  • 「今日は休みます。」とLINEのようにメッセージ送信した後ジェット噴射機をつけたオフィスチェアに座りながら対面に座っている同じくジェット噴射機をチェアに付けた上司から逃げるというもの。対面に座っているならメッセージで送る必要はあるのだろうか…?
    • 操作する社員と追ってくる上司は黒一色のピクトグラムのようなグラフィックで表示され、操作する社員は慣性に合わせて手足がブラブラと揺れる。
    • 頭が地面にぶつかるか、上司に追いつかれてぶつかったら終了。休んだ時間ではなく距離が表示される。
      • そのときにLINE風の社員の一言コメントが表示される。
    • ジェット噴射で進んでいくと斜面が現れる。そこで勢いをつけてジャンプをして椅子の車輪をしっかり触れさせて着地できれば「Not bad!!」から「SUPER INCREDIBLE!!!!!」の5段階でメッセージが送信され*1、その段階に応じて加速する。滞空時間が長いほど評価も高くなる傾向がある。
  • 画面右下に押している間ジェット噴射し続けるボタンがあり、画面左下には押している間腕を回して体全体を反時計回りに傾けるボタンがある*2
    • スマートフォンを横に両手持ちして、左右の親指でそれぞれのボタン操作を行うのが基本。
    • 体を傾けるボタンは接地しているときには無意味だが、特にジャンプ中には体の向きを調節してきちんと着地するために重要なアクションとなる。
    • 姿勢制御には体を傾けるボタンのみではなく、ジェット噴射の出し具合の切り替えも必要となってくる。

バカゲー要素を出すので、話し合いましょう。

  • 本作のバカゲー要素といえば、ゲームのコンセプト全体だろう。基本操作は上で説明したのでここでは背景に見える部分について説明する。
    • 最初はオフィスからはじまるのだが、壁に貼ってあるポスターには「やる気があればもっとできる」とブラック企業にありがちなことが書かれている。
      • このポスターは日本語以外の言語だとエベレストのような山に登っている人間の姿に「HARD WORK」という文章となっている。
    • 道中の背景も最初は「都市」、「式場」といった普通の場所だったものが途中から「にゃんこ大戦争」、「海底」、「地獄」、しまいには「天界」といったような一人の社会人がいたらおかしいような場所が出てくる。
  • 仕事を休んでいる間は画面左上に上司からの説得のチャットが表示される。
    • それとは無関係に、社員は「Not bad!!」や「INCREDIBLE!!!!!」のようなメッセージをひたすら送り続けているだけなので全く会話が成立しておらず、チャット欄は混沌とする。
  • 画面下部には休んだ距離がカウントされているのだが、逃げ続けているとカウントがとてつもない勢いで進み、とても椅子に乗っているとは思えない速度で逃げることになる。
    • 逃げてから1分の時点で既に30000mほど進んでおり、最終的にはロケットの大気圏脱出速度ほどにまで加速する。

早く評価点を言ってください。これは業務命令です。

  • 社員の動きには緻密な物理演算が用いられているようで、手足の振れ方も体全体の動きに反映されており、慣性が強い不規則な動きになる。
    • ジャンプするごとに異なる挙動を取るため、毎回異なる塩梅で姿勢制御をしなければ上手く着地できないようになっている。
    • これにより、操作が単純ながらもシビアになっており、アクションが単調にならずプレイを続けていても飽きにくい。
      • ジャンプ中に安定した姿勢を取って着地するのが基本だが、とても着地までに姿勢を制御できないようなら、敢えて大胆に体を傾けて何回も宙返りし、ちょうど着地する瞬間に良い姿勢になるように狙うことなどもできる。
  • 転倒してしまっても頭を地面に打ち付けない限りはミスにならないので、上司が来る前に姿勢制御を駆使すれば立ち直せる。
    • ボタン操作だけでなく、その場の地形を活かして復活することもでき、逆転性がある。
  • 何度もプレイしたくなるゲーム性
    • コース中に現れる斜面はランダムであり、プレイするたびに新たな感覚を味わえる。
    • ランキングが存在することによってプレイを進める意欲が湧く。
      • そのランキングも総合だけでなく週間ごとのランキングもあるため、すでにカンストしている人を見てやる気を失うことなくその時にプレイしている人と競い合うこともできる。
  • 上司に追われている緊迫感
    • 上司の姿が見えないまま逃げ続けることになるが、常に上司からのチャットが表示されるので、良いプレッシャーとなっている。
      • 上司が自身のすぐ近くまで来るとメッセージの吹き出しが赤くなる。
    • 画面下部中央には自身と上司との距離も表示される。
  • 快適なUI
    • ゲーム全体を通して一切の操作ができなくなる動画広告が挟まれることはなく、ミスした後もワンボタンですぐに再挑戦できる。
    • 途中でポーズして、すぐに最初からやり直すことも可能。

賛否両論点を見つけましたよ。後ろを振り返ってみて下さい。

  • 高くジャンプすると画面が上にスクロールし、地面が見えなくなる
    • 地面に近づくと再び見えるようになるが、落下速度が速いため対応を間に合わせるのが難しくなる。
      • たまたま着地しようとしたところが悪路だと、なおさら理不尽に感じやすい。
    • 高くジャンプしすぎることを制限したり、即座な対応を求められるシビアな操作性の一つとしても評価できるが、大ジャンプしてキレイに着地することによる爽快感は得られにくくなっている。
  • 失敗時に首が飛ぶ演出*3
    • 頭が地面にぶつかってミスしたときに頭部が体から分離し、場合によっては遠くまで転がっていく。
    • バカゲーとして楽しめる演出と取れるが、ピクトグラムのようなグラフィックにより全くグロテスクではないものの、人によっては不快に感じる。

問題点をなめていませんか?

  • 難易度変化に乏しいコース
    • ある程度まで進むと、上司の追いかけるスピードが上がるだけで斜面の傾きが複雑になるなどの難易度上昇はない。
  • ゲーム終了時に表示される自己ベストとランキングは総合に用いられるもののみで、週間のベスト距離とランキングは表示されない。
    • よって、今週のランキングと進んだ距離を確認するためには直接ランキングに行く必要がある。
  • ゲーム開始時に右上に表示される本のアイコンから見られる記録では「送信履歴」と称してゲーム中に送信されたメッセージが表示されるのだが、これまで送信した総数だけ表示しており一度のゲームで最も多く送った回数は表示されない。
    • そのほか表示されるのは休んだ距離の自己ベストと合計のみであり、プレイした回数などは表示されない。
  • 上司が自身のすぐ近くまで来るとメッセージの吹き出しが赤くなるが、何故か離れると元の吹き出しが白いメッセージとなる。
    • どれだけ寛大な人なんだよ上司って…。

このままでは総評に影響しますよ。

仕事を休むためだけにジェット噴射する椅子に乗って逃げる社員と、それをデスクと一緒に追いかけてくる上司。
延々と続くチャット、所構わず高速で追われ追いかけ続ける様はとてつもなくシュールである。

その一方で姿勢制御によって求められるシビアな操作性は、シンプルながらも中毒性が高く、リトライしたくなること請け合い。
2種類のボタン操作だけで気軽にプレイでき、携帯端末で暇潰しにプレイするには最適である。
このゲームであなたも仕事などのストレスから「首が飛ばない程度に」逃げ出して、一休みしてみてはいかがだろうか。

最終更新:2021年11月11日 18:49

*1 そこには顔の絵文字も書かれており、読み上げボイス付きである

*2 ボタンを直接押さなくても上部を除いた画面の右半分、左半分全体にボタン判定がある

*3 免職になることを表す慣用句「首が飛ぶ」とかけていると思われる