鉄道にっぽん! 路線たび 会津鉄道編
【てつどうにっぽん ろせんたび あいづてつどうへん】
| ジャンル | 鉄道運転シミュレーション |  
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| 対応機種 | ニンテンドー3DS | 
| 発売・開発元 | ソニックパワード | 
| 発売日 | 2016年11月24日 | 
| 定価 | 5,800円(税別) | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | 良作 | 
| ポイント | 3DS版『鉄たび』の集大成 運転、資料ともに大ボリューム
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| 鉄道にっぽん! 路線たびシリーズ | 
 
概要
鉄道運転シミュレーターの「鉄たび」シリーズ第8作で、3DSでは最終作。今回は福島県の第三セクター鉄道である会津鉄道が舞台。『近江鉄道編』に続き、複数車両での運転が可能。
システム・独自要素
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前作までと同様、「持ち時間」を切らさないようにうまく列車を運転していく。詳細は別作品記事参照。
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映像は西若松→会津高原尾瀬口の1本。車両は発売時の最新車両であるAT-700形と、JR東日本から譲り受けたキハ40形を改造したAT-400形の2形式。
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本作独自のモードとして「快速走行モード」「観光走行モード」がある。
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快速走行モード…快速列車として通過運転を行う。
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観光走行モード…快速「会津浪漫号」として通過運転を行うが、絶景スポットでの減速・停車といったサービスを行う必要がある。
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どちらも評定は停車駅ごとに行われ、区間走行モードとは別の資料が得られる。
 
 
評価点
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前々作や『ゆいレール編』から引き続き、堅実な仕上がりの運転ゲームになっている。
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前作がとんでもない出来だったために危惧の声も上がったが、元の調子を取り戻すことができた。
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アドバイスは相変わらず親切で、非鉄道ファンにもやりやすい。
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運転評価の要素をしっかり解説してくれるので、A判定が取れるように対策が立てやすい。
 
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運転台の再現度が向上。
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最新鋭車両たるAT-700形では運転台のタッチパネルが再現されており、臨場感がある。
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ノッチ操作音は過去最高の再現度。イヤホンでプレイすれば臨場感を味わえる。
 
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風景の良さ。
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本作は紅葉の季節に撮影されており、乗客と同じ目線で絶景が楽しめる。
 
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資料館では引き続き大ボリュームで会津鉄道沿線の観光施設に関する情報が見られるほか、観光走行モードをクリアすればお座トロ列車車内で流れる映像作品をフルで視聴できる。もはや会津鉄道の減収につながりそうなレベルである。
賛否両論点
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乗客の反応について。
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観光走行モードでは左上に乗客のリアクションが出る。運転操作の目安として使えるが、妙に表示範囲が広いため景色が隠れてしまうことから、いらないという声も。
 
問題点
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JR只見線の区間である会津若松駅~西若松駅間が収録されていない。
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西若松から運転する列車は基本的に会津若松から直通してくるため、不自然さがある。たかだか2区間なので、容量的にも無理ではないはずなのだが…
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『鹿島臨海鉄道編』では直通するJR線の区間も収録していたため、なぜ本作で未収録になったのかは謎である。
 
総評
車両選択の要素が復活し、運転モードも従前のものに戻ったことで評価は上昇。3DS版「鉄たび」の集大成にふさわしい作品となった。
勿論、会津鉄道を乗って残すことが一番だが、遠くに住んでいる人は本作でトロッコ列車気分を味わうのもいいだろう。
最終更新:2025年07月12日 11:09